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証券会社の利益と顧客の利益(3) こうしてくれ、大手証券

2015-09-14 22:06:18 | 株式投資・資産運用
証券会社の利益と顧客の利益(3) こうしてくれ、大手証券

・売買手数料水準の引き下げ
 大和だとコンサルタントコースは売買手数料の水準が高いです。
 意味のある「コンサルタント」であれば、それはそれなりには納得できるのですが、
 現状では高い手数料を支払っている意味があままりないように思います。

 とりあえずダイレクトコースも含めて売買手数料の水準を、ネット証券並みとまではいかなくても、大きく引き下げてもらいたいですね。

 そうでないと、新発の商品の割当があり、それを売却する時しか大手証券は売買には使わないという状態が継続することになります。

・提案力を高めよう
 これは個々の営業担当者にもよるのだろうけど、顧客に対する提案力というのを高めてもらいたい。

 それがあってこその「コンサルティング」だと思いますが・・・。

 ここは、証券会社の都合でなくて、まずは顧客の都合をきちんと把握することから始めないといけない。

 それはいろんな段階があるとは思いますが、例えば、私だったら、社債とか現金の比率が高く、それゆえ、全体としては
期待されるリターンがあまり高くはなっていない全体としての資産構成になっているわけです。で、顧客自身が、この現金なり社債の
部分は徐々に他のアセットクラスに移行させていくのがいいと考えている。

 だったら、どうなのか、そこで、単にその時の営業の中心になっている手持ちの商品をすすめるのではなく、どんな提案が可能なの
か幅広く考え、提案し、そして顧客と議論するぐらいのことはしてもらいたいところ。 

 こういうのは、本当は独立系の力のあるFPさんの分野かもしれませんが・・・。現状、ここはしょぼいという他はないです。

 そんなことよりも、これまで運用をしてこなかった人たちの資金をファンドラップなどに取り込むことの方が重要で収益につながるということなのか。
 それは事実そうなんでしょう。

 しかし、運用経験の乏しい人って、コストについてちゃんと理解しているかなぁ・・・。
 私自身、コストに対する意識は、運用額が増えてきてから考えるようになったところがありますし。
 そこは「説明しました」と言えるだけの最低限の説明しかしていないようなことがないといいと思います。

・IPOや社債など 主幹事として
 大手ですから、当然、主幹事として多くの株数等の配分を期待します。

 IPOについては、現在は個別の一回の売買でそんなに大きな利益にはならないことが多いですが、かつてのこのIPOからの利益の部分が
いろんな意味での支えとなってくれていたということはあります。

 ここのところは頑張って、成長性のあるあたしらい企業の新規公開に向けての取り組みを現状以上にさらにすすめてもらいたいです。

 公募株の配分については、やはり「裁量」の部分で不明瞭さを感じます。 じゃあ、すべて「明瞭」にすればいいのかというと、それは顧客そ
れぞれの立場によって見解が異なったりしますが。長く、個人としてはそれなりの預かり資産での運用をすすめてきており、家族口座も開設して
いる立場からすれば、一定の優遇措置があってもしかるべきという希望はあります。
 まあ、最近の「チャンス当選10倍」というのも、そのひとつではあるでしょうが。

 IPO等については、どういうルールがいいのか、どんなことが考えられるのか。さらにいろんな検討をすすめてほしいです。

 また、国内のIPOだけでなく、海外のものなども積極的に取り扱うようにしてほしい、個人的にはとりわけアジア各国の個別銘柄に興味があります。
以前は中国株のIPOで公募をもらい、これらはいずれも利益につながりましたが、最近はそうした扱いそのものがないか少ないように思います。

・商品開発力を高めて
 どこにでもあるような投信を高い売買手数料や信託報酬を取って売るのは、個人的にはもういいです。
 毎月分配も不要。なんで強制的に税金を支払って分配してもらわないといけないのかがわからん。
証券会社としては、逆にそれは投資としては不利ですと教えるぐらいの姿勢でいてほしいものです。

 営業トークはいくらでもできるでしょうが、結局のところ、きつく言えば、それは、もっとコストの安い代替の投資方法があるのに、
自社の扱う商品を買わせることにより、顧客の資金、資産を証券会社が奪うことにほかならないのではないか?。
 これは実際の運用成績がどうなるかということとは全く別の話です。

 だから、一般的なインデックスファンド的な商品は、コストを安く、売買手数料を安くするなどした商品をさらに幅広く出していくということが必要。

 と同時に、投信だつたら独自性のあるものを開発していってもらいたい。

 その独自性が評価できるものであれば、それに対して、高めの信託報酬を支払うことも、それなりには納得できるかもしれない。
 というか、そう思えるようなものを出してほしいですね。その場合でも、当初の販売手数料が高いものは納得できないと思いますが。

 また、例えば、ミュージックセキュリティーズ株式会社がマイクロ(少額)投資の取り組みをしていますが、これよりももう少し規模を大きくしたような
個別の事業についての投資を募るとか。試験的にでもこうしう取り組みを初めてみたらいいと思うのです、大手証券会社でも。

 あー、そうそう、ネット証券である貸株のサービスが大手証券ではないのはどうしてでしょう。
 これを取り組んだら、損益がどうなるかというシミュレーションとかは当然しているでしょうが。
 それで実施されないということは、システム投資等も含めて、大手証券としてはこれには取り組む意味がない、収益につながらないという結論なのかな?。
 そんなことないと思いますけどね。


 さてと、明日は個人向け国債を売却しておきましょう。
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日本株-10万 REIT+1万

2015-09-14 20:59:58 | 株式投資・資産運用
日本株-10万 REIT+1万

ポートフォリオは指数以下の値動きでした。

売買もなしです。

大和証券から四季報が届きました。
あら、優待で頼んでいたようです。

正規版も注文中なので、かぶってしまった・・・。
一冊は風呂用にしましょう(^_^;)。以前、浴槽に水没させて、えらいことになりましたが・・・。
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郵政3社IPO 基本はゆうちょ銀行?

2015-09-14 08:13:34 | 株式投資・資産運用
郵政3社IPO 基本はゆうちょ銀行?

 郵政3社のIPOは、減益で成長性は見通しにくいです。

 利益水準等から、基本はゆうちょ銀行かな?。
 バリュー株としての位置づけは考えられそう。

 これは、まあ、大コケするわけにはいかないでしょう。

 ここから公開までの期間で、マーケット全体がえらいことになるような事態が生じれば、
上場延期などの措置がとられる可能性もありそう。

 そういうことがなければ、今のところは全体としてPassive-的な雰囲気で、
「買うのも、そう悪くはないかも」的雰囲気で公開まで推移するような感じですね。

 ここからの情報あれこれに注目。
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証券会社の利益と顧客の利益(2)どこが「債券」やねん!連動債

2015-09-14 00:25:03 | 株式投資・資産運用
証券会社の利益と顧客の利益(2)どこが「債券」やねん!連動債

 通常の株式やREITの売買では、大手の証券会社を使うことはまれです。
 なぜかといえば、売買手数料が高いからです。
 ネット系のところは松井の10万未満無料も含めて、売買手数料は、それぞれで微妙に違いますが、安いです。

 大手も20年ぐらい前と比較すればその水準は下がってますが、それでもネット証券と比較すれば「べらぼう」
に高いです。顧客側とすれば、別にしてることはパソコンやスマホから注文を出すだけで違いはありません。

 だったら、通常の売買では売買手数料が安いところを利用するのは当然のことです。

 但し、IPO公募株の配分などが大手証券であった場合は、原則としてここの持ち株を売却するしかありません。
 その場合は高い手数料で売買するしかありません。まあ、これは納得というかしょうがない。

 で、今時、証券会社の推奨銘柄を営業が電話してどんどん買わせるとか、投信の回転売買をさせるとか、そういう
ことははやらないし、目立つようにこういうことをすると、行政からも怒られたりする。

 
 だったらどうするということで、証券会社が売りたいのが投資信託。

 それもノーロードではなく、買う時に販売手数料があるタイプを売りたいし、できれば信託報酬が高いものを売りたい。

 販売手数料ということでいえば、これは銀行や郵便局等、証券会社以外の投信販売をしているところでも同様。

 しかし、販売手数料って、買う側からすればなんなのですかね。なんで、こちらが商品を買うのに手数料がいるの
でしょうか。で、それも、買うところによって手数料水準が違っていたりする。似た商品でまったく販売手数料がかからない
ものもある。なんやねん、それはと。

 それなりにその設定が納得できるのは、信託報酬。しかし、これも、顧客の立場からいえば下手くそな運用をされたら
そんなものは払いたくはないですよね。あ、販売手数料も、信託報酬の中から販売セクションに分配されるということで
あればわかります。

 運用の巧拙ということについて言うならば、絶対値の+-で比較するのは厳しいので、ベンチマークよりもいいか悪いかという
相対評価によって信託報酬の水準が異なるというのは納得しやすいと思います。
 つまり、うまく運用したら、その分、信託報酬が高くなる、下手だったら低くするという形。そういうのはありますかね。
いわゆるヘッジファンドなんかは成功報酬ということで極端にコストが高いものもあると聞きますが。

 投信は最近はノーロードとかETFとかで相対的に低コストのものもでてきています。基本的な流れは低コスト化ということでしょう。
少なくとも、個人的には販売手数料や信託報酬の水準が高い投資信託を買おうとは思いません。だったら自分で種類も増加して
いるETFを組み合わせます。 大和もインデックス型とかブルベア型も含めたETFも設定してますよね。

 じゃあ、別の売る商品はということで、なくならないのが、○○連動債とかいうの。

「債券」の「債」がついてますが、株式の指数(日経平均とか)にしろ、個別の銘柄の株価にし、外貨の為替水準に連動する、
これはオプション料の一部を債券のふりをして受け取る(だけど証券会社がぬいている)という、売る側にとっては、売った時に
リスクを顧客に転換し、自らは利益を確定できるという、実にいい商品ということになります。

 これを買う顧客の側は、そのまま、「高い」利回りを得られる形で償還されればいいけど、そうならない場合もある。
つまり、そういうリスクを引き受け、しかも、そのリスクに見合ったリターンは得られない、形として多少は個々の商品により
違いはあるにしろ、構造的に「やらずぶったくり」な「とんでも」商品であるということになります。

 だから、私はこういう商品を「債券」と呼ぶのは本質的な意味でおかしいと思います。どっちかといえば、「オブション」なんとか
の方がふさわしいでしょう。

 さて、個別銘柄の売買は手数料水準がネット証券より高い、投資信託はコストが高い、連動債は変な商品でとても買えない、
となれば、大手の証券会社から買う商品がないということになります。

 そうなのかな?。どうだったらいいのか?。

つづく。
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