オリオン村(跡地)

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2016年通信簿 シーズン総括 投手

2016-10-17 00:45:45 | 千葉ロッテ

 

【2016年成績】 143試合 72勝68敗36S 12完投 9完封 14無四球 防御率3.66 1289回 1308被安打 104被本塁打 444与四球 43与死球 855奪三振 35暴投

先発、リリーフともに苦しんだ一年でした。
防御率はリーグ3位ですので頑張ってはくれましたが日本ハム、ソフトバンクとは0.60、0.57とかなりの差がありますし、また失点と自責点との差もありましたのでミスで踏ん張れなかった、立て直すことができなかった象徴でもあり、その差が順位に大きく出ています。
完投、無四球がそれぞれリーグトップだったのは意外ではありましたが、両者で10完投の涌井と石川に負うところが大きかったのでチーム全体の評価にはなりません。
奪三振がダントツでリーグ最下位なのがカラーを表していて、打たせてとるのが悪いとは言いませんが、ここぞで三振を奪えないのはやはりしんどいです。

先発陣は石川の球団新記録となる入団から3年連続の二桁勝利、これが全てとも言えます。
有言実行、力を付けるとの言葉どおりに140キロ台後半のストレートを手にしたことで、シンカーや緩いカーブの威力が増しました。
投手三冠の可能性がありながらも「疲れた」との理由でチャレンジをしなかったのはらしいと言えばらしい、エースと呼ばれる存在になるには物足りなさが無いわけではありませんが、それだけ自分、調子、現状をしっかりと把握をして目先の無理をしない、トータルで答えを出すと考えれば頼もしくもあります。
これで開幕5連勝で月間MVPを獲得した涌井がそのままの調子を維持できれば両輪でチームを引っ張れたのですが、さして悪くもなく、また打線の援護が無いことでの不憫さはありながらも立ち上がりの失点、ここぞでの失点とらしからぬピッチングで二桁がやっとだったのが惜しまれます。
また春先と秋口の涼しいときには快投ながらも夏場に六回の壁を越えられなかったスタンリッジ、期待を裏切った大嶺祐、陳冠宇、李大恩など、計算外れが多かった一年でした。
それでも道半ばながらも球威を取り戻しつつある唐川、疲労からか伸びやかなストレートが影を潜めつつあるのが心配ながらも新鋭二木、ワンパターンな配球には改善の余地はありますがルーキー関谷とプラスな要素も出てきましたから、ルーキーなのか岩下らなのか新外国人選手なのか、もう一段の競い合いが欲しいです。

リリーフ陣の春先は絶好調でした。
昨秋のCSを引きずったかのように大谷が蹴躓きましたが、しかし揺るぎない守護神の西野、益田、藤岡、内、松永、そして意外すぎる南と0点台、1点台の防御率を誇る鉄壁さで先発が崩れても試合を壊さず、逆転のロッテを支えたのは間違いなくこの面々です。
それが後になってみればこの頃から右肘痛を抱えていた西野の調子が急降下し、毎度の内、そして藤岡と故障者が続出、勢いに急ブレーキがかかりました。
閉幕間際に全員が戻ってはきましたが調子は戻らず、しかし春先のイメージを引きずった継投で試合を落とすなどベンチの未練もあり、トータルではやや不満が残ります。
過負荷と言うほどに登板数や連投が多かったわけでもないのですがリリーフ投手は常にブルペンで準備をしていますから、そうなれば新しい顔が必要となります。
新フォームがようやく馴染んできた田中靖、150キロの快速を誇る高野、初顔見せで不思議なピッチングを披露した宮崎、その来季に期待をしましょう。

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