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五輪選手、医療で優先対応ゼロ 競技実施10都道県、一般と同じに ”もしオリンピック選手感染したら、入院できずにホテル待機?” 

2021-05-16 15:20:44 | 新型コロナウイルス
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20210515k0000m040185000c.html 2021/05/15 19:58毎日新聞

 東京オリンピック・パラリンピックの新型コロナウイルス対策を巡り、大会組織委員会は、選手らが感染した場合の医療機関での受け入れを自治体に求めている。一部の県は「専用病床を求められた」といい、感染拡大が収束せずに入院が容易ではない地域も生まれている厳しい状況から、組織委への反発が広がった。五輪競技が実施される10都道県に毎日新聞が取材すると、選手優先で医療の対応をすると決めた自治体はゼロで、一般住民と同じ扱いになりそうだ。

 「五輪選手の専用病床を用意してくれという打診があったようだ」「選手の優先は認められない。お断りさせていただいている」

 12日に茨城県の大井川和彦知事が定例記者会見で述べたこの発言をきっかけに、組織委が病床確保の要請をしていたことが一気に取り沙汰された。会見で大井川知事は患者急増に伴う大阪の医療崩壊などに触れながら「そういう状況で五輪を開催するのは恐らく日本だけでなく、世界の方にもあまり理解は得られない」と強調し、中止・再延期の可能性にも言及していた。

 茨城は五輪のサッカー会場がある。県オリンピック・パラリンピック課によると、4月下旬に組織委から「選手、関係者の新型コロナ患者の受け入れに特化した病院を指定したい」と相談があり、関連資料も示された。担当者は「専用病床の確保を求められたと理解した」といい、今後の選手らへの対応は「一般の方と同じ扱いになる」と強調した。

 組織委によると、東京大会では都内外30カ所を目標に確保する「大会指定病院」にけがや病気になった選手、関係者を受け入れてもらう計画だ。ただ、新型コロナの感染拡大も踏まえ、感染した選手らを指定病院で診きれなくなった場合の対応などを念頭に、五輪競技が行われる東京、茨城、埼玉、福島、神奈川、宮城といった自治体に相談を持ちかけたようだ。

 組織委の武藤敏郎事務総長は13日、反発を受け「うまく地域医療の中に受け入れていただける配慮をいただければよろしいんじゃないか」と釈明。茨城県が確保を求められたとする専用病床については「そういうことはお願いしていない。病床を空けておいてほしいということではない」と火消しに追われた。

 フェンシング、テコンドー、レスリング、サーフィンの4競技が行われる千葉県の熊谷俊人知事は13日の定例会見で、医療機関が「大会指定病院」の打診を受けたと説明した上で「県が五輪関係者のために、県民が使えない形で貴重なコロナ用の病床を確保したり、占有したりすることは考えていない」と話した。

 バスケットボール、ゴルフ、サッカー、射撃の4競技を予定する埼玉県の大野元裕知事も「県民の皆様と同じ判断基準で対応させていただく」とくぎを刺し、北海道(マラソン・競歩、サッカー)、宮城(サッカー)、福島(野球・ソフトボール)、神奈川(セーリングなど4競技)、静岡と山梨(自転車ロードレースなど)の各道県も同様の構えだ。

 開催都市・東京都の小池百合子知事は14日の定例会見で「安全・安心な大会のための医療提供体制の確保と、都民の命と健康を支える医療体制を守ることは言うまでもなく重要」と話した。

 組織委は選手村がオープンする7月中旬までに大会指定病院の確保を目指している。国内で新型コロナの収束が見込めない中、ある幹部は「IOC(国際オリンピック委員会)からは、とにかく(感染した選手らを)路頭に迷わせないでくれと言われている。『日本はアメリカみたいに医師が診ないということはない』と説明しているが、『決まったところにアクセスできるようにしてほしい』と言われている」と漏らす。一方、宮城県の担当者は「選手についても通常の医療体制の枠組みの中で対応するということを組織委は相手国に事前にきちんと伝えてほしい」と注文した。【竹内良和、関谷俊介、倉沢仁志】

 ◇五輪選手らがコロナ感染した場合の医療対応を巡る知事発言

東京都・小池百合子知事 安全・安心な大会と都民の健康を支える医療提供体制を守る

神奈川県・黒岩祐治知事 特別に病院のここをコロナ専用にしてと言われても、はい分かりましたと対応できる状況ではない

埼玉県・大野元裕知事 入院は、県民の皆様と同じ判断基準で対応させていただく

千葉県・熊谷俊人知事 県民が使えない形での確保は考えていない

茨城県・大井川和彦知事 県民と選手を分け隔てする必要性も感じていない

感想
オリンピック/パラリンピックの選手が陽性になったら、今はすぐに入院できないので、隔離ホテルに移動してホテル住まいなのでしょうか?
冷たいお弁当、食欲無いのにから揚げ弁当、看護師も医師も診察に来ずに電話で確認するだけ。
隔離された選手はきっと日本が医療崩壊している現実をネットですぐに拡散でしょう。
日本に来るのも命がけですね。
菅首相は選手の安全対策をどうされるのでしょうか?

ファイザーが選手のワクチンを供給してくれるとのことですが、そのワクチンはまだ日本に届いていません。
今届いているワクチンを選手に回されるのでしょう。
そうすると選手優先になってしまいます。

オリンピック/パラリンピック開催したいなら、まともなコロナ対策をされることですが、真逆のことをされています。
私がトップなら下記を行います。
・PCR検査の徹底(いつでも、どこでも、何度でも無料で)
・陽性者の隔離とリスクのある人の入院治療
・病院支援を行い、コロナ感染者受けれいたら黒字になるようにする
 かつコロナ感染者の治療にあたるスタッフに危険手当支給
・アビガンやイベルメクチンを軽症や発病していない人にも投与し、重症化を抑える
・医師だけでなく、歯科医師、保健師なども医師不在下でも注射できるようにする
・ワクチン接種会場をイベント会場を活用する

フランス紙が東京五輪を大特集「なぜ日本国民にしなかった対策を外国の選手団のためにはするのか」 "仏紙「リベラシオン」"

2021-05-16 08:10:48 | 新型コロナウイルス
https://news.yahoo.co.jp/articles/af7d1ba8be82d09331f35a85a792a8bd937a31a6 COURRIER 5/14(金) 19:52

5月13日、仏紙「リベラシオン」の一面を飾ったのは、東京の新国立競技場だった。その中央に大きく躍る見出しは「TOKYO KO, LES JO?(東京オリンピックはノックアウトか?)」。世界が、東京が、日本が、誰もがその答えを求めている。

なぜここまで、日本で五輪中止を呼びかける声が大きくなったのか。「フォン・ボッタクリ男爵」こと国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は、なぜ五輪開催を推し進めるのか。予定された本番まで3ヵ月を切った代表選手たちの胸中は……。

仏紙「リベラシオン」は5月13日、一面でこう疑問を呈した。「東京オリンピックはKO(ノックアウト)か?」
在東京特派員による記事「日本の不満を高める五輪」では、日本で広がる反対運動の背景として、政府への不信感や医療の逼迫、優先される選手団と一般市民との格差を指摘する。

「政府は、PCR検査数を増やすこともなく、ワクチンの提供を急ぐこともなく、医療体制を強化することもなく、必要な資金援助をすることもなく、1年以上もウイルスの蔓延を放置している」

そんななか、政府や五輪組織委員会、IOCが「東京五輪の安全性」を語り、国民を安心させようとしていることに対し、「彼らが感染症対策を並べれば並べるほど、『政府が日本国民のために行ってこなかったこと』と、『東京に来るとされる代表団のためにIOCの指示で承諾していること』との間の隔たりが大きくなる」と報じる。

選手団への1日3万回のPCRをなぜ住民に提供しないのか
全国で多くの新型コロナウイルス患者が、病院のベッドを待って自宅にいる。持病を抱えた人たちの治療が延期されている。

「医療は限界 五輪やめて! もうカンベン オリンピックむり!」。窓に貼られたメッセージを通して現場の思いを訴えた東京・立川市の病院の看護師はこう同紙の取材に語る。

「看護師たちをオリンピックに派遣するよう求められていますが、私たちが患者を見捨ててアスリートの面倒を見に行くと思いますか? 現実的ではありません」
さらに、オリンピック期間中、3万人の選手団とその関係者へのPCR検査が毎日予定されている。リベラシオン紙は、日本のPCR検査数の少なさや、ワクチン接種の遅れにも懸念を示す。


「現在、東京都の人口1400万人に対し、1日のPCR検査の数が1万件を超えることはほとんどない。1人が4年に1度接種できる程度の割合で行われているに過ぎない」という専門家の言葉を引用し、「東京で1日3万回の検査が可能なのであれば、なぜ住人には提供しないのか。無料でPCR検査を受けるには処方箋が必要であり、自分の希望で受けるには検査に最大250ユーロ(約3万3000円)も払わなければならない。さらに、1億2700万人の国民がいるなか、抗原検査は1日5000件にも満たない」。こう矛盾を問いかける。

ワクチン普及の不公平感についても同様だ。選手団は優先的にワクチンを摂取できることについて、首相は「IOCがファイザー社と交渉して割り当てられたものだ」と言うが、「一般の国民たちは待たされたままだ」

同紙は、小池百合子東京都知事の動向にも注視している。「都議会議員選挙を控えるなか、世論を無視はできないだろう」。開催地の知事として、「リングにタオルを投げ込むことはできる」と指摘する。

五輪への準備を粛々と進める選手たちの声も紹介
同紙は別の記事で、東京五輪への切符を手に日々トレーニングに励む選手たちの思いも伝える。2016年、リオ五輪の200メートル競走で銅メダルを獲ったクリストフ・ルメートル(30)は言う。

「(日本の状況については)ほかの人と同じ情報しか持っていませんが、信頼しています。よほど状況がひどく悪化しないかぎり、五輪は開催されると考えています」

「無観客にはなるでしょうが、対策が施され、世界でもっとも重要であり、もっとも象徴的なスポーツ大会が開催されると思います」

現在、「準備の真っ只中。(日本の公衆衛生の状況については)あまり注意を向けないようにしている」と話すのは、フェンシングのヤニック・ボレル(32)だ。

「延期の発表以来、いろいろな噂が流れましたが、どれも打ち消されてきました。公式発表がないかぎり、開催を前提にトレーニングを続けます。開催を信じない理由がありません」

フェンシングでは2020年3月から、国際大会が一度しか催されていないという。「いままでとは違った準備になっています。前は定期的に他の選手と対戦するリズムがありました。試合が月に1回から年に1回に変わるのは独特な感じです。ベストを尽くそうと考えています」

バッハは反対の声を聞こえないことにするのか
もう一本の記事は「トーマス・バッハのオリンピックへの執念」というタイトルでIOCのトーマス・バッハ会長に焦点が絞られている。東京での緊急事態宣言再発令により、5月中旬に予定されていた来日を延期したバッハ会長について同紙は、「バッハはこの1年間、『オリンピックの救世主』というお気に入りの衣装を着てきた」と表現する。

記事によれば、危機管理は彼の得意技だ。2013年、バッハがIOCのトップに就任したとき、組織は財政的に弱体化し、衰退していた。その復活のため、スポンサーからの収入を倍増させ、委員会の長期的な財源を確保するなど、迅速に改革を行なった。

加えて、彼があくまでも楽観的にオリンピックを推し進める理由として、経済的な問題や「組織の継続のため」だけではなく、彼のアスリートとしての過去の経験もあげて説明する。

1976年、バッハはモントリオール五輪に西ドイツの代表としてフェンシングの団体種目で出場。金メダルを獲ったが、次ぐ1980年のモスクワ五輪は西ドイツのボイコットにより、棄権せざるを得なくなった。出場権を失ったというそのときの経験が、選手の立場に立って尽力する現在につながると同紙は書く。

そして、記事はこう締め括られる。「彼はいま、IOCのトップとして日本人を説得しなくてはならない。それとも彼は、反対の声を聞こえないことにするのだろうか」

試合続行か、KOか。いったいレフェリーは、そしてタオルを握っているのは誰なのだろうか。

※ クーリエ・ジャポンは海外メディアから厳選した記事の全訳や要旨を紹介する記事を掲載しています。

感想
「政府は、PCR検査数を増やすこともなく、ワクチンの提供を急ぐこともなく、医療体制を強化することもなく、必要な資金援助をすることもなく、1年以上もウイルスの蔓延を放置している」

海外の報道の方が客観的に現状を説明しています。
政府はできることをせずに、国民に強いるだけです。
政府がやるべきことをした上での国民の協力なのですが。
愚民が愚政を招いているのかもしれません。

「還暦からの底力 歴史・人・旅に学ぶ生き方」出口治明著 ”好きなことをするために”

2021-05-16 01:00:00 | 本の紹介
・老後においても、私は生殖活動に意味をみつけようと思います。とはいえ、なまなましい生殖活動ができなくなるのが老いというものです。そこで、直接的な生殖活動ができなくても、次世代のために働くこと-これを広い意味での生殖活動と考え、これに老後の意味をみつけたいのです。具体的に言いましょう。われわれ老人は子育てを支援し、若者が子供を作りたくなる環境を整備する。身体も脳も日々よく使い、自立した生活をして老化を遅らせ、必要になったらお互いに介護につとめ、医療費・介護費を少なくし、そうすることにより、できるだけ次世代の足を引っ張らないようにする。(本川達雄『生物学的文明論』)

・「保育園が近くにできるとうるさくて昼寝ができない」などと反対する高齢者は、自分が何のために生かされているかという本分をわきまえない人というほかありません。行政はそういう人のわがままを受け入れるのではなく、逆に「子供のいない山奥にでも行って一人で生活してください」と説得すべきです。

・以前、僕が50人ほどの医師に「健康寿命を延ばすにはどうすればいいですか」と聞いて回ったところ、一人の例外もなく皆さんが「働くことが一番」と話していました。

・シュレーダー元首相はビスマルクの話を引いて「人を雇うということは、その人の人生に責任を持つということである。社会保険料が払えない企業は、そもそも人を雇う資格がないのだ」と言い切りました。

・日本経済の低迷は、新たな産業社会の牽引役になれるユニコーンがなかなか生まれないところに基本的な原因があります。学者によれば、ユニコーンを生むキーワードは、女性・ダイバーシティ・高学歴の3つだそうです。

・「飯・風呂・寝る」の生活から「人・本・旅」へ
 大学への進学率が低い、大学に入っても勉強しない、大学院生を大事にしない、社会人になったら勉強する時間がない、こうした日本の働き方や社会の仕組みが、日本を低学歴社会化しているのです。この仕組みは製造業の工場モデルにぴったりでした。製造業で働く人に求められる特性は素直で我慢強く、協調性があって空気が読めて、上司のいうことをよく聞く人です。日本は製造業に過剰適応した社会といえます。

・人生で大切なのは、何といってもパートナーや気のおけない友人たちと過ごす時間であり、自分が好きなことをする時間です。僕が日常で好きなことは、食べる、本を読む、眠るの3つです。

・人生を無駄にする3つの考え
「愚痴を言う」「他人を嫉む」「誰かに評価して欲しいと願う」

・(グーグルの)人事部の必須データから国籍や性別、年齢、顔写真すべてをなくしています。つまり、こういった個人データを提出しなくても社員になれるのです。

・日本の大きな問題点の一つは、マネジメントがなってない点にあるのは明らかで、日本的な経営が優れているという人には「何を寝言をいっているのだ」というほかありません。

・佐々木紀彦「『さよなら、おっさん。』に込めた思い」
古い価値観やシステムに拘泥し、新しい変化を受け入れない。
自分の利害のことばかり考え、未来のことを真剣に考えない。
フェアネスへの意識が弱く、弱い立場にある人に対し威張る。
そうした「おっさん的価値観」が牛耳る日本社会、日本経済と決別しようというメッセージこそが、「さよなら、おっさん。」なのです。

・小林せかい(日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー受賞時のスピーチから)
環境が、あなたの行動にブレーキをかけるのではありません。
あなたの行動にブレークをかけるのは、ただ一つ、あなたの心だけなのです。

・結局、どんな勉強もかけた時間がものをいいます。大事なことは継続です。したがって、自分のやる気を継続させるインセンティブを上手に与え続けることが大切です。

・新しい世界に入るには先達に教えを乞い、関係法規を学ぶ。

・「72÷利率」が、元本が倍になる年数です。

・還暦からの底力を発揮するためには、継続的な学びが必要です。常に「人・本・旅」で学び続けないでどうして社会にキャッチアップできるというのでしょう。

・「教養=知識×考える力」

・地域おこしなら「若者、ばか者、よそ者」を呼んでこないといけません。

・安政の改革で阿部正弘は勝海舟や大久保忠實、高島秋帆などの開明派を登用し、陸軍の前身である講武所、海軍の前身の長崎海軍伝習所、東京大学の源流の一つとなる蕃書調所などを矢継ぎ早につくりました。・・・。阿部正弘は実質的に明治維新の準備をほとんど先取りしてやった人なのです。その頃、薩摩藩や長州藩は何を考えていたかといえば尊王攘夷です。

・800年もの間、イベリア半島(スペイン)ではイスラム教、キリスト教、ユダヤ教が共存して華やかな文化が咲き誇っていましたが、ダイバーシティの真逆の政策をとったことで幸福なスペインの時代は過去のものとなり、大植民地を獲得していたにもかかわらず、スペインは早々に没落していったのです。スペインと対照的に、レコンキスタで追い出されたユダヤ人を受け入れたのがトルコのオスマン朝でした。

・世の中を理解するために必読の古典とは
『想像の共同体』ベネディクト・アンダーソン著;国民国家の正体は想像の共同体であると指摘
『近代世界システム』ウォーラースティン著;先進国と発展途上国の構造的な関係を明らかにしました。

・「憲法は戦後、外国に押し付けられたものだから改正しなければいけない」などと理性で主張したりしています。しかしいまの憲法でそれほど困っている人がいるとはあまり聞いたことがありません。そうであれば、理屈はともかく、手をつける必要はない。わざわざ寝た子を起こさなくてもいいというのが本来の保守主義の考え方です。

・江戸しぐさは「江戸時代の商人たちのマナー」として紹介され、一部の政治家の働きかけによって小学校の道徳の教科書にも掲載されるなど広く知られるようになりましたが、現在は江戸時代に実際に行われていた証拠がどこにもない偽史であることが明らかにされています。うその歴史が小学校で教えられるという、とんでもない事態が起こっているのです。
このような事態を起こさないためにも、歴史的な事実とフィクションを分けて考えることが大切です。

・判断の誤りが国を破滅に追いやった最たる例が開戦時の首相、東条英機です。太平洋戦争がはじまる直前、日本の若手官僚が「アメリカとはGDPの差が3倍以上あるので絶対勝てません」というレポートをあげたのに対し、東条は「戦争は|GDPだけではない。精神力だ」と言い放ったと言われます。この時点で日本の没落が運命づけられてしまったのですから、指導者の「教養=知識×考える力」がどれほど重要かを示しています。以上のように指導者や市民が教養をもたず、歴史を見ることができないと、とんでもない過ちを犯してしまいます。

・哲学者のフランシス・ベーコンは「知ることは力なり(Knowledge is power)」という言葉を残しています。この対句になるのがジョージ・オーウェルが小説『1984年』で書いた、ビッグ・ブラザーという全体主義的な政府のスローガン「無知は力なり(IGNORANCE IS STRENGTH)」です。要するに、健全な市民が健全な社会を構成していくためには知ることが力になり、ヒトラーやスターリンのような専制的な世界の権力者が人民を支配するためには無知こそが力になるということです。いい社会をつくっていくためには、やはり指導者はもちろんみんながよく考えて動いていくしかない。みんなが「教養=知識×考える力」を養っていくことが、いい社会をつくっていくための基礎になるのです。

・僕は「迷ったらやる。迷ったら買う。迷ったら行く」をモットーにしています。

・左遷されて落ち込む真の原因は不勉強
試行錯誤を繰り返さないと、何事も上手にできるようにはなれません。

・『貞観政要』には「三つの鏡(三鏡)」という話が出てきます。三つの鏡とは太宗が意思決定の際に大事にしていたもので、具体的には「銅の鏡」と「歴史の鏡」、「人の鏡」です。銅の鏡で自分を映し、自分の心身の状態をチェックする。将来は予想できないので歴史の鏡で過去の出来事を学ぶ、人の鏡で部下の直言や諫言を受け入れる。人はこれら三つの鏡によってのみ、よりよい意思決定を行えるという話です。

・好きなことをやる、あるいはやれること。人間の幸せはそれに尽きます。「人・本・旅」でろいろな人に会い、いろいろな本を読み、いろいろなところに出かけて行って刺激を受けたらたくさんの学びが得られ、その分人生は楽しくなります。

感想
出口治明さんは60歳でライフネット生命を創業した人です。

「人・本・旅」なるほどと思いました。
人により教えられること多いです。
魅力的な人に出会えるとその人を知りたいと思います。

本を読めば読むほど知らないことが多いと知ります。
本に紹介されている本を読むことが世界が広がってきます。

旅とはいろいろな経験も含めてなのでしょう。
そこでの新し出会いが人生の彩をよくしてくれるのでしょう。

もうこの年と思うのではなく、今が一番若いと思ってやりたいことができるならやることなのでしょう。