今回のお気に入りは、「ファーブル昆虫記」⑧です。
ついにシリーズ最終巻、第8巻「伝記 虫の詩人の生涯」を読み終えました。
前回も書きましたが、ファーブルの実験や観察にはとても興味がありましたが、彼の生まれ育ちには興味ゼロ。
それでも訳者 奥本大三郎のファーブル・ラブを感じたくて読みました。
結果としては残念ながらファーブル・ラブを実感することができず、貧乏しながら研究を続けたことを再確認しただけでした。
また伝記にはここで紹介できるようなエピソードがなかったことも残念でした。
本当は感動のエピソードがいっぱいあったのではないかと思うのですが・・・。
子ども向けということで抑えたのかな・・・。
本シリーズは「ファーブル昆虫記」を子どもたちにできるだけ分かりやすく、しかもできるだけ正確に伝えたと思います。
またファーブルが虫たちの生態の秘密を実験と観察で次々読み解く様子を子どもたちはワクワクしながら読んだと思います。
その意味においてジュニア向け「ファーブル昆虫記」は大成功でした。
しかし奥本氏が自身の人生を決めるほどに感動した「ファーブル昆虫記」のその感動を子どもたちに伝えきれたでしょうか?
ファーブルが「虫の詩人」という感動的なあだ名で呼ばれたことに子どもたちの理解が及ぶ記述が不足していたと思います。
わざわざ伝記を最終巻にしたのならそこでしっかり伝えて欲しかったです。
私自身、いろいろな図鑑を詩情溢れる記述にこだわって読んでいますが、本シリーズを読んでそういう記述には出会いませんでした。
分かりやすく正確なことは大切ですが、それより感動を伝えることの方がずっと大切だと思います。
それが実現されてこそ子どもたちの中から第2、第3のファーブル、第2、第3の奥本大三郎が誕生することにつながると思います。
シリーズを読み終え、そういう感想を持ちました。
とても厳しい言い方ですが・・・。
さて奥本氏は現在昆虫記の完訳版を書いています。
忠実に書くため、原書の全10巻を各巻上下巻にして、全20冊で完成する予定のようです。
現在第8巻の下巻が発行されたところ。
完訳版なら奥本氏の感動や、ファーブルが虫の詩人と呼ばれたことに共感できるかも・・・。
そういう期待があるので、シリーズが完成したら読んでみたいと思います。
ついにシリーズ最終巻、第8巻「伝記 虫の詩人の生涯」を読み終えました。
前回も書きましたが、ファーブルの実験や観察にはとても興味がありましたが、彼の生まれ育ちには興味ゼロ。
それでも訳者 奥本大三郎のファーブル・ラブを感じたくて読みました。
結果としては残念ながらファーブル・ラブを実感することができず、貧乏しながら研究を続けたことを再確認しただけでした。
また伝記にはここで紹介できるようなエピソードがなかったことも残念でした。
本当は感動のエピソードがいっぱいあったのではないかと思うのですが・・・。
子ども向けということで抑えたのかな・・・。
本シリーズは「ファーブル昆虫記」を子どもたちにできるだけ分かりやすく、しかもできるだけ正確に伝えたと思います。
またファーブルが虫たちの生態の秘密を実験と観察で次々読み解く様子を子どもたちはワクワクしながら読んだと思います。
その意味においてジュニア向け「ファーブル昆虫記」は大成功でした。
しかし奥本氏が自身の人生を決めるほどに感動した「ファーブル昆虫記」のその感動を子どもたちに伝えきれたでしょうか?
ファーブルが「虫の詩人」という感動的なあだ名で呼ばれたことに子どもたちの理解が及ぶ記述が不足していたと思います。
わざわざ伝記を最終巻にしたのならそこでしっかり伝えて欲しかったです。
私自身、いろいろな図鑑を詩情溢れる記述にこだわって読んでいますが、本シリーズを読んでそういう記述には出会いませんでした。
分かりやすく正確なことは大切ですが、それより感動を伝えることの方がずっと大切だと思います。
それが実現されてこそ子どもたちの中から第2、第3のファーブル、第2、第3の奥本大三郎が誕生することにつながると思います。
シリーズを読み終え、そういう感想を持ちました。
とても厳しい言い方ですが・・・。
さて奥本氏は現在昆虫記の完訳版を書いています。
忠実に書くため、原書の全10巻を各巻上下巻にして、全20冊で完成する予定のようです。
現在第8巻の下巻が発行されたところ。
完訳版なら奥本氏の感動や、ファーブルが虫の詩人と呼ばれたことに共感できるかも・・・。
そういう期待があるので、シリーズが完成したら読んでみたいと思います。