コスタリカでも日本のアニメは人気で、その中に「アルプスの少女ハイジ」もあった。コスタリカでは「ヘイディ」と発音されていたが。
“Heidi”という名前は、“Adelheid”の愛称である。ハイジは叱られるときは、「アデルハイト」と呼ばれている。アメリカのドラマでも子供をしかるときはフルネームで呼んでいるのを珍しく思ったものだ。ピカソがしかられるときは、あの長いフルネームで呼ばれたのだろうか。
ところで、『ヨーロッパ人名事典』によると、“Adelheid”から“Heidi”, “Adela”, “Adilia”, “Adelaide”, “Alice”などが派生したということである。つまり、ハイジも不思議の国のアリスも、オーストラリアの都市アデレードも、もとをただせば同じものというわけだ。
“Adela”について言えば、コスタリカの首都サンホセの映画館の一つも“Adela”という名前だった。この映画館は場末にあり、ノミもいるといううわさで、筆者は行ったことがない。“Adilia”は筆者の下宿先のばあさんの名前だ。あのばあさんがハイジだったとは。口の悪いばあさんだったが、本当はやさしいばあさんだった。年長者はさすがに呼び捨てするわけにもいかず、“doña”をつけて“Doña Adilia”と呼んでいた。
ちなみに“Adelheid”の“adel”は“edelweiss”(エーデルワイス)の“edel”と同じで、「高貴」の意で、“weiss”は「白」である。
“Heidi”という名前は、“Adelheid”の愛称である。ハイジは叱られるときは、「アデルハイト」と呼ばれている。アメリカのドラマでも子供をしかるときはフルネームで呼んでいるのを珍しく思ったものだ。ピカソがしかられるときは、あの長いフルネームで呼ばれたのだろうか。
ところで、『ヨーロッパ人名事典』によると、“Adelheid”から“Heidi”, “Adela”, “Adilia”, “Adelaide”, “Alice”などが派生したということである。つまり、ハイジも不思議の国のアリスも、オーストラリアの都市アデレードも、もとをただせば同じものというわけだ。
“Adela”について言えば、コスタリカの首都サンホセの映画館の一つも“Adela”という名前だった。この映画館は場末にあり、ノミもいるといううわさで、筆者は行ったことがない。“Adilia”は筆者の下宿先のばあさんの名前だ。あのばあさんがハイジだったとは。口の悪いばあさんだったが、本当はやさしいばあさんだった。年長者はさすがに呼び捨てするわけにもいかず、“doña”をつけて“Doña Adilia”と呼んでいた。
ちなみに“Adelheid”の“adel”は“edelweiss”(エーデルワイス)の“edel”と同じで、「高貴」の意で、“weiss”は「白」である。