今回のお気に入りは、葉室麟です。
葉室麟の「風の軍師 黒田官兵衛」。
借りてきたため、急いで読みました。
葉室作品は、相変わらずリズムよく読めます。
AMAZONの内容紹介を引用します。
=====
あす吹く風は、どこからどこへ。
黒田官兵衛、ジョアン、細川ガラシャ、織田秀信――
伴天連追放令下、「かなわぬ夢」と「かなえてはならない夢」のはざまで生きた人々の思い。
キリシタン受難の時代を、気鋭がダイナミックに描く。
秀吉の懐刀・黒田官兵衛、キリスト教の教義を官兵衛に教えた日本人修道士・ジョアン、キリシタンの象徴的存在・細川ガラシャと、その侍女いと、キリシタンの天下人と望まれた岐阜中納言織田秀信らは、次々と追放や殉教という運命に翻弄されていった。
伴天連追放令下、キリシタンが次第に生きにくくなる時代を描く。
=====
物語には、村上水軍の長・村上武吉の末っ子が登場します。
ベストセラー「村上海賊の娘」に登場したあの末っ子でしょうか?
「村上海賊の娘」で主人公の姫と同じくらい急成長し、逞しくなっていった男のことを思い出しました。
本書では、村上水軍は秀吉の支配下に落ちており、末っ子は黒田官兵衛の懐刀となっています。
明智光秀をそそのかして暴君・信長を亡き者にしたのと同様、天下取り後急速に暴君と化してしまった秀吉を亡き者にするため、秀吉に恨みを持つ村上の力を借りようとします。
すべてはキリシタンが安心して暮らせる国を作るため。
日本の歴史の裏側に数々の策略あり、というところ。
策略や謀略はあまり好きでないのですが、軍師が主人公なので、仕方がありません。
著者は郷土の有名人を書きたかったのでしょうが、読んでいてつまらなかったです。
いつもの背筋の伸びるような尊敬する生き様をした主人公ではないから。
著者のレパートリーにはこういうのもあるということでしょう。
いい勉強になりました。
次は内容を確認して読むことにします。
といっても次はもう準備済み。
「乾山晩愁」です。
これはどちらかな?
楽しみでもあり、心配でもあります。
葉室麟の「風の軍師 黒田官兵衛」。
借りてきたため、急いで読みました。
葉室作品は、相変わらずリズムよく読めます。
AMAZONの内容紹介を引用します。
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あす吹く風は、どこからどこへ。
黒田官兵衛、ジョアン、細川ガラシャ、織田秀信――
伴天連追放令下、「かなわぬ夢」と「かなえてはならない夢」のはざまで生きた人々の思い。
キリシタン受難の時代を、気鋭がダイナミックに描く。
秀吉の懐刀・黒田官兵衛、キリスト教の教義を官兵衛に教えた日本人修道士・ジョアン、キリシタンの象徴的存在・細川ガラシャと、その侍女いと、キリシタンの天下人と望まれた岐阜中納言織田秀信らは、次々と追放や殉教という運命に翻弄されていった。
伴天連追放令下、キリシタンが次第に生きにくくなる時代を描く。
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物語には、村上水軍の長・村上武吉の末っ子が登場します。
ベストセラー「村上海賊の娘」に登場したあの末っ子でしょうか?
「村上海賊の娘」で主人公の姫と同じくらい急成長し、逞しくなっていった男のことを思い出しました。
本書では、村上水軍は秀吉の支配下に落ちており、末っ子は黒田官兵衛の懐刀となっています。
明智光秀をそそのかして暴君・信長を亡き者にしたのと同様、天下取り後急速に暴君と化してしまった秀吉を亡き者にするため、秀吉に恨みを持つ村上の力を借りようとします。
すべてはキリシタンが安心して暮らせる国を作るため。
日本の歴史の裏側に数々の策略あり、というところ。
策略や謀略はあまり好きでないのですが、軍師が主人公なので、仕方がありません。
著者は郷土の有名人を書きたかったのでしょうが、読んでいてつまらなかったです。
いつもの背筋の伸びるような尊敬する生き様をした主人公ではないから。
著者のレパートリーにはこういうのもあるということでしょう。
いい勉強になりました。
次は内容を確認して読むことにします。
といっても次はもう準備済み。
「乾山晩愁」です。
これはどちらかな?
楽しみでもあり、心配でもあります。