悠歩の管理人室

歩くことは、道具を使わずにできるので好きだ。ゆったりと、迷いながら、心ときめかせ、私の前に広がる道を歩いていきたい

夏生まれの夏嫌い

2017-08-09 21:38:19 | 雑記

私は夏が嫌いだ。暑い大気の中にいると、脳みそが腐ってしまいそうな気分になる。
子どもの頃、授業の名目でプールに入らされた。耳や鼻に水が入る不快さがイヤだった。
嫌いだから授業以外にはプールなど入らない。水に慣れたり、泳げるように努力もしない。
プールを出た後の身体の疲れも毎度のように不快で、妙な虚脱感が残るのがイヤだった。
と、愚痴を書いてきて、

あっ、そうか!例会しか参加しない人は、その度に疲れ、早い歩きに慣れようともしない。
日頃から炎天下を歩き、暑さに慣れておくことは熱中症予防に必要だということや、
心肺機能の強化や生活習慣病予防には、一定のスピードが必要なことも、避けて通りたい。
私がプールを嫌いなのと、五十歩百歩、目糞鼻糞なのだということに、やっと気がついた。
だが、歩く会は入退会は自由だから、歩くのが嫌いなわけではない。
私のプール嫌いとはまったく違うが、先に進もうとしない点では似ていなくもない。
短い距離で、疲れない程度に、観光気分も味わい、風光明媚なところを歩くのは良いのだ。

そこで問題なのは、歩く楽しさには多くの側面があるということ。
楽しく歩くといっても、人それぞれ。短い距離がよい人は、IVVには当然関心がない。
長距離コースには、良いロケーションがある場合が多いが、これはある程度の鍛錬が必要。
心肺機能を高め、健康に結びつく歩き方をどう、提供していくか。二律背反的で難しい。

単純な対応としては、スタッフを多数用意し、例会のコースを常に2コース以上提供する。
だがすべての例会をそのように組み立てるのは、きわめて難しい。
コースを複数作る場合、下見などに労力を傾ける負担がスタッフにかかり、経費もかかる。
また、例会としての一貫性がそがれるので、会員同士の交流にも工夫が必要になる。
年に何回か、2コースを設定する程度なら、さほど負担ではないし、一貫性は保たれる。

さまざまな嗜好をもち、能力、体力もばらつきのある会員が存在するのは当たり前である。
会員の誰かには、常に発生することがわかっている多少の不満、を吸収できる会運営は、
チームで対応するという方法以外にはない。
少数のスタッフが理解しているだけでは、とても追い付かない。
まして、多くのスタッフが不満に同調していれば、いずれ「仲良し会」の旗揚げとなる。