鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその977~北海道のトンボ

2014-11-14 12:55:12 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、「北海道のトンボ」です。

先日、洞爺湖町立「火山科学館」に行ってきたことは当ブログで書きました。
その建物と棟続きに「洞爺湖ビジターセンター」があります。
そちらでは洞爺湖周辺に生息する動植物が紹介されています。
その展示で気に入ったのは、小鳥の鳴き声を学べるコーナーと足跡で動物を当てる床でした。
帰り際に図書コーナーに立ち寄り、何冊か立ち読みしていて面白い本を見つけました。
北海道のトンボ72種すべてを見事な細密画で描いている図鑑です。
これは立ち読みではなく手元でじっくり鑑賞すべき本。
帰ったらアマゾンで買おうっと。

ところがなかなか見つかりません。
タイトルは不確か、著者・出版社不明ではなかなか探しようがありませんでした。
諦めきれずアマゾン以外もあちこち探しました。
そうしてやっと見つけました。
「日本の古書店」という古書検索サイトでヒットしました。
二橋 愛次郎という人が著者でエコ・ネットワークというところで発行していました。
改めてその著者名や出版社名でアマゾンを検索しても該当なし。
グーグルで検索してようやく発行元が札幌の環境市民団体であることを知りました。
なるほど見つからない訳だ。

前置きが長くなりましたが、こういう事情でやっとめぐり合えたのが本書「北海道のトンボ」です。
2002年発行のB5判、わずか76ページの実にシンプルなトンボ図鑑。
解説文は必要最小限。
大きくてきれいな細密画を楽しむにはもってこいの図鑑です。
細密画のサイズはほとんどが原寸大。
イトトンボなどの小さなトンボは2倍に拡大して描かれています。
「トンボを細密に描いた外国の図鑑に触発されて素人ながら描いた」と著者はあとがきで述べていますが、何の何の、実に素晴らしい細密画が次から次に登場します。
宝物がまたひとつ増えました。

最後に、本書で初めて知った(私にとっては)驚愕の事実をご紹介します。
羽の先端の班が特徴的なトンボを、子どものころからクルマトンボと呼んで親しんでいましたが、正式にはノシメトンボというのだそうです。びっくり!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする