求心9
2017年11月12日 | 禅
ものの考え方というものは非常に微妙なものです。
「安心」という状態が分からないのに、「こういう状態に
ならなければ安心ではなかろう」と、自分で作っているのです。
だから、一所懸命に「安心しよう、不安をなくそう」と思うのです。
不安さえなくなれば、いいんです。
それだけなのです。
あるいは、恐怖、恐ろしいということでも、そうです。
対象として考えられているものは、どうしても「求め心として残る」
ということです。
ですから、「それ(不安、恐怖)のほかに、結果を求めてはいけない」
ということです。