鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその2332~虫めづるばぁばの里山の虫図譜

2024-05-07 12:03:02 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、「虫めづるばぁばの里山の虫図譜」です。

久しぶりの更新です。
ここ何年も多忙でなかなか書店に行けず、本は通販で買ってばかりでした。
先日久しぶりに時間ができて、書店をぶらぶらしていて本書を見かけました。
昆虫の水彩画がたくさん描かれた表紙がまず目を引きました。
手に取りパラパラとページをめくると、描かれた昆虫や植物の正確で美しいことに一目ぼれ。
こういうのに目がないので、則、購入を決めました。

タイトルは「虫めづるばぁばの里山の虫図譜」
今年3月に発行されたとのこと。
タイミングが良かったようです。
画家は本田尚子(ほんだたかこ)さんという方。
名前は存じ上げませんが腕は確かです。

本書の内容紹介と画家の略歴は次の通り。
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地元茨城守谷市の里山を中心に見られる虫たちの生態を、細密な水彩画で紹介した図譜作品集。
掲載された虫たちに関わる豆知識や、学名やサイズについても表記されており、読者が野山を散策しながら楽しめる図鑑的な機能も備えています。
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兵庫県出身。1980年代から野の花、キノコを中心に描き続け、2000年からは植物画家・西村俊雄氏に師事。国立科学博物館主催の植物画コンクール入選10回。2004年の同コンクールで文部科学大臣賞受賞(トウモロコシ/ピーターコーン)。カルチャーセンター、植物園、自宅等で植物画講師を務める。日本植物画倶楽部、つくばボタニカルアート同好会に所属
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毎日少しずつ絵と文章を鑑賞しています。
正直、もう少し文章が欲しいと思いながら読んでいます。
画文集のように片面に絵、片面に文章というのが理想なのですが・・・。

画家がどんなことを考えながら絵を描いているのかを知りたくて、コラムやあとがきなどを先走って読んでしまいました。

・自分は分類学者ではないので昆虫を捕まえず、スケッチしたり写真を撮るだけ
・愛用するカメラの機種
・昆虫を観察するのに適した場面(食事・交尾・ひなたぼっこ)
・図鑑で昆虫を愛する者が書いたであろう解説文を読むのが好き
・今、愛用している図鑑の紹介

など画家の横顔を知るのに役立つ記述がありますが、あとは昆虫画に添えられた短文のみ。
他に文章はないの?と考えつつ奥付まで読み、本書が札幌の出版社から発行されたことを知って驚きました。
これまで画家が書籍を発行したのは河出書房新社と幻冬舎のみですし、本書は茨城県南部の里山の昆虫を描いた画集です。
なぜ札幌の出版社が本書を発行したのでしょうか?
きっと不思議な縁のなせるワザなのでしょうね。
そのあたりのことも書いてほしかったなあ。

本書は本書で読むとして、他にエッセイなどを出していれば、そちらも読めばすっきりするはず。
探してみたら「里山のキノコ」というのがありました。
内容紹介に「きのこ画集」とありますので、もしかしたら期待するほど文章が載っていないかもしれませんが、絵を観るだけでも価値がある画家なので注文しました。
楽しみにしています。




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