神戸こども将棋教室ブログ

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第8回神戸こども将棋教室団体戦

2021年04月29日 | 教室
今日は、先日のお休み分の振替教室を開催し、
第8回神戸こども将棋教室団体戦を行いました。

神戸こども将棋教室団体戦は、
当教室内で行っている団体戦で、
年に3~4回ほど不定期で行っている大会です。

数を重ねて今回で8回目となりますが、
もともと第8回大会は1月に行う予定で
案内&準備しておりましたが、
緊急事態宣言などの関係で延期となりました。

そして、本日、3か月遅れとなりましたが
何とか開催することができました(^^)

大会方式としては…
・3人制団体戦
・スイス式4回戦
・時間無制限(長引いた対局は20秒将棋へ)
・順位決定は、勝点(チームとしての勝利数)が高い方が順位上位
・勝点が並んだ場合は勝数(個人の勝利数合計)が高い方が順位上位
・それも並んだ場合は直接対決の結果
・入賞は準優勝まで
ということで、いつもどおりとなっております。

チームの編成方法は、
それぞれの子を教室リーグ戦のランク順に、
大将ポット、副将ポット、三将ポットにグループ分けし、
各ポットの中で抽選(じゃんけん)を行い、
同じ番号を引いた者同士でチームを組みます。
(大将で1番を引いた子、副将で1番を引いた子、
三将で1番を引いた子が同じチームになる)

チームメンバーが決まれば次はチーム名決め。
チーム名を決めている時のこども達の楽しそうな顔が
この大会の風物詩となっております(^^)

チーム名が決まれば
1回戦の抽選を行い、いざ決戦!
2回戦以降はスイス式ですので、
同星同士でのマッチメイクがなされ、
4回戦まで進んでいきます。

今回の傾向として2-1決着がとても多くありました。
つまり、チーム編成の抽選において、
戦力の均衡化が上手くなされたということです(^^)v

4回戦全てを終えるまで順位がめまぐるしく変わる
面白い展開となりました。

前半2回戦を終えて最下位だったチームが
最終的には入賞を果たす結果となったことや
全チームが勝点を挙げたことが
今大会の大混戦ぶりを物語っております。

優勝こそ4戦全勝文句無しで圧倒しましたが、
準優勝争いに至っては勝点、勝数ともに並び
直接対決の結果での決着となりました!

また、今大会は団体戦初参加という子も3名いて、
いつもの対局(個人戦)とは違った
将棋の楽しさを知ったようです(^^)

昨年はウィルス感染拡大防止のため、
文科大臣杯、中部オール学生団体戦、中部5人制…など
各種団体戦大会が中止となり、
今年も既に文科大臣杯中止が発表されました。

個人戦よりも団体戦が
軽んじられるわけではないでしょうが、
団体戦の中止が相次いでいるのは事実で、
結果として、団体戦の対外試合を
経験したことがない子(世代)が
増えて来ております…。

そのような中で、
教室内団体戦は今後も灯を絶やさぬよう
継続してまいりたいと思っております(^^)


優勝 ふじいそうたくん (勝点4、勝数9)


準優勝 たにやん (勝点2、勝数7)


個人全勝賞 2名

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2021年04月28日 | 教室


今日の教室での対局にて。
本来であれば香落ちの対局となる級位差ですが、
敢えて、飛落ちで行なった対局でのこと。
下手(したて)有利な手合いでありますが、
結果は上手(うわて)勝ち。

結果のみをもって、あーだこーだと
口を出すことは滅多にしませんが、
今日は活を入れざるを得ませんでした…(^^;

本来よりも有利な手合いの対局を
落としたこと自体もそうですが、
それ以上に、本人が対局後も淡々としていて(?)
こんな悔しい敗戦を喫したのに
あまり悔しそうに受け止めて
いなかった(ように私には見えた)からです…。

それぞれの子の性格にもよりますので
画一的に言うことはできないのでしょうが、
「悔しがる」クセをつけてほしいと思っています。

”心を乱さず、ブレず、いつでも平常心で…”
ということも大切なことだと思いますが、
負けても平常心でいられちゃうのは
向上心へと昇華させるエネルギーが
生まれないことと同義だと私は思います。

悔しいから、もっと強くなりたいから、
コツコツとがんばり続けられるのであって、
何の動機も無い中でコツコツと
継続できるはずがありません。

そういう意味でも、件の子には、
私が送った活で何かを感じ取ってくれたら…
と期待しております(^^)
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最もうれしい言葉

2021年04月25日 | 教室
先週の日曜教室はお休みでしたので
2週間ぶりの日曜教室です。



当教室を立ち上げて今年で6年となります。
創設初期に教室に入った子が今春から高校生となり、
時の流れの早さを感じるとともに
教室が歴史を刻みつつあることに
感慨深いものがあります…(^^)

高校では将棋部に正式入部したとのことで、
将棋部の活動のこと、
来月行われる高校大会デビュー戦のこと…etc
いろいろ話を聞かせてくれました。

その中で、
「小学生時代から先生に詰将棋のススメについて
さんざん言われて来たけど、今になって、
その言葉がありがたかったと感じています」
という旨のことを言ってくれました!

「その話、教室の子たちに講演会してあげてよ(^^)」
と私も冗談で返しつつ、
心の中ではうれし涙を流しておりました(^^)

指導者冥利に尽きるというか、
最高の賛辞を頂いた思いです。

当教室で切磋琢磨して腕を磨いた子たちが
高校生、大学生、社会人…と成長して行く姿を
見られるのはこれからです。

今の小中学生の子たちが、5年後、10年後に
彼と同様の感情を抱いてくれるよう
これからも教室運営に全力投球してまいります(^^)
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手掛かり

2021年04月24日 | 教室


今日は、
めざせ初段コースと通常教室の
2コマ体制です。

初段コースでは、
「手掛かり」や「種駒」について
学習をいたしました。

マニアックな説明は割愛しますが(^^;
極端な言い方をしてしまうと、
将棋の終盤戦において
手掛かりや種駒という概念を
念頭に置いて指しているか否か
それだけでも上達の差が生まれます。

今日の授業では、具体的局面を題材に用いて
手掛かりを残す攻めとはどういうことか、
種駒を生かして攻めるとはどういうことか、
について理解を深めました。

特に上級者の子たちにとっては、
何となく感覚的には
理解している部分かもしれませんが、
理屈としてしっかりと叩き込むことによって
終盤でパニックになってしまった場合でも
手掛かりを消してしまう攻めは
選択肢から除外できるようになると思います(^^)

攻めている時は
手掛かりを残しながら攻めが切れないように…
受けている時は
少々の駒損を恐れずに手掛かりを残させないよう
さっぱりとした形へ持ち込む…
これが、今日のまとめです(^^)
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感性の相互交換

2021年04月21日 | 教室


今日はこども達との対局に没頭しており(^^;
対局時の写真を撮ることを
忘れてしまいました…。
教室前のプリント学習時の写真に
代えさせていただきます(^^;

最近はこども達との駒落ち対局をするにも
全く油断なりません(^^;
私自身も定跡書を引っ張り出して来て
駒落ち上手(うわて)の指し方を
改めて見返したりしている次第です(^^)

こども達には駒落ち対局というのは、
上手の立場でも学ぶことが
多いよとよく言っているのですが、
自分自身もこども達と対局をすることで、
本当にそのとおりだなと感じております。

実力が同じくらいの者同士の対局では
読み筋が一致していたり、
「あー、それを狙っているのね」みたいな
感性が合う部分も多いのですが、
駒落ちではそもそも相手との棋力差があるので、
考えていることや見ている箇所(大局観)が
全然違うということも少なくありません。

それは、上手(うわて)の考えが優で
下手(したて)が考えが劣という意味ではありません。
たしかに、上手の方が下手よりも
見えている景色が広いことは間違いないと思いますが、
むしろ、下手の方が固定観念がないゆえに
柔軟な発想をして好手を繰り出すこともありますし、
一見、無理筋に思われる攻め方が
よく精査してみると「それもあり得るね」
ということもあります。

駒落ちを指す・学ぶ意義というのは
一般的にはいろいろ挙げられておりますが、
感性が噛み合わない者同士(^^;の対局によって
上手も下手もお互いが新たな感性に触れることができる、
という意味もあるのではないかと私は思います…。
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