河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
お金をかけない起業と経営で豊かな人生を!

実行へのヒント806

2024年02月23日 | Weblog


推定増収100億円プロジェクト

経済成長は60年代を頂点に近年の日本経済の成長は良くて1%程度、伸びていると言われる米国も1-2%である。
10年分を足し算すると、
・100が110になる世界で生きている(実体経済)。

一方、時価総額の世界では金融緩和で刷りまくった金が土地と株に流れ、今日は過去最高の株価となった。
実体経済から派生する時価総額というものは、
・100が300とか400になっている世界らしい。

派生する方の金が増えたからと言って、実体経済が動くわけではない。
いずれどうなるかは歴史が示している通りである。

一方すぐそこにある幸せをつかみ、経済的に豊かを目指す方法は、あまりにも単純なので忘れられている。
つまり「働くこと」である。
今は副業という手段も広がった。
お金さえかけすぎなければリスクは低い。
副業で趣味のモノを売ったり、効率は悪いが丁寧に教えるサービス業には勝ち目がある。
誰が何と言おうと、理に適っているからだ。

そこで仮に20万人の地域(自治体)があり、そのうちたった5%相当の10,000人が副業で年間100万円を稼いだとしよう。
(月収は8万5千円くらいだ)
100万円×1万人=100億円
となる。
これが増収100億円プロジェクトの正体である。

新たに100万円が懐に入ると、人は20-30万円ほどは使いたくなるものである。
それが地域に落ちるか、都心の魅力に支払われるかはわからない。
しかしその分、日本の景気は底上げされる。
少なくとも個人的には気分がいい。

まちの空気も変わる。
例えば”駅前活性化”は常とう句だが、現実にどうするかの議論がすっぽり抜け落ちている。
駅前の風景はそのままに、2階で働く奥さんが得意技を発揮し、あるいは新たに学んだ技を活かして年に100万円を稼ぐことは十分に可能だ。
景気の良い笑顔が広がるだろう。

この考え方を10の地域が行えば1,000億円。
100の地域が行えば1兆円が国民の懐に直接転がり込む。
そのうち20-30%が使われると・・・。

という世界が目の前に広がっている。
このように個人からの収入増という視点から見れば、可能性は未開発状態だと言える。

成長停止経済を迎えた日本でも、視点さえ変えれば豊かさへの可能性はまだまだ広がる。
変えたくない人は社会に文句を言うが、果たしてそれで何が手に入るのか。

働くと元気になる。
小遣いが増えて気分もよい。
周囲も協力してくれて笑顔が広がる。
それに100万円稼げば、次は300万円を稼ぎたくなるのが人間じゃなかろうか。



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実行へのヒント805

2024年02月16日 | Weblog


生れながらの素質

起業成功率のデータにもいろいろあるが、ざっくり言えば10年経って起業家が生き残る確率は1割だ。
ベンチャーの場合は、よくて千に3つと言われ、現実はおそらく万に3つか十万に3つだろう。
それに比べ身の丈起業では十に3つだ。

すぐそこにある幸せをつかもう。

やるべきことは、遠くにぼんやり見えるものを見ることではなく、 手近にはっきり見えるものを行うことである(トーマス・カーライル:19世紀イギリスの歴史家・評論家)。

実際に目に見える物事や感じられるものは、工夫改良の手も見出しやすい。
参入市場と顧客のインサイト(人の隠れた本質、欲求)は実際に会って聞くことにより明確になる。
これをITを使ってやるから遠くにぼんやりと存在するものに感じられてしまう。
すぐデータを持ち出して理論づけするからイシュー(本当に考えるべきこと、話し合うべきこと)を外す。

ズレまくり、が世の中に散見されるのはこの流行のためである。
データーと論理に裏打ちされたとは、データーに振り回されることではなく、データーをうまく使うところに妙味がある。

馬鹿と鋏は使いよう。

そのようなまともに見えるノウハウ論より前に、自分の素質や何らかの才能、特徴を生かすことからスタートしたほうが早く効果的だ。
そして動くこと。
人に会う事。
話し教えてもらう事。

考え込むことに没頭するのは充分に動いてからである。
出来る限りの情報を集めよ。
それからじっくり熟慮と論理を積み重ねたらよい。
あなたが自分の仕事を現実に行う場合には、だ。

こう言うと、データ数字の重要性だの解析した数字がどうのこうのというが、そんな上っ面の事を言っても問題の核心には迫れない。
大企業の数字が伸びないのはそのためでもある(一種の流行である)。
また、上司に説明するには便利だが、我々に上司はいない。

自分を生かし相手に喜ばれる点はどこに生ずるか。
この一点に絞り歩き回るだけでも、何倍ものヒントを自ら得ることが出来る。

学んで、学んで、学びぬいてもそれは一種の病だよ、と老子は言った。
誰でも一度はその病にかかるがね、とも。
そしてその病に侵されていると悟ればすぐ直ると教えた。

学んで、学んで、角を矯めて牛を殺しては元も子もない。
それより試行錯誤を重ね、世間という時代にもまれながら自らの素質を見出すこと。
それに磨きをかける事だ。

人間は本気で集中することにより、思わぬ力を発揮する。
ただ簡単だ、とは言わない。
しかしそのプロセスで本来の自分を育てていく。
そのときは充分な経済力も自然についてくる。
これが本来の成功の姿であろう。


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