ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

地元の有権者向けにする「顔見世興行」とでも ?

2017-11-19 06:24:37 | 日記
安倍首相の所信表明演説も終わり、いよいよ国会の始まりです。
気になるというより心配なことは、
〈国会での質問時間を「与党5対野党5」にしたい〉
との自民党の意向です。
11月15日の衆院文部科学委員会の質疑は、「与党1対野党2」の比率で行われ、
先例とはしない、との合意でしたが、今後のことが気になります。

  《国会の場において、政府は審査対象者だ。与党は、その身内である。
   審査員を務めるのが、野党の役割だ。
   質問を発するという仕事は、基本的に野党に帰属する。そのはずである。
   この辺の認識がしっかり出来上がっていない人々には、国会の議場に
   足を踏み入れてほしくない。》
                 (毎日新聞2017・11・18朝刊)
と、同志社大教授・浜矩子氏は述べています

全くもって同感です。
政治家としての良識とか、節度など放棄してしまったのでしょうか。
こちらが 恥ずかしくなってしまいます。

また浜矩子氏は
  《議院内閣制の下で、政府と与党は限りなく一体だ。
   よほど仲間割れが著しい与党なのでなければ、与党議員が政府に向かって
   質問するのは、形式主義的自問自答に過ぎない。》
とも記されています。

菅官房長官は、時間配分に関して、
 「議席数に応じるのは国民からすればもっともだ」
述べていましたが、この方の見識を疑ってしまいます。
何を持って〈国民からすれば もっともだ〉などと言えるのでしょうか。
国会での質問は、まだ国会に身を置いて日の浅い議員が、地元の有権者向けに
する「顔見世興行」とでも、思っているのでしょうか。

呆れてばかりもいられません。
しっかり、これからの国会を注視しなければまだまだ、「ナメラレテ」しまいますから。
                              〈ゴマメのばーば〉
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする