オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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いつもの野球で

2016-10-09 00:36:13 | 千葉ロッテ

ぶれないのは悪いことではありませんが、レギュラーシーズンの終盤の戦い方のままに負けたCSファーストステージ初戦です。
内>南の構図はその終盤戦から疑問を呈してきましたが、離脱をするまでの内の快投からすればベンチが託したくなる気持ちも分からないでもありません。
ただそれでもやはりあそこは南でいって欲しかった、これまでも三者連続三振などで流れを引き寄せたことがありましたし、南でダメだった方がまだ諦めがついたと思います。
それにしても内が悪かった、あそこまで伝家の宝刀が制御できなければ自滅もやむなし、満塁になったところで代えるかと思ったのですが我慢をしたのですから明日以降も出番はあるのでしょう、2010年にも打ち込まれてから不死鳥のように甦った内が日本一を引き寄せてくれた再来を期待したいです。
涌井は厳しいジャッジと抜けがちなストレートに苦しみましたが7回2失点ですから文句はつけられず、ただ初回、そしてここぞでの失点は今季を象徴するようなピッチングでした。
だからこそ110球での交代だったのでしょうし、あの継投のタイミングは間違いではなかったと考えます。

打線は驚きの二発で幕を開けましたが、結局は千賀を攻略しきれずに僅差負けです。
ストレートを制御しきれずにフォークに頼る千賀の術中にはまっての12三振、八回のスアレスはボーナスステージかと思ったのですがあっさりと三者凡退、情けなさすぎです。
抜擢をされたナバーロ、中村、井上が機能をせず、福浦と井口の出番も無く、ロッテらしからぬアーチ攻勢もソロ、ソロ、ソロでは勢いがつきません。
暫くはホームランから遠ざかっていたデスパイネに「だから右方向でしょ」の2本は見事でしたが、角中がノーヒットだったのが痛かったです。
先頭打者を出せなかったのでは作戦も何もなく、今日は涌井が1点に抑えなければ勝てない試合だったと、これまたいつもどおりの展開でした。


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◆10月8日(土) ソフトバンク−千葉ロッテCS1stS第1戦(ソフトバンク1勝、13時、ヤフオクドーム、36,007人)
▽勝 スアレス 1試合1勝
▽S サファテ 1試合1S
▽敗 内 1試合1敗
▽本塁打 清田1号(千賀)、デスパイネ1号(千賀)、2号(サファテ)、内川1号(涌井)

▽バッテリー
千葉ロッテ 涌井、内、南—田村
ソフトバンク 千賀、スアレス、サファテ—細川

コメント (27)

葉桜の季節に君を想うということ

2016-10-09 00:09:30 | 読書録

葉桜の季節に君を想うということ

文藝春秋

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これはかなり評価が割れそうな作品です。
その美しいタイトルとは裏腹な入りにまずビックリ、また登場人物のそれぞれの刻の視点で進んでいきますので話があっちゃこっちゃに飛んで落ち着きがありません。
それが最後に一つに紡がれていくなんてのはよくある展開で目新しくもなく、八割方までは駄作の雰囲気がプンプンでした。
ところが追い込みから仰天の展開、この手のものはかなり読み込んでいるので身構えるまでもないはずが、初めて作家ということもあり油断をしていたのかもしれません。
読み返しても無茶ではありますが無理なものではなく、評価が高いのはそこに尽きるでしょう。
ややずるさを感じなくもありませんが、これはもう見事の一語です。

ただ残念なことに、本筋のストーリーがチープすぎます。
かつて探偵事務所で働いていた主人公が高校の後輩とともに知り合いのお嬢様から依頼をされた保険金殺人、詐欺商法の裏取りに挑む一方で並行して流れる恋物語なのですが、ストーリーをテクニックで彩ったのではなく、テクニックを披露するためにストーリーを作り上げた、そんな気すらします。
終盤の盛り上がりでせっかくそこまでの細かな伏線を拾い上げて、解説めいたものも自然に流しながらも、最後の最後にストーリーの肝を放置ってのはないでしょう。
あれだけ主人公に事件にこだわるモチベーションを語らせておいて、この結末は酷すぎます。
これが評価の低い理由ではないかと、ぐぅーっと盛り上げてストンと落とされた、トータルで考えれば平凡と評しておきます。


2016年10月7日 読破 ★★★☆☆(3点)


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