Lee's Diary

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龍馬伝 第9回 「命の値段」 *感想*

2010-03-01 | 冬ドラマ(2010)感想
龍馬(福山雅治)よりも重太郎(渡辺いっけい)の可愛らしさが印象に残る第9回。
なかなか江戸に戻ってこない龍馬に ついついツレナイ態度をとってしまい
どうしていいか分からずにイライラする佐那(貫地谷しほり)に八つ当たりをされる重太郎。
佐那の肩にためらいがちに乗せる重太郎の手を見るだけで 
妹の恋の行方を心配する兄の思いが窺えるのがいい。
佐那にお玉で殴られようとも一向に気にもせず 必死で龍馬と妹を取り持とうとする様子が印象的。
妹が可愛くて可愛くて仕方がない様子が伝わってくるわぁ。

佐那は 龍馬と出会った当初の 男なんて歯牙にもかけない鬼小町然とした雰囲気の方が
個人的には好みなのだけど 初めて恋をした佐那の初々しい雰囲気や 
恋をしてもなお 気の強さ(そして酒の強さも)溢れる佐那は 見ていて可愛いらしい。

こんな佐那の積極的なアプローチにタジタジとなってしまう龍馬。
加尾(広末涼子)とのシーンを見たときには 龍馬は女心に鈍感な男なのかと思ったりもしたけれど
佐那のただならぬ気配を敏感に察するアタリを見ると 
ひょっとすると龍馬って 女心を分かっていても気付かないフリをしているだけなのかもしれないわねぇ。
意を決して思いを伝えようとする佐那に対して あのような逃げに徹する龍馬のヘタレっぷりが可愛い。
生家でも あの逞しい女性陣に囲まれて過ごしてきた 甘ったれの龍馬。
感情的になった女性をあのように(ちょっとズルく)かわす術は 幼い頃から培われてきたのかもしれないわねぇ。

今回のストーリーは 龍馬に関してそれほど大きな展開といったものはないのだけれど
重太郎にしても 佐那にしても 龍馬にしても 
ストーリに大きな動きが無いぶん 登場人物の魅力が際立って見える気がするなぁ。
その中でも やっぱり半平太(大森南朋)が強い印象を残していたと思う。
各藩の攘夷派の面々が集まる居酒屋のシーン。
遅れてきた桂(谷原章介)を気遣いもせず 一息もつかせず話し合いを始めようとしたり
一杯飲ませてくれという桂の言葉を額面どおりに受け取って 早々に話題を切り替えてしまう半平太。
場の空気を全く読めない つまらない男っぷりがいいなぁ。
同じ攘夷を志している者たちのなかでも 半平太だけ ひとり全く余裕が感じられないような
他の者よりも切迫した思いを抱えているような雰囲気が ひしひしと伝わってくるのがとても良かった。
攘夷にかける思いは人一倍強いのに その攘夷へ向けた活動は土佐が一番遅れをとっていると気付いた時の
半平太の表情も とても良かったなぁ。
この後に起こる時計事件で 土佐藩の誇りと攘夷の思想のために山本琢磨の切腹を命ずる半平太の行動に
より説得力を持たせる印象的なシーンだったと思う。 

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