七草も なき海原や 星の秋
中村 梅士 Baishi
海を眺めていると、心に深さと安らぎが広がる。
しかし、海原には秋草もなく、秋を実感しながらも、
風月を詠むほかはない。
季語は秋に依存するが、天文的な大きさがある。
今日は日曜日、最後の休日だったが、朝食をとると眠
くなった。
食後の眠さは抗いがたい。
惰眠を吹っ切るために拭き掃除をした。
よい運動であり、掃除力で清める効果もある。
掃除力と言うのがブームになったことがあったが、住
処を清めて悪因を断つ効果はブームに終わらせるべきも
のではない。
陰陽師の歴史を持つ日本にあって、日々清めることは、
神への礼儀であり、結界を結ぶ前提でもある。
そもそも、悪霊は穢れであり、穢れた環境を好むもの
である。
ところが、掃除の途中でウルトラマンランプが点滅し、
エネルギーが切れてしまった。
掃除力は結構な運動量なのである。
結局、掃除と昼食で日が暮れた。
まあ、休日だからよしとするか・・・。
渡部昇一先生の『魂はあるか～「死ぬこと」について
の考察』を読んでいる。
クリスチャンである師が死後の霊的世界を考察してい
る点で興味深い。
実際、世話になった数人の牧師は、天国はあるが、天
国に行けない人はどうなるのかは説明できなかった。
転生輪廻は否定した。
死に直面して、どう受け止めたらよいか、混乱する牧
師もいた。
死んだあとどうなるのかも知らなかった。
渡部昇一先生の最初の死の悟りはパスカルの『パンセ』
からの示唆によるものだという。
即ち、死んで何もかも終わりなのか、死後も魂は失わ
れず生きているのか、どちらかを選ばなくてはならない。
必ずどちらかを選ばなければならない賭けであると。
死んでお終いという選択は、よほどの悪行を重ねて裁
きを畏れる者以外は何の得もない。
ならば、魂の永遠に賭けたほうがいいに決まっている
と。
宗教的でもなんでもない単純な理屈である。
幸福の科学の信者であっても、霊感がない限り、霊的
実在や霊界の存在を体験することは難しい。
せいぜい、間接証拠というべき霊夢や著作による確信
である。
結局は、どちらが得かという二者択一の賭けだが、魂
の永遠を信じるならば、損することのない賭けである。
学生にもそう話している。
なのに、唯物論信仰が科学の代名詞になり、公用思想
となっているとは、愚かとしか言いようがない。
北のジョンジョンは、唯物論に害された悪魔であろう。
霊的実在、霊界と転生輪廻を知ることは、実は根本的
な平和論でもあるということである。
渡部昇一先生の最後の心残りは、ダーウィンの進化論
を信奉してきた過ちを改め、ウォーレスの進化論を正当
とする研究を世に問うことだったようである。
実際、ダーウィンの進化論は生命の誕生も進化も偶然
で説明しようとする科学的非科学に他ならない。
エホバの証人が評価されうるのは、ダーウィンの進化
論を批判するところであろう。
生命の誕生を偶然だというなら、創造主たる神の概念
を否定することになる。
神も仏もなく、生命は偶然に生まれ、偶然に死に、そ
れでおしまい、不存在となるというのは暗黒思想にほか
ならない。
日本の教育も、霊的世界を教えてはならないことにな
っている。
暗黒思想を教えることが教育だとされているのである。
神も仏も公認されない国家であるならば、存続する意
味がない。
ローマに滅ぼされたカルタゴが日本の国家的先祖とい
うようなものである。
真に渡部昇一に死後の悟りを与えたのは、幸福の科学
だった。
神のご褒美だったろう。
今こそ霊となって、霊的存在の証明の一石となれとい
うのが、渡部昇一先生の死の真相だったのではないか。
死後２１時間で招霊されてインタビューに応じた『渡
部昇一～ 日本への申し送り事項』にも、霊的知性が溢
れている。
後進は、もっともっと、渡部昇一先生の著作と霊言に
学び続ける必要があると思う。
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
New Asia Happiness Party
