私たち衆生は本来、「隔てのない生活(今に生きている)」を
しているので、安心(あんじん)とか、不安という様な世界は
有り得ないことです。
ですから、自分のことであろうと他人のことであろうと
「自分を忘れて一所懸命に努める(一所懸命に働く)」
そのことが「道(法)」の生活なのです。
よく「何々のために何々をする」と言いますが、
「生活のために」というような生活はありません。
ただ「そのことのために、そのことを尽くす」というのが
「道(法)」の生活です。
「道(法)」を思想、知識、概念として受け止めないように
して頂きたく思います。