Lee's Diary

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岡本太郎生誕100年企画 「TAROの塔」 第3回 *感想*

2011-03-27 | 冬ドラマ(2011)感想
* TAROの塔 「戦友」 *  番組HP

第1回の放送を見たときから かなり気になる存在だった敏子(常盤貴子)に焦点を当て
私の知りたかった敏子と太郎(松尾スズキ)の関係をじっくりと見せくれたストーリーに大満足。
岡本太郎のことを ほとんど何も知らない私は 当然 太郎の秘書である敏子のことなど知るわけもなく
第1回を視聴後に 敏子のことを軽く調べ そこで敏子が太郎の養女となっていたことを知り
結局 さらなる混乱に陥ってしまっていたのよねぇ(笑)。
太ももを惜しげもなく露にし アトリエで製作に没頭する太郎を見つめる敏子の様子を見ていると
二人の関係は 何だか艶かしいものに思えてくるし 
かといってテキパキと太郎の秘書として働く彼女の様子は 妙に乾いているというか 
色恋などという艶っぽいものは全く見えてこない気もするし おまけに彼女の続柄は「養女」だし・・・。
二人の間に漂う不可解な雰囲気と 続柄が「妻」となるような色っぽい関係はなかったのか?といった疑問で 
私の頭の中はずっと混乱していたわけだけど その混乱を 今回のストーリーで やっと収めてもらった感じ。

太郎の可愛らしい“取り巻き”の一人にすぎなかった敏子が 太郎の秘書となる下地を作る過程から
グイグイと引き込まれてしまう。気難しい太郎に「今のはいい!」と言わせる敏子は 可愛くって魅力的。
「燃えたか?自分が燃えたか?」「はい。燃えました。」「うん。正直だ。」 という太郎と敏子の会話と 
敏子の顔に赤い絵の具を塗りつける太郎の行為と 恍惚の表情を浮かべる敏子の表情も良かった。
太郎が とうとうと語っていたエロティシズムの一端を見せつけられた気がするわぁ。

その人間の能力によって愛し方が決まる。その人間が出来る愛し方をするしか仕方がない。
という一平(田辺誠一)の言葉と かの子に対して一平が貫いた愛し方に影響されるかのように
「ここから二人で新しい岡本太郎を創る」と 敏子が決意するまでのストーリーは見応え十分。
不可解に思えた二人の関係には 結婚と生身の愛情を捨て去り 岡本太郎を創りだそうとする
敏子の強い覚悟があったのか・・・と 彼女の揺るぎない情熱に圧倒される物語だった。

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2 コメント

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敏子と太郎 (ひで)
2011-03-27 07:12:57
岡本敏子と太郎の関係は、敏子が77歳で初めて書いた小説「奇跡」に、生々しい性描写とともに克明に書いています。
太郎とも親交の深かった瀬戸内寂聴は、原稿を一読して「実名で書くべき」と助言したほどです。

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ひで 様 (Lee)
2011-03-27 13:22:25
コメントありがとうございます♪

敏子さんは 小説も書かれてたのですねぇ。
77歳での処女作・・・おまけに生々しい性描写付き・・・
情熱的な女性なのでしょうねぇ きっと。
ひでさん 教えてくださって嬉しかったです。
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