鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその973~竹鶴政孝パート235

2014-11-04 12:50:47 | 竹鶴
今回のお気に入りは竹鶴政孝パート235、ボトル紹介②です。

朝ドラ「マッサン」では、マッサンが住吉酒造を退社しました。
これから予想のつかない展開の挙句、鴨居のところにお世話になり、ふたりの力で日本初の本格ウイスキー作りを成し遂げるはず。
そのためにエリーも大活躍するのでしょうね。
とても楽しみです。

さて先日に引き続き、「マッサン」に関わるボトルをご紹介します。(写真左から①②③)

史実ではマッサンをスコットランドに送り出した摂津酒造は不景気の為、日本初の本格ウイスキー作りを断念します。
会社を退社したマッサンは、紆余曲折の末、鳥井信治郎の寿屋でウイスキー作りを行います。
そしてついに出来上がったのが日本初の本格ウイスキー「サントリー白札」です。
その銘柄は今も「サントリーホワイト」として生き続けています。

それらのボトルとコメントを少々。

①銘柄不明(摂津酒造、ポケット壜、当時もの)
マッサンをスコットランドに留学させた摂津酒造は、連続蒸溜やアルコール臭を抑えるなどの独自の技術を誇っていました。
そのため寿屋などの大手に調合した酒を製造・卸するといった大きな商売をしていました。
当時日本で製造されていたウイスキーは、アルコールに色と香り、味を付けたイミテーションウイスキーだったのです。
写真の摂津酒造オリジナルボトルはラベルが無いため詳細はわかりませんが、中身はイミテーションウイスキーだったと思います。

②サントリー白札(寿屋、ポケット壜、当時もの)
マッサンと鳥井が苦労の末、完成させた日本初の本格ウイスキー。
1929年に発売が開始されました。
ボトルの裏に書かれたコメントが意気込みにあふれていたので、引用します。
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サントリーウ井スキーは英国スコットランドにおいて多年実地と学理を究めし技師により地勢風土水質ともに彼地ローゼスの峡地とまったく同じき京都府下山崎の天王山中に醸造所を設け英国種大麦を内地に移植してこれを原料となし醸造後極めて清澄なる空気を有する貯蔵所におきセリーウッドにて7年間完全に熟成せしめたる日本最初唯一の国産醸造ウ井スキーにして本場英国の一流品に比し毫も遜色なき逸品なり
=====
なおボトルの左上に添えた写真は裏のラベル下部にあった写真です。
かなり不鮮明ですが、白衣のマッサンが技師として働いている姿のようです。

③サントリー白札(寿屋、フルボトル、復刻版)
1999年に白札発売70年を記念して発売されました。
当時のスモーキーでのびやかな味わいを再現しているそうです。
今年も限定発売されましたが、キャップやラベルのデザインが若干変わっています。




コメント (2)
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