活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

修行の要領

2016年10月14日 | 坐禅

修行には 「動中の修行」 と 「静中(じょうちゅう)の修行」 があります。

 

「動中の修行」 とは、日常のお仕事において、仕事だけに成り切ることです。

仕事に一所懸命に成るから、損得に関係なく仕事が出来る功徳が得られます。

 

「静中の修行」 とは、一日十分でもニ十分でもよろしいですから

時間をつくって静かに坐ることです。

 

一切の分別心を 「放下(ほうげ)」 し、「五感(眼・耳・鼻・舌・身)」 を解放して

静かに坐ると、どんなことを見ても、聞いても、相手にしたり、邪魔にしたり

することがなくなります。

 

そのための集中力が養えられます。

少しお坐りになっていると、本当にそのことが、そのことだけで

完全に消化し、終るようになります。

 

絶えず精進(常精進) をしていくことによって、何人でも

そういう自分に為れるのです。

 

この機会に寸暇を割いてお坐りになって、日々の生活を送って頂きたいと

思います。

 


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