銀城歌劇団楽屋日記

今年開設14周年♪ライブレポ、コラム、イラスト、四コママンガ~あらゆる表現でBUCK-TICKを応援します♪♪♪

ザレビューオブ「異空」・参

2023年05月26日 21時32分15秒 | BUCK-TICK

(寿ぶりの野良猫ブルー(仮)ちゃん→実は2ヶ月前に撮った物で神社くん(仮)みたく毎日は会えないっつーか、珍しく耳カットしてない所を見ると捕獲前なのね)

どもども→いよいよ明日は「異空」初参戦と言う事でとってもワクワクしてますが、電子チケの席番は去年の二階バルコニー最前より少し後ろのポジでしたね(ちなみに一階です)

とりま今日で、「異空」全曲レビュー完結です!

○「大陽とイカロス」→エレキシンセから始まるイントロがなんか既視感あるな~と思ったら松田聖子の「夏の扉」のイントロだ!(フレッシュ、フレッシュ、フレッーシュ♪)

同曲については歌詞にひらがなとカタカナが混在してるのでもしかしたらこれは特攻隊員と零戦との会話なのではないかと指摘した記事をWebでお見かけしましたが、音楽誌のインタビューでは正にその通りだとおっしゃってましたね

実は分裂した自己との対話をモチーフにした楽曲は過去にいくつか見られるのだが、究極は雑誌の対談企画にて自ら櫻井敦司×櫻井敦司の対談を実現させてしまった事だろう!!(ちなみにその企画ではB-Tメンバーが憧れの先輩ミュージシャンと誌上で対談する物ではROGUEの香川 誠氏と、アニィは安定の故村上“ポンタ”秀一氏だったのだが<先生ゆうたは忘れた>、はなんと自身との対談を希望し、非常に哲学的なやり取りだと言う事はわかりました←内容?忘れました)

○「Boogie Woogie」

確かにイントロが「ブギーヴギー」と鳴ってますな(納得)

が過去を遡って書く歌詞は大抵幼少時の辛い記憶から物語が始まるパターンが多いが、これはインディーズ時代の辛いけど楽しかった頃の記憶がモチーフになってる珍しいケースですよね

歌詞に登場するハマのメリーさん→県外のアングラ好きがこぞって口にする伝説的な存在ですが実は横浜市民でも意外と知らない人の方が多いと言うか、私自身は同市民でも両親は県外の出身でたまたま横浜の郊外に一戸建てを建てて住んでいる身分なので両親はおろか周りの人からもメリーさんが話題に登った事はなかったし、後に横浜関連のルポタージュでそういう人が実在してたんだと知りました(でも存命してた頃に彼女のテリトリーである伊勢佐木町には遊びに行った記憶がある)

○「無限ROOP -IZORA-」 →同曲については特に再び話す事はないが、今の季節(初夏)にはピッタリなサウンドだと思う。私は免許を持っていないので自然の多いバスの長距離路線に乗る時に聴きたくなる

○「野良猫ブルー」🐾→ブルーは絶対曲ジャンルのブルースと掛けてるよねっつーか、酔っぱらいがふらつきながら路地裏を歩いてる様子が歪んだギターで上手く表現されてますね

しかし野良猫にくだを巻く主人公のどうしようも無さは正に男の哀愁と言うか、横ちゃんのジャジーなピアノもいい味だしてるんだけどやっぱりここはリアルにに弾いて欲しかったな・・・(封印しちゃったから仕方ないのだが)🎹

○「ヒズミ」→前曲と続けて聴くと今って年号なんだっけ?と問いたくなる様な70年代フォーク風ナンバー・・・曲全体のリズムはガロの「学生街の喫茶店」風なのだが、歌詞は井上陽水っぽい不条理&虚無感を感じますね

同曲には「お父さん」「お母さん」の他に「お爺さん」「お婆さん」の呼称が出てくるのだが一曲にこれだけ複数の大人の男女を表した呼称が出てくるのも珍しければ、物語に老人が出てくるのも珍しい気がする(お婆さんはハレムでも登場したが)👴👵

パパママはともかく老人が登場すると一気に現実に戻される感があると言うか、の目には若者はキラキラと眩しすぎて題材にしづらいのだろうか?

○「名も無きわたし」→和テイストのはんなりとしたメロディーが美しいナンバーなのだが、正直私は何かにつけて自力で自分を救う事を放棄し、他人に要求ばかりしてた人が突然全ての生きとし生けるものに平等に降り注ぐ光や風をありがたい素晴らしいと感じるなんてこれじゃまるで長期療養してた人が退院後に書いた全ての見えない偉大な力に感謝したい的なポエムじゃないか、と

はたしてなぜ今頃になってがこの様な心境に至ったのかが非常に気になるのだが、私としては死ぬなよー!!生きろよー!!とエールを贈りたい📣

○「QUANTUM Ⅱ」→全ては闇に還っていくって感じが出ているインストですね

 

 

 

 

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ザレビューオブ「異空」・弐

2023年05月21日 20時33分54秒 | BUCK-TICK

(GW直後の神社くん(仮)→珍しく狛犬の所にいるのでパシャリ☆近づいても逃げないのでおかしいなと思ったらその後歩きながらくしゃみして鼻水飛ばしたので風邪を引いたらしい→飼い猫と違い病院には連れてってもらえないのでどうなるかと思いきや、翌週には回復してて驚きました。さすが野良猫歴が長い猫は強い)💪

どもども→BUCK-TICKは神戸で公演でしたが、今日は昨日の続き

○「さよならシェルター destroy and regenerate-Mix」

同曲は黒色すみれのさち嬢のヴァイオリンがドラマチックな彩りを添えてると話題だが、単に彩りを添えてるだけじゃなく3:13辺りに「ヒュルルルルル~」と爆弾が落ちてくる様な音が入ってるのがこの曲のキモですね  

爆弾が投下される音については以前NHKの戦争ドキュメンタリーにて空襲の白黒フィルムを見たので知っているのだが、戦争を知る年代の人の中には打ち上げ花火の音が爆弾が降ってくる時の音と酷似してるので花火が嫌いな人がいると言うエピを思いだしました

○「愛のハレム」🧕

コード進行か何かがまんまアブラ収録の「月の砂漠」の応用に聞こえると言うか(実は音楽の知識は全くなく、家族が思いつきで一緒にならい始めたギター教室も数ヶ月で挫折してる)歌詞に出てくる「カサブランカ」「マラケシュ」と言う地名も「月の砂漠」と連作なのでは?と思わせるのですよね(あとさりげに麝香な香り~の所も「SABBAT」を思いだした←彦曲だ!)🐪

○「Campanella 花束を君に」

今回一番のお気に入りと言うか、歌詞は怖いのに優しいサウンドが心地よくて仕事で落ち込んだ時によく聴いてますね。個人的にイントロが懐かしの洋楽ノーランズの「恋のハッピーデイト」の歌い出しとユーミンの「Destiny」のイントロを足して2で割った様なメロディだなと思いましたね

個人的にはゆうたお気に入りの「ちいかわ」や谷山浩子の楽曲に通じる世界観を感じさせると言うか、一見ほのぼのメルヘンワールドなのだが実は非常にシビアな物語を演じていると言う・・・・怖っ

物語設定は多分戦時下のヨーロッパで親子三人が空襲に怯えながら肩を寄せあっている姿が目に浮かぶと言うか、サビの部分はゆったりテンポなので単語ごとにが手振りを交えて歌ったら会場全体で盛り上がりそうな気がする(今流行りの手話でもいいかも←ネタバレしたくないから他の人のツイやブログは4/19以来全てシャットアウトなのだが、実際はどうなんだろう?)

○「THE FALLING DOWN」

前曲が被害者視点なのから急転直下、殺戮者視点に変わる曲の並びが恐ろしいと言うか、曲調もハードかつアッパーだし(つーか今回のAlは聞いた瞬間踊りたくなるナンバーが少なめ) 

私的には「堕落のエンジェル」と言う使い古された表現の一方で「飛翔体」と言う比較的新しい言葉を使ってる所に新しい表現も貪欲に取り入れて進化していこうとする今井先生の旺盛な表現欲を感じると言うか、まだまだB-Tは大丈夫だなと思いましたね

あと先生はモンスターの中ではキマイラがお好きなのかな?(「~躍るアトム」の歌詞にも登場してるし) 🦁 🐐 🐍

 

 

 

 

 

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ザレビューオブ「異空」・壱

2023年05月20日 12時22分20秒 | BUCK-TICK

どもども→お寿ぶりの登板ですが、BUCK-TICKは今日、京都で公演ですね&7MEN侍の佐々木大光くんお誕生日おめでとう

写真は書店にて見つけたかつてのアートディレクター・サカグチケン氏の著書なのだが帯には今井先生の名前が!

ケン氏については私が出戻った98年頃からB-Tのアート全般を担当しているのを知り

「あぁ、今はこの人に全部お任せしてるんだな」

と思ったですが、実はメンバーとはかなり古い付き合いでROMANESQUE、SEVENTH~、TABOOのジャケはともかく狂った大陽のパノラマクリアジャケットとタイトルフォントは容量が少ない家電じゃない頃のMacを駆使しての労作だったそうです

     

(写真は偶然古書店で手に入れたパノラマジャケ盤なのだが、もったいなくて開封してません)

文中にはメンバーや関係者の名前も沢山出てきますが、特に先生あっちゃんの二人とは運命共同体とまで記してあり、電話で創作についてのやり取りをするのが基本午前2時~3時な所にいかに多忙な時代だったのかがわかります

文体はかなりブッ飛んでて読みづらい部分もありますが(失礼)B-TのAlジャケ製作の裏側に興味のある方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか?

さて本題→ここ数年は足を運べる会場が日程的に序盤が多くAl購入したらすぐ聴いてレビューUPしてたのですが、今回は私的初日のパシフィコまでほぼ一ヶ月あったのと以前ブログでも触れましたが身近な人が病気で倒れたのであまり死とか重いテーマの曲に触れたくないのもあったのですよね

ですが、今回何とか落ちついたので数回に分けて全曲の感想を↓

○「QUANTUM Ⅰ」

タイトルは英語で「量子」との事だが、テクノかつスピーディーな展開がワクワク感増幅でさぁ、一緒にサイバー空間をくぐり抜けて未来へ行こうよ!って気分になるインストナンバーですね(余談だがスピリチュアル界隈では量子コンピューターを始め、量子はにわかにホットな話題らしい)

           (写真は本文とは関係ありません)

○「SCARECROW」

初っぱなからやさぐれ&寂寥感全開と言うか、インストに導かれて異空ワールドにたどり着いたら見事にディストピアだったって感じが出てるな

系列的には「coyote」に近いが、途中からテンポアップして始まりから寂しくならない構成にしてるのはこれがB-T初トライと言う人達に敬遠されない様にしてるのか?(やっぱし1曲目って大事と言うか、最初から好みじゃなかったら「あっ、もういいわ」となるし)

あと途中からカラスが出てくるのはタイトルの「スケアクロウ」と「クロウ(英語でカラス)」を掛けてるのかな?「影法師~」の言葉の並びはラップみたいだし暗い中にもユーモアも忘れてませんよって感じ

○「ワルキューレの騎行」⚔️

OPのベースソロがまんま「EMBRYO」っつーか、愛とか恋とか歌ってる場合じゃないと言ってた割にダーク&ヘヴィーかつエロエロねっとり系のナンバーが入ってた事に安堵したりして→巻き舌最高

ワーグナーの同曲ほどじゃないにしろ、間奏の「ザンザンザンザン・・・・」と規則的なリズムの刻み方は軍隊の行進を連想させ迫りくる恐怖を煽りますね

北欧神話のワルキューレについては諸説あるが、私は「戦乙女」と言う呼称が趣きがあって好きですね~。女戦士といえば南米のアマゾネスの方が肉感的でワルキューレは禁欲的なイメージがあるのだが、北欧にエロスを求めるのはやっぱり年代的に北欧ポル・・・・(以下自粛)

 

 

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新江ノ島水族館に行ってきました・弐

2023年05月08日 21時49分10秒 | 劇団楽屋日記

どもども→昨日の続き(↑はクラゲファンタジーコーナーより~水晶玉みたいな水槽が神秘的)

クラゲと言えば↑のミズクラゲの姿が一般的なイメージだが、最近のトレンドは↓の触覚が髪の毛なみに細い一族が幅を利かせてましたね(余談だが7MEN侍のこんぴー(今野大輝くん)はクラゲ好きでオフになると見に行くそうです)

   

           脚がカリフラワーみたいだな🥦

      🐠やっと水族館見学っぽい写真になってきましたね🐠

フウセンウオ→岩の上に固まっている様子がすみっコぐらしみたいでめちゃくちゃ可愛い  

     

            チンアナゴとニモ(クマノミ)ね

ラストはお魚ではなくカピバラ!!←TVのニュースで温泉に入っているのをたまに見るので気になる存在だったが、実物は想像以上に大きかった!!

「実家にいる小型犬よりも大きいっつーか、立ち上がったら大型犬レベルのデカさだよコレ・・・・」

          楽しく勉強になった1日でした

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新江ノ島水族館に行ってきました・壱

2023年05月07日 19時51分15秒 | 劇団楽屋日記

どもども→今日でGWも終わりですが、今年は友人とリニューアル後の「新江ノ島水族館」へ行ってきました🐟️ 🐠 🦈 🐡

水族館へ向かったのは旧名称時代に行った事のある友人の希望だったのだが、今時の水族館は最初から最後まで分厚いコンクリートの壁+薄暗い部屋にガラスの水槽と言う気密性の高い作りではなく入場してすぐの通路は屋外かつ相模湾が一望できるデッキ風で解放感がありましたね(水槽展示フロア終点のエスカレーターで上がってすぐのフロアには江ノ島&海岸を眺める事ができるウッドデッキがあったりと息苦しくない様に工夫されている)

ナポレオンフィッシュ(佐野元春のAlタイトルでも有名ですね→正式名はメガネモチノウオ)           

    びろ~ん(実は天井が水槽になっていて私らの頭上を泳いでる)

連続写真風だが、壁一面が水槽になっているコーナーではダイバーとお魚のふれあいショータイムが始まってて、ダイバーのお姉さんとエイとのダイナミックなデュエットにパチパチパチ   

なんかエイの写真ばかりになってしまったが、他のお魚の写真はまたこの次に

 

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