神戸こども将棋教室ブログ

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実戦で実践

2022年02月27日 | 教室
2月の教室も今日が最終日です。
年が明けてもう2か月も経っていることに驚きです(^^;
1日1日を大切にしていきたいと
あらためて思う次第です。



この子は将来強くなるだろうな…と思う子に
共通した特長はいろいろありますが、
そのうちの1つとして
”習ったことや覚えたことを実戦で実践している”
ということが挙げられます。

たとえば、今日の教室でもそうでしたが、
今日の講義で学習した飛落ち定跡を
その後の実戦で挑戦していた子がいました。
低学年の初級位の子ですが、
将来大きく伸びるだろうなと思って見ておりました(^^)

そんなことの何がすごいの?
と思われる方も多いかと思いますが、
これができる子はそれほど多くありません。

これができるためには、
手順を覚える、局面を覚える…といったことが求められるわけですが、
これは想像するほど簡単なことではありません。
よって、今日覚えた定跡を実践しようにもできない…
というのは普通なことです。

また、そもそも、実戦になってしまうと、
いつもの自分の指し慣れた形に進めてしまい、
覚えたばかりの新しいことを採り入れることに
抵抗がある子も一定数います。

将棋に限らずですが、
慣れたモノ、慣れたコトから一旦離れて
新しいモノ、新しいコトを採り入れるのは
結構面倒くさいものです(^^;

だから、指し慣れた形や戦法で指したくなるものですが、
そこばかりに留まるとそれ以上に殻を破ることはできず、
ステップアップは遠ざかります。

惰性に流れそうになる心に抗って、
新しく覚えたことを実戦でトライできる子、
また、自然に好奇心旺盛に
新しい戦法をやってみようと思える子は
どんどんステップアップしていく傾向にあります。

そういう意味で、先述のように、
覚えた定跡や手筋を実戦で指している子を見かけた時は
私自身とても心躍る瞬間でもあります(^^)
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最後まで戦い抜く姿

2022年02月26日 | 教室


今日の教室で印象的だった出来事。

ある子が昇級まであと3勝というところまで
こぎつけておりました。そこで当たった相手は
これまでの対戦成績で分が悪い格上の子。

いつまでも続く大熱戦の末、大敵から勝利を挙げて、
昇級へ向けての難所を乗り切りました。

”これは流れが来てるかな”と私も傍から見ておりましたが
次に当たった対局を覗いてみると苦しい局面を戦っています。

私もずっとその対局ばかりを見ているわけではありませんので、
ほかの対局を見回ったり、手合いを付けたり…して
再びその対局に戻って来てみると、
苦しい局面どころか必敗形の局面になっています。

気の早い子だったら、投了していても
おかしくないくらいの形勢でしたが、
昇級が近づいている対局ということもあってか、
最後まで粘って粘って指し続けています…。

99パーセント負けだとわかっていながら、
指し続けることは苦しみさえ伴いますが、
それでも”あきらめずに戦い抜く”姿勢には
心を打たれるものがありました。

プロの世界では「投了の美学」みたいな考えがあり、
形勢に大差がついた場合には
相手のミス待ちだけの粘りはせず、
潔く投了する不文律があるようです。
しかし、まだまだ発展途上(修行中)である
こども達には最後(詰み)まで指すことこそが
大切なことだと伝えております。

件の子は、その教えに従って指していたのか、
単に投げ切れずに指し続けていたのかわかりませんが、
いずれにしても、最後まで戦い抜くその姿は
今日の教室で最も印象的な光景でした…。
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意気に応えたい

2022年02月23日 | 教室
水曜日は本来は夕方から水曜教室を行なっておりますが、
今日は祝日で、こども達は学校がお休みなので
振替教室として日中開催です。



毎週定例の土日のレギュラー開催と異なり、
祝日開催の教室はいわばイレギュラーの形です。

そんな中でもたくさんの子が
教室に参加して来てくれることに
あらためて主宰者として喜びを感じています。

もともと、みんな将棋が好きであることに
間違いないのだとは思いますが、
それでも教室がある日には
しかと出席し続けることは立派なことだと思います。

こども達が真摯に将棋を学び、取り組む姿を見ていると
心技ともに成長できるよう
上手く導いてあげたいという思いを強く抱きます。

「将棋を学んで良かった」
「将棋教室に通って良かった」
と後々、こども達に思ってもらえるよう
私も全力を尽くしたいと
あらためて思うに至った一日でした…。
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飛落ち定跡

2022年02月20日 | 教室


先月に引き続き、今月も日曜教室では
駒落ち定跡の学習に注力しております。

今日からは飛落ちの単元に入りました。
飛落ち戦というのは4級位差の手合いなので
教室の対局でも結構生じる手合いです。

当教室ではこれまでも
駒落ち定跡の学習は繰り返し行って来ましたが
飛落ちに絞って学習を進めるのは今回が初です。

これまでは、駒落ち定跡の学習は二枚落ちまでで
手一杯(ここまでを磨き上げるねらい)で、
飛落ち学習まで手が回っていませんでした。

二枚落ちまでにターゲットに絞って
反復学習してきた効果もあってか、
こども達の二枚落ちまでの理解度は
かなりUPしました(^^)

ちょうど今日の教室で見かけた
低学年の子同士の二枚落ち戦では、
がっぷり四つの定跡形で進んでいたので
とても頼もしく思いながら傍から見ておりました。

また、私と指す対局でも
みんなしっかりと定跡どおり正確に指して来るので
私としても喜んで(?)定跡どおりハマっていきます(^^;

もちろん、まだまだ不完全な部分もありますが、
次の単元へ進んで良しと判断し(^^)
飛落ちの学習に進むこととしました。
なお、飛落ちの前に「飛香落ち」の駒落ち定跡もあるのですが、
優先順位としてこちらは後回しとしております。

飛落ちともなると、
変化手順などもかなり膨大になって来るので、
本当に力が付く学習単元だと思います。

これから来月にかけて飛落ちを学習して
教室の子たちみんなでレベルアップして
いくことができればと思います(^^)
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成長循環システム

2022年02月19日 | 教室


今年に入り、未就学児の子1名が
新たに教室の仲間に加わり、
先輩のお兄さんお姉さん達に揉まれながら
逞しく将棋に励んでいます(^^)

小学生のお兄さんお姉さん達に
敵わないのは当然かもしれませんが、
負けても負けても対局を重ねていく姿には
勇敢さを感じるくらいです。

また一方で、お兄さんお姉さん達においても
年下の小さな対局相手にも敬意をもって対局に臨み、
局後には感想戦でしっかりと教えてくれている姿には
頼もしさを感じます。

思い返せば、その彼ら彼女らも
昔は先輩たちからそうやって教わりながら
ここまで成長して来ました。

自分が先輩から教わったことを
今度は自分が逆の立場となって
還元しているともいえるのかもしれません。

当教室は創設以来そのようにして
今まで成長して来られたと思っておりますし、
それが当教室の”強み”だと思っています。

今、先輩たちに厳しく(?)&優しい(?)稽古を
つけてもらっている件の子も何年後か先には、
今とは逆の立場でかわいい後輩を
教えてくれていることと思います(^^)
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