さっきこちらの記事に書くために手持ちのタルト型2つのサイズを念のため測ったら、15cmと18cmだとばかり思っていたのに18cmと22cmだったことが判明。ずっと、22cmの型のことをだいたい18cmくらいかなと思っていました。
あーびっくりした。
ここ数年のお菓子作り、ずっとずっと何か勘違いしていたのね。
それにしてもこれまでずっと気づかないなんてどういうこと。
おそらく「本では**gだけど、余るのは困るから全部いれちゃえ」、ということを恒常的におこなっていたためこの問題がこれまで発覚してこなかったものと思われます。
ふりかえってみるとつい最近にもこんな事件が。
大森由紀子氏の『フランス 地方のやさしい焼き菓子』の、「ツールのタルト」というお菓子を作ってみたのです。ダクワーズ風のアパレイユに洋酒漬けドライフルーツを混ぜ込むのですが、割と乾いた口当たりのダクワーズに湿り気のある具を混ぜたらどうなるのか興味があったのです。
もとの分量は7cmのタルトレット型4個。この分量を換算しなくてはね。
これは14cmの型1個分に相当するから(ここまでは正解)、18cmの型だとするとだいたい2割くらい増やせばいいかな、と。
「だいたい2割」からして大間違い。直径だって2割ではききません(14*1.2=16.8<18)。直径は1.3倍でした。だから体積はその二乗倍。1.3*1.3=1.69。そう、本当は1.7倍です。このくらい暗算できるはずなのに~。ばかだ~。
しかも!私の型は18cmでなくて22cmだったのです。
ということは、なんと2.5倍。ほんとに?・・・こいつぁひどいや。大違い。どうりで。
■保存版!高さの同じタルト型の分量換算■
15cm丸型:18cm丸型 = 1 : 1.4 = 0.7 : 1
15cm丸型:22cm丸型 = 1 : 2.2 = 0.5 : 1
14cm丸型:15cm丸型 = 1 : 1.1 = 0.9 : 1
14cm丸型:18cm丸型 = 1 : 1.7 = 0.6 : 1
14cm丸型:22cm丸型 = 1 : 2.5 = 0.4 : 1
18cm丸型:22cm丸型 = 1 : 1.5 = 0.7 : 1
(注)小数点以下第2位四捨五入。
直径の違う型はわずかに高さも違うと思われますがそれは考慮していません。
何が起こったかというと・・・。
でも、ちょっと足りないかなーと思ったものの、サイズが22cmだったなんて考えもしませんでした。
CIAというアメリカのエリート料理学校(ディスカバリーチャンネルの旅するシェフ、アンソニー・ボーデイン氏もここの出身)では料理用数学に1単位分時間をとっているそうだけれど、ほんと、数字をちゃんと扱うのって重要ですね(というか手持ちの型の大きさぐらいちゃんと把握しておかないとね)。
さあ、計算だけでもやり直しだ。
■■ツールのタルト~『フランス 地方のやさしい焼き菓子』(大森由紀子著)より~
■フィリングの材料
■作り方
1)洋酒漬けドライフルーツはキッチンペーパーなどに包んで水分をとる。
2)アーモンド粉と粉砂糖をふるっておく。
3)空焼きしたタルト型にジャムを塗る。
4)卵白とグラニュー糖でメレンゲを作り、ふるった粉類をまぜる。
ドライフルーツも混ぜる。
5)タルト型に詰め、表面に粉砂糖をふる(もとのレシピではなかったけれど)。
6)最初高温、そのあと温度を下げて170度くらいで20分くらいだったかな。
ところで肝心の味は。
これまで2回ダクワーズのタルトを作ったのですが(1回目はこちら、2回目はこちら)、一番甘い!
これまでのレシピは確か藤野真紀子氏のものだったと思うのだけれど、卵白:砂糖:アーモンド粉=10:8:11。色々調べてみると、10:7.5:7.5というものが多かった気がします。要するに砂糖はアーモンドと同量か少なめ。
今回は、卵白:砂糖:アーモンド粉=10:12:5。材料を見たときから砂糖がいやに多くてアーモンド粉が少ないな~とは思いました。やはり。
甘過ぎたのは使ったジャムのせいもあるかな。
手作りジャムで冷蔵庫がはちきれそうな位なのに(密閉してあるから常温でもいいとは思うのですがこの猛暑で心配で)、ついエジプト産いちじくジャムというものを買ってしまったのでした。これが大変に甘かった(酸味も強いけれど)。大変パンチの効いたジャムでした。
以前この手のタルトを作ったときに、ぼんやりとした味の自家製金柑甘露煮で作っていまひとつだわと反省したのだけれど、今回はジャムが激甘、フィリングも大甘になってしまいました。
あと、フィリングに混ぜた乾しぶどうも甘かったな。小鼻の横あたりにじわーっと発汗するほど(私は甘い乾しぶどうを食べるといつもこうなるのですが、皆さんそんなことありませんか?)。
■まとめ
ダクワーズ生地にドライフルーツが入っていても違和感はない。
ただしダクワーズの配合は前の方がよい。折角計算したけれど、上の分量はもう使わないかも。
あーびっくりした。
ここ数年のお菓子作り、ずっとずっと何か勘違いしていたのね。
それにしてもこれまでずっと気づかないなんてどういうこと。
おそらく「本では**gだけど、余るのは困るから全部いれちゃえ」、ということを恒常的におこなっていたためこの問題がこれまで発覚してこなかったものと思われます。
ふりかえってみるとつい最近にもこんな事件が。
大森由紀子氏の『フランス 地方のやさしい焼き菓子』の、「ツールのタルト」というお菓子を作ってみたのです。ダクワーズ風のアパレイユに洋酒漬けドライフルーツを混ぜ込むのですが、割と乾いた口当たりのダクワーズに湿り気のある具を混ぜたらどうなるのか興味があったのです。
もとの分量は7cmのタルトレット型4個。この分量を換算しなくてはね。
これは14cmの型1個分に相当するから(ここまでは正解)、18cmの型だとするとだいたい2割くらい増やせばいいかな、と。
「だいたい2割」からして大間違い。直径だって2割ではききません(14*1.2=16.8<18)。直径は1.3倍でした。だから体積はその二乗倍。1.3*1.3=1.69。そう、本当は1.7倍です。このくらい暗算できるはずなのに~。ばかだ~。
しかも!私の型は18cmでなくて22cmだったのです。
ということは、なんと2.5倍。ほんとに?・・・こいつぁひどいや。大違い。どうりで。
■保存版!高さの同じタルト型の分量換算■
15cm丸型:18cm丸型 = 1 : 1.4 = 0.7 : 1
15cm丸型:22cm丸型 = 1 : 2.2 = 0.5 : 1
14cm丸型:15cm丸型 = 1 : 1.1 = 0.9 : 1
14cm丸型:18cm丸型 = 1 : 1.7 = 0.6 : 1
14cm丸型:22cm丸型 = 1 : 2.5 = 0.4 : 1
18cm丸型:22cm丸型 = 1 : 1.5 = 0.7 : 1
(注)小数点以下第2位四捨五入。
直径の違う型はわずかに高さも違うと思われますがそれは考慮していません。
何が起こったかというと・・・。
2007/8/25作 ヘリ付近に注目。フィリングが足りてません
でも、ちょっと足りないかなーと思ったものの、サイズが22cmだったなんて考えもしませんでした。
CIAというアメリカのエリート料理学校(ディスカバリーチャンネルの旅するシェフ、アンソニー・ボーデイン氏もここの出身)では料理用数学に1単位分時間をとっているそうだけれど、ほんと、数字をちゃんと扱うのって重要ですね(というか手持ちの型の大きさぐらいちゃんと把握しておかないとね)。
さあ、計算だけでもやり直しだ。
■■ツールのタルト~『フランス 地方のやさしい焼き菓子』(大森由紀子著)より~
■フィリングの材料
材料 | 7cmのタルトレット型4個 | 18cmタルト型(1.7倍) | 22cmタルト型(2.5倍) |
ドライフルーツの洋酒漬け (今回はレーズン、いちじく、あんずなどを使用) | 45g | 76g | 112g |
卵白 | 65g | 110g | 162g |
グラニュー糖 | 35g | 60g | 87g |
アーモンド粉 | 35g | 60g | 87g |
粉砂糖 | 40g | 68g | 100g |
タルト生地に塗るジャム | 適量 | 適量 | 適量 |
■作り方
1)洋酒漬けドライフルーツはキッチンペーパーなどに包んで水分をとる。
2)アーモンド粉と粉砂糖をふるっておく。
3)空焼きしたタルト型にジャムを塗る。
4)卵白とグラニュー糖でメレンゲを作り、ふるった粉類をまぜる。
ドライフルーツも混ぜる。
5)タルト型に詰め、表面に粉砂糖をふる(もとのレシピではなかったけれど)。
6)最初高温、そのあと温度を下げて170度くらいで20分くらいだったかな。
2007/8/25作 ドライフルーツが入っています
ところで肝心の味は。
これまで2回ダクワーズのタルトを作ったのですが(1回目はこちら、2回目はこちら)、一番甘い!
これまでのレシピは確か藤野真紀子氏のものだったと思うのだけれど、卵白:砂糖:アーモンド粉=10:8:11。色々調べてみると、10:7.5:7.5というものが多かった気がします。要するに砂糖はアーモンドと同量か少なめ。
今回は、卵白:砂糖:アーモンド粉=10:12:5。材料を見たときから砂糖がいやに多くてアーモンド粉が少ないな~とは思いました。やはり。
甘過ぎたのは使ったジャムのせいもあるかな。
手作りジャムで冷蔵庫がはちきれそうな位なのに(密閉してあるから常温でもいいとは思うのですがこの猛暑で心配で)、ついエジプト産いちじくジャムというものを買ってしまったのでした。これが大変に甘かった(酸味も強いけれど)。大変パンチの効いたジャムでした。
以前この手のタルトを作ったときに、ぼんやりとした味の自家製金柑甘露煮で作っていまひとつだわと反省したのだけれど、今回はジャムが激甘、フィリングも大甘になってしまいました。
あと、フィリングに混ぜた乾しぶどうも甘かったな。小鼻の横あたりにじわーっと発汗するほど(私は甘い乾しぶどうを食べるといつもこうなるのですが、皆さんそんなことありませんか?)。
■まとめ
ダクワーズ生地にドライフルーツが入っていても違和感はない。
ただしダクワーズの配合は前の方がよい。折角計算したけれど、上の分量はもう使わないかも。
美味しい物をありがとうございました。
いつかお店が実現したら、お菓子はfujika製で御願いしたいわ!・・・思った次第です。
それにしても、研究熱心な様子には感心しています。
アバウト、出たとこ勝負の私には頭が下がります。
*今年は、柿が当たり年のようですね。
Fujikaさんちには甘すぎたのかもしれませんが、うちの主人は「甘さがちょうど良い~、これはおいしい~」と大喜びで食べておりました~。
ダグワースって買った事が無いし作ったのも1回きりとホンモノが分からず恥ずかしいのですが、このフィリング、しっとりした感じが口に優しくふわふわっととろけるような感じでした。
甘さに関しては実は私もこの位甘い方が「お菓子を食べたわ!」って感じがしみじみとして好きなのです。
最近Fujikaさんやポメマルさんの手作りお菓子に影響させて健康も考えて甘さ控えめで作ったりもするんですが、そうするとついパクパクと油断して2倍以上食べてしまうし主人には「食べた気がしない」なんて言われちゃうんですよ~
高さの同じタルト型の分量換算、とても嬉しいです!
印刷してお菓子のファイルの一番最初にはさんでおきます♪
送った時点で味見していなくて、後からしまった甘すぎたか、と思ったのでした。失礼しました。
柿があたり年☆うれしいですね~。秋に台風とか激しいやつが来ないといいですよね。そして干し柿にするとなると冬の気温も重要です。一昨年みたいにきりっと寒いとよいのですが。
夏暑かった分冬が寒くなる・・・かな?
後から気づいたのですが、食べる前にトースターにかけると、表面と皮がサクッとしてよかったかなと思いました。
小さい焼き菓子のダクワーズはもっとしっかり・みっちりしているのですが、こうやって柔らかなドライフルーツを混ぜる場合、少し柔らかめのダクワーズ生地の方が食感の馴染みがよいのかもしれませんね。
分量換算、私も印刷しなきゃ!
パソコン立ち上げるのを億劫がってまた計算違いをしてしまいそうです・・。
エジプト産イチジクジャムもとっても気になります(ドライイチジク大好き♪)。
↓のブラックベリー&ニセ明太子のお話に乗り遅れてしまいましたが(汗)、ウチの雑草(笑)も豊作です。 でもね~、もう飽きちゃいました(笑)。
ニセ明太子で海苔巻きっておいしそうです。 また作らなきゃ。
ブラックベリーが飽きちゃうほど穫れるというのはこちらでいうところの「摘んでも摘んでもまだある」桑の実みたいな感じかしらん。欲張りな(ストップ機能のない)私だったらびんが尽きるまでジャムを作ってしまうと思います・・。
私のお菓子もお料理もきちんと計量せず、いきあたりバッタリです。
二度と同じものができませんよ。
ちゃんと書き留めるくせをつけないといけないですね。反省材料です。
ダグワースはまだ作ったことないです。
前にいただいた時にこういうお菓子もできるんだと感心しました。
まじめにやったのに、必要量の半分のフィリング、だなんて情けないです~。
ダクワーズは夫が好きなのと卵白を消費できて便利なので割によく作ります(修行中です)。ポメマルさんは卵白消費どうされていますか?
卵白消費ね~~。カスタードクリームもなるべく卵白を使うようにしてます。(母がそうしてたので)
卵黄をたくさん使って卵白が余ったりしたときにクックで見つけた小倉ケーキというのを作ったらとっても美味しかったです。卵白で作るケーキでエンゼルケーキというのがありますがこれはあまり好きでないです。
ダグワースなんだか難しそうですが今度やってみます。
小豆煮て冷凍しておかなくては~。
(他の豆でも出来るかな?また変な実験癖がウズウズ)