スパニッシュ・オデッセイ

スペイン語のトリビア
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コキュ

2015-02-15 16:11:06 | トリビア
  「女房寝取られ男」はフランス語では“cocu”というが、スペイン語では“cornudo”ということは前回紹介した。“cornudo”と同じ意味の言葉に、“cabrón”というのもある。筆者にはこちらの方がなじみがある。「雄ヤギ」という意味で、メスは“cabra”という。雄ヤギには“cabro”という形もある。派生語に“cabrero(a)”「ヤギ飼い」という語がある。これには「怒りっぽい」という意味もある。野球選手に“Cabrera”さんが多いが、やっぱり「短気で、怒りっぽい」人が多いのだろうか。日本でも活躍した“Cabrera”さんはどうだったかな。日本では“Cabrón”と野次ったりする人はいなかったかと思うが、もし“Cabrera Cabrón”などと野次ろうものなら、あの太い腕っ節のことゆえ、どんな結果になっただろうか。
 「ツーアウト」のジェスチャーはスペイン語圏では「お前は“cabrón”(女房寝取られ男)」の意味に取られるので、くれぐれも野球の指導でスペイン語圏に行く人は気を付けていただきたい。


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