旧:鳳凰堂のランダムウォーカー <伏見の光>

2019.4.22以降、新規の主要な記事は新サイト「fusiminohikaru.net」
で書いています。 

ホーム「祇園会館」状態

2009-08-08 20:09:52 | 映画テレビメディア
ということで、昨日から今日、一気に4本見ました。

今日は、実は、夕方まで、家族はバイトやらクラブやら旅行やらで誰もおらず「お家でリゾート」状態でした。

ホーム「祇園会館」状態です。祇園会館は昔、旧作の3本立てとかをよくやっていたので。祇園会館は
朝に入って3本見ると夕方で、なにんとなく出てくると、「あー、1日使ってしまったー」みたいな
罪悪感がありました。


この4本、よかった順に並べると「アキレスと亀」「ぐるりのこと。」「おくりびと」「かあべえ」とな
ります。ひどいというようなのとか全然わからんというようなのは1つもないですけど。

しかし、この評価の順番は一般的ではないでしょぅね。

「おくりびど」「かあべえ」「アキレスと亀」「ぐるりのこと。」という順が一般的?。

たまたまなんですが、この4本、実は共通点があります。別にこの共通する視点で選択したのではないの
ですが・・・。

それは
「夫婦のあり方」と「人の死」ということです。

前者の視点では「ぐるりのこと。」が非常にリアリスティックな雰囲気があってよかったです。

「人の死」は、やはりそのまんまこれがメインのテーマとなっている「おくりびと」。

コメント (2)
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母べえ☆☆☆

2009-08-08 19:48:27 | 映画テレビメディア
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 ツタヤ4本1000円で、4本目に選んだのがこれ。

 まあ、良くも悪くも、山田洋次ワールド。で、吉永小百合で戦争がらみとくれば、まあ、見る前からわかっているような一作。

 出てくる人全部が「いい人」。鶴瓶は、ちょっと変人風ではあるが、それもわざわざ劇中で吉永に、本音を言ってくれるほっとする人、なんてことを言わせている。

 戦争の時代に、実際にこの映画に出てくる人はいっぱいいたのだろうとは思う。
 
 だが、それは山田洋次的価値観で切り取られた一面であり、それがあまりにも山田洋次的でありすぎ、「寅さん」の延長線上でしかとらえにくい。

 この時代に自分が生きていたらどういう生き方をしたか?、と考える契機にはなった。

 自分自身、発想としてはこの山田洋次的価値観の延長線上に立っているかなとも思う。

 だから、嫌ではないのだが、かといって、作品として高く評価するかと問われればそうでもない。



 
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ぐるりのこと。☆☆☆★

2009-08-08 19:21:16 | 株式投資・資産運用
ぐるりのこと。☆☆☆★

 主演がリリー・フランキーと木村多江。

 この夫婦の10年ほどを、なんかリアリティたっぷりに描いた「だけ」の作品。

 が、これがなかなかいいです。役者さんの存在感、台詞がいいです。妙なステレオタイプの芝居くさくなくてよい。

 まあ、生きていくっていうのはいろいろあるわけで、夫婦の関係というのも色々あります。「うつ」的に落ち込んだ状態
の描写っていうのがなかなかによいです。

 「おくりびと」も☆☆☆★ですが、こちらの方が好みですね、映画としては。



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アキレスと亀☆☆☆★

2009-08-08 19:03:23 | 映画テレビメディア
アキレスと亀☆☆☆★


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 北野武監督作品。

 北野作品は、バイオレンス色が強いものはよくわからんのがあるけど(嫌いではない)、だいたい好きです。

 これも、まあ、しょうがない画家さんのお話でね。人の真似するわ、画商になんか言われるとすぐ影響されるわで。
 まあ、わけのわからんもんをいっぱい描いてくれます。これ、全部、北野監督自身の絵みたいです・・。

 そんだけといえばそんだけなんですわ。

 で、樋口さんが奥さん役で、まあ、このしょうがない画家さんに相当レベルまでつきあってしまうわけで・・・。

北野監督はインタビューの中で「この映画の妻はうちのカミさんだね。だんだんオレがおかしくなって、見放して、また元に戻ってっていう自伝的映画なんだよ(笑)。」って言ってます。まあ、そういうことなんでしょう。

 若い頃の画家を演じている柳憂怜がなかなかよいです、雰囲気が。

 基本的には、このティストが好きかどうかという作品かと思います。あまり一般受けするとも思わないし、大ヒットするような作品でもないです。でも、私は好きですね、かなり。
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おくりびと☆☆☆★

2009-08-08 01:32:05 | 映画テレビメディア
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 話題の作品ですが、見られていませんでした。

 さきほど見終わりました。一気に「気持ちよく」見られる作品ではあります。

 山崎努さんは「いかにも」の役で安心感があります。

 ただ、全体のストーリー展開が、うーん、なんというか「ベタ」。
 かつ、主役の夫婦の芝居が、ある意味「ステレオタイプ」。そういう演出なんでしょうけど。

 それからちょっと役者さんの台詞が多すぎ、語りすぎと感じるところがありました。

 「題材、着想で一本!」という作品だと感じました。
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