漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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便秘の定義と中医学的解決法

2024-02-13 | 胃腸
3日以上排便がなく、便が乾燥して硬くなり、排便しにくい状態。
毎日排便しても、量が少ない、あるいは硬くて排便困難な場合も便秘です。
毎日ほぼ同じ時間に便意を催して、排便後はスッキリするのが理想です。

(梅がずいぶん咲き進みました。うしろのスギの赤さが気になりますが(笑))

●ウサギの糞のようなコロコロ便で排便後もお腹がスッキリしない、残便感がある。お腹が張る。
この場合はストレスが続いてお腹が緊張していることが多いようです。気分転換で運動をしたり、例えば朝の排便時間に余裕を持つようにしてみてください。
朝食もゆっくり食べましょう。
気滞改善の漢方薬がおすすめです。

●「毎日排便がない」と心配して、酸化マグネシウムなどの便秘薬を処方してもらっている高齢者も多いです。
酸化マグネシウムを使うと、便が水っぽくなり、便もれを起こしたりすることも。
食事の量が少なすぎることが影響していることもあります。たまには、ごはん(米)をしっかり食べてみてください。

●「1週間くらい排便がなくても平気」という若い女性も案外多い。
1週間たっても、初めの便が少し硬いくらいであとは軟便です。
この場合は腸の力が足りないので、便秘薬を使うとすぐに下痢になってしまいがちです。しっかり食事を食べることと、スクワットや腹筋、ストレットなどで下半身の筋肉をきたえましょう。「補気血」の漢方薬で腸を元気にしてください。

(エナガです。鳥は便秘にならないらしい)

漢方薬の選択はよくご相談ください。

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