ぶれないのは悪いことではありませんが、レギュラーシーズンの終盤の戦い方のままに負けたCSファーストステージ初戦です。
内>南の構図はその終盤戦から疑問を呈してきましたが、離脱をするまでの内の快投からすればベンチが託したくなる気持ちも分からないでもありません。
ただそれでもやはりあそこは南でいって欲しかった、これまでも三者連続三振などで流れを引き寄せたことがありましたし、南でダメだった方がまだ諦めがついたと思います。
それにしても内が悪かった、あそこまで伝家の宝刀が制御できなければ自滅もやむなし、満塁になったところで代えるかと思ったのですが我慢をしたのですから明日以降も出番はあるのでしょう、2010年にも打ち込まれてから不死鳥のように甦った内が日本一を引き寄せてくれた再来を期待したいです。
涌井は厳しいジャッジと抜けがちなストレートに苦しみましたが7回2失点ですから文句はつけられず、ただ初回、そしてここぞでの失点は今季を象徴するようなピッチングでした。
だからこそ110球での交代だったのでしょうし、あの継投のタイミングは間違いではなかったと考えます。
打線は驚きの二発で幕を開けましたが、結局は千賀を攻略しきれずに僅差負けです。
ストレートを制御しきれずにフォークに頼る千賀の術中にはまっての12三振、八回のスアレスはボーナスステージかと思ったのですがあっさりと三者凡退、情けなさすぎです。
抜擢をされたナバーロ、中村、井上が機能をせず、福浦と井口の出番も無く、ロッテらしからぬアーチ攻勢もソロ、ソロ、ソロでは勢いがつきません。
暫くはホームランから遠ざかっていたデスパイネに「だから右方向でしょ」の2本は見事でしたが、角中がノーヒットだったのが痛かったです。
先頭打者を出せなかったのでは作戦も何もなく、今日は涌井が1点に抑えなければ勝てない試合だったと、これまたいつもどおりの展開でした。
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◆10月8日(土) ソフトバンク−千葉ロッテCS1stS第1戦(ソフトバンク1勝、13時、ヤフオクドーム、36,007人)
▽勝 スアレス 1試合1勝
▽S サファテ 1試合1S
▽敗 内 1試合1敗
▽本塁打 清田1号(千賀)、デスパイネ1号(千賀)、2号(サファテ)、内川1号(涌井)
▽バッテリー
千葉ロッテ 涌井、内、南—田村
ソフトバンク 千賀、スアレス、サファテ—細川