鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその621~球形の荒野

2012-01-31 12:21:31 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、「球形の荒野」です。

2010年11月に放送された「球形の荒野」をようやく
観ました。
気が付けば録画してから1年以上経っていました。

松本清張の原作だから重い作品だろうとは思っていましたが、
予想をはるかに上回るスケールの作品でした。

ドラマのあらすじは次の通り。
『時は1964年。戦後復興に沸き返る日本。
その象徴である東京オリンピックが開幕をひかえたある日、
殺人事件が発生する。
捜査にあたった刑事たちが明らかにしたものは、終戦間際に
日本の平和を願うあまり、自らの死を偽造してまで、終戦
処理に奔走した外交官の存在だった。』

今まで、日本は本土決戦、1億玉砕へとひた走り、その結果
敗戦に至ったとばかり思っていました。
しかし、考えてもみれば、そんな時代でも、悲惨な戦争の
早期終結を願い奔走した人々がいたはず。
もしかしたらこれは、史実に基づいた作品なのでは?
そう思って調べてみると、スイスで行われた終戦処理、
「ダレス工作」に行き当たりました。
それは後のCIA長官ダレスと日本の外交官・武官・新聞社
特派員などが関わる終戦工作だったそうで、まさに「球体の
荒野」の登場人物たちと重なります。
史実では武官主導で工作が行われたそうですので、小説とは
違いますが・・・。
それでも日本の平和を願い奔走した人々がいたことは事実。
あれほどの絶望的な状況の中でも希望を持って手を尽くした
人々がいたのですね。

この事実が映像の作り手を刺激するのでしょうか?
「球形の荒野」は1960年の発表後、7回も映像化されて
いるそうです。

今回のドラマは、残念ながら視聴率をあまりとれなかった
そうですが、とても良質の作品でした。

特に、工作にあたった元外交官を国を売った裏切り者と考えて
いた元軍人の刑事が最後に、「彼がいなかったら、今の俺も
おまえもこの世にいなかっただろう」と考えをあらため、
感謝を述べるシーンは感動しました。

満足。満足。

この作品、DVD化されていないようですが、後世に残す
価値のある作品だと思います。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お気に入りその620~「ケイゾク」

2012-01-28 12:58:54 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、「ケイゾク」です。

ドラマ「ケイゾク」のDVDを観ています。

昨年観てとても面白かったドラマ「SPEC」は、実は「ケイゾク」の
続編として企画されたものだったと知り、早速「ケイゾク」を観ることに
したのです。

ドラマ版6枚、スペシャル版1枚、映画版1枚、計8枚のDVDの内、
今はスペシャル版を観ています。

ドラマ版は、11話の半分くらいしか堤幸彦演出でないせいか
「SPEC」ほど面白くなかったように思います。

それでもラストは盛り上がりました。
そして意外な結末。
観て損の無いドラマでした。

それにしても主演の中谷美紀がとても若いですね。
10年以上前の作品ですから当然ですが、ドラマ「仁-JIN-」で妖艶な
花魁 野風を演じた中谷美紀とは違い、初々しいです。

それに比べ野々村係長を演じる竜雷太の変わらないこと。
10年以上経っても変わらないというのはそれだけでお見事。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気に入りその619~ダルビッシュ

2012-01-26 12:07:56 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、ダルビッシュです。

先日ダルビッシュのファイターズ退団会見が札幌ドームで
行われました。
その模様は新聞やテレビで大きく取り上げられました。
特に札幌では、ほとんどの放送局で生放送しました。

例えファイターズファンでも、プロ野球ファンでもない方も、
この会見には注目したのではないでしょうか?

こんなにも注目された原因。
それは日本国内にとどめ難い才能の持ち主が、ついに世界に
旅立っていく、そういう歴史的ともいえる貴重なシーンを
みんなが目撃したいと願ったからではないでしょうか?

昨日の会見を、大人は我が子を送り出すように見守り、
子どもや若者は憧れを込めて見守っていました。

そんな中、ダルはどんな想いで大リーグ行きを決断した
のかを丁寧に説明してくれました。

それによると、ダル自身は日本で野球を続けたかったが、
国内にはモチベーションを保つための相手が少ないので
大好きな野球にもっと打ち込むために大リーグに行くことに
したとのこと。

この話を聞いて、自信過剰と思った人はほとんどいない
のではないでしょうか?
何といっても日本が誇るスーパーエースなのですから。

今になって思えば、彼はきっと大リーグに行ってしまうだろうなと
思った試合が昨シーズンありました。
それは、彼には、持てる力や技術、そして経験を全て出し切り、
ギリギリの勝負をする相手がいないのではないか?と感じた
試合でした。

昨年7月30日のソフトバンク戦。2―3で敗戦投手となった
試合後、ダルはこうコメントしました。
「言い方は悪いけど、(ソフトバンクは)汚い野球をする。
上位打線でも軽打。ブンブン来てほしかった。勝負として。」

互いに全力で戦い、勝ったり負けたりする、そんな素晴らしい
試合を彼は望んでいましたが、ダントツの戦力で日本一に輝いた
ソフトバンクでさえ彼には物足りませんでした。

もうひとつ。
昨年10月11日の埼玉西武戦。3安打15奪三振で完封勝ち
した試合でのコメントです。
「最後は中島(裕之)さんを全部真っすぐで三振に打ち取りた
かったんですけど、力なく打たれて、締めが悪い感じで
すいませんでした(苦笑)。」

9回2アウトランナーなし。
この場面で、中島に7球すべて150km超えのストレートで
勝負し、ヒットを打たれたことに対するコメントです。
多彩な変化球を自ら封じることでしか勝負を楽しめないダルが
そこにいました。
試合は、次のバッターおかわりくんをあっという間に片付けて
ゲームセット。
西武が誇る強力打線でもこの有様。

ソフトバンクや西武のファンの方は気を悪くされていると
思いますが、両チームが弱いのではありません。
イチローが、松坂がそうだったように、ダルが凄すぎるだけです。

ダルはファイターズのチーム内でも別格の存在でした。
名球界入り目前の稲葉でさえ一目置く存在でした。

絶対的エース、スーパーエース、日本のエース・・・。
そんな代名詞が当然のように付きまとうダル。

そんな天才がファイターズにいてくれたこと、同時代に
いてくれたことの偶然に感謝です。

さあ、行ってらっしゃい!
持てる力と技術、そして経験を全て出し切り、ギリギリの
勝負を楽しんできてください。

今後は、大リーグで大活躍するダルを見るのを楽しみに
しています。
そしてまたいつの日か帰ってきてくれることを楽しみに
しています。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お気に入りその618~海洋堂展

2012-01-24 12:44:39 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、海洋堂展です。

先日、新千歳空港で海洋堂展をみてきました。

新千歳空港限定のオリジナルフィギュアが発売されたことを
記念して開催されたものです。

精巧に制作されたフィギュアが3000点も展示されると
聞いて、どうしてもみてみたくなったのです。

普段は私の運転で行くのですが、今回は濡れ雪が降る悪天候と
悪路の中を、妻が頑張って運転してくれて、楽をさせて
もらいました。
スリップして大破した車を、行きで1台、帰りに1台見ました。
飛行機も一部欠航が出たそうです。
そんな中を物好きな・・・と思われる方もいると思いますが、
芸術といえる精巧なフィギュアをみることは、それだけの
価値があると思います。

哺乳類・鳥類・爬虫類・両生類・魚類・昆虫・その他無脊椎動物、
そして恐竜に代表される古生物。
これらが私の見たかった全てです。

時間をかけて全てのフィギュアを堪能してきました。

フィギュアはただ並べるだけとか、ジオラマだけでない魅力的な
展示方法がとられていました。
荒俣宏の博物図鑑の鯨図を元に制作されたフィギュアが鯨図の
上に置かれていたり、制作の元になったデッサンと作品が並べ
られていたり。
当然ではありますが、作品への自信が満ちていました。

どれも一定のレベルを超えた作品ばかりでしたが、制作者の
技量の差らしきものも少し感じました。
ただしそれは、もしかしたら食玩制作にかけられる費用の差が
原因なのかもしれませんが・・・。

例を挙げれば、甲虫類や魚類などのように最初からツヤのある
素材を使うか、最後に光沢処理をすれば見違えるように良い作品に
なったのに、と残念に思う作品がいくつかあったからです。

おっと、余りに見事な出来栄えゆえ、余計なことを口走りました。
制作者のみなさんはそのあたりのことは百も承知ですよね。

最後に。
帰路にあたり妻と娘が、空港限定のフィギュアガチャポンを何個か
購入していたことは言うまでもありません。



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お気に入りその617~黒い雨

2012-01-21 12:05:17 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、映画「黒い雨」です。

昨年、田中好子=スーちゃんが亡くなりました。
キャンディーズ時代にファンだったので、とてもショックでした。
そこで昨年は、それまで中途半端に見ていた「ちゅらさん」を
全部見ました。
そこにはとても素敵なお母さんがいました。

先日、そろそろまたスーちゃんを見たくなり、どれがいいか
調べていたら、女優として高く評価された映画があることを
知りました。
それが今回のお気に入り「黒い雨」です。

井伏鱒二原作の「黒い雨」は若い頃に読んで、ある程度の
ストーリーは知っていましたが、スーちゃん主演で映画化されて
いたことは知りませんでした。
この作品で彼女は、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞して
いたのですね。

この映画、他にも最優秀作品賞など多くの賞を受賞していますが、
その割にはTUTAYA DISCASでレンタルしていません
でした。
最近までDVD化されていなかったのかな?

そこで早速DVDを購入。

モノクロの映画本編、未公開のカラーのお遍路編、スーちゃんの
インタビュー、映画制作ドキュメントなども収録されており、
この映画の表も裏もわかる、お買い得なDVDでした。

映画を観た後、原爆や戦争の悲惨さを描いた映画でありながら
今まで見てきたものと何かが違う、と思いました。
何だろう?
その答えは制作ドキュメントの中にありました。
スタッフ?の次のようなコメントで理解できたのでした。
『原作の「黒い雨」は、原爆を扱いながらも反戦小説ではないと
いう点が重要であり、映画もそこにこだわった』と。
そうです。
映画のポスターなどに「この映画は声高であってはならない」
というコピーが書かれていましたが、根本は共通です。
こういうスタンスが観るものの心に強く響くのでしょう。

同じスタンスの名作に、こうの史代の「夕凪の街 桜の国」が
あります。

俳優陣も凄かった。
北村和夫、市原悦子、小沢昭一、三木のり平などなど、味のある
上手い役者がずらっとそろっていて壮観でした。

その中で主演のスーちゃんが、原爆に起因する黒い雨にうたれた
ことにより二次被爆し、原爆症を発症した女性を熱演していました。

制作ドキュメントのナレーションに「元アイドルの田中好子を主役に
起用するためのカメラテストで彼女はほぼ満点の評価をもらった」
というような言葉が出てきました。
本格派の制作スタッフと俳優陣の中で彼女は「元アイドル」という
目で見られながら必死に演技していたことが推察できます。
頑張っていたんですね。

最後に。
この映画の中で、スーちゃんのヌードを見ることができたことは
何よりの収穫でした。
当時34歳。
大き過ぎず小さ過ぎない、きれいな胸の膨らみに、不謹慎かも
しれませんが、つい魅了されました。

こんな若く美しい娘が、黒い雨にあたったために、嫁にも行けない上、
女の命である黒髪がごそっと抜けるという、不条理かつ絶望的な
シーンを全身で表現していました。

スーちゃんは、このわずか数年後、乳がんとの長い闘いが始まり、
最後は命を奪われることになります。

彼女の葬式では、東日本大震災の被災者を心配する、彼女の肉声による
コメントが流れていました。
大震災とヒロシマ、がんと原爆症・・・何だか似ていませんか?

映画はまるで彼女の人生を予見したように感じました。
彼女にとって出会うべくして出会った、運命の作品だったのでしょうか?

この作品、いろいろな意味で一生忘れられない作品になりました。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お気に入りその616~マークスの山

2012-01-19 12:28:28 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、「マークスの山」です。

連続ドラマW「マークスの山」DVD3枚を堪能しました。
妻がWOWWOWで見て、とっても面白かったと言っていたので
まずは原作本を読もうと思い、昨年購入したのですが、なかなか
読み始めることができないので、先にDVDを見ることに
しました。

脚本・監督・役者の三拍子が揃った実に素晴らしい作品でした。
見る者を釘付けにする展開の速さは、まだ読んでいない原作の
素晴らしさを予想させます。

それはそうです。
高村薫の書いた原作は、直木賞を受賞のハイグレードな作品なの
ですから。

連続ドラマWは、評価の高い作品が多いので、また何か見るつもり。
次はカスタマーレビューの評価から「空飛ぶタイヤ」にしようと
思っています。

ついでですが、NHK朝ドラも「ゲゲゲの女房」「ちゅらさん」と
面白い作品に当たっているので、引き続き「ちりとてちん」を
見ようと思っています。

まだまだ見ていない名作があるっていうのは、先に楽しみがあり
うれしいものです。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お気に入りその615~とんび

2012-01-16 12:15:55 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、「とんび」です。

重松清原作のNHKドラマ「とんび」を見ました。

昭和30年代から始まる物語は、現代では考えられない
くらいに温かい人たちに囲まれながら成長する父と子を
描いています。

親が子どもを育てるんじゃない、親は子どもに育てられ
るんじゃ、というやっさんの言葉に納得したり、旭の
作文にジーンときたり・・・いいドラマでした。

ただ、ドラマ制作者に一言。
やっさんと美佐子さんがどれだけ「家族」を宝物だと思って
いたのか、どれだけ言葉を尽くしても言い表せないかもしれ
ませんが、映像の力を屈指して、もっともっと、とことん
表現して欲しかったです。
それが原作では最も大切な部分だったといっても過言では
ないと思うからです。
あっという間に旭が生まれ、あっという間に美佐子さんが
亡くなり、悲しみを感じる暇がないあの展開では、原作を
知らない者にとっては、やっさんがピエロに見えるだけです。

主演の堤真一について。
彼はどんな役をやらせてもいい味を出しますね。
SP、プリンセストヨトミ、HERO、ガリレオ・・・。
それぞれにクセのある人物を演じ切っています。
あれだけいろんな役を求められるのは、役者冥利に尽きる
でしょうね。
役の幅の広さでは、阿部寛に一歩リードというところで
しょうか。

「とんび」の脇役では、小泉今日子がいいですね。
元夫のところに置いてきた娘が嫁ぐことになり、会いに来た
シーンでは、その抑えた演技に涙が止まりませんでした。
湾岸署、毎日かあさんの演技もよかったですね。
そういえば「マザーウォーター」をまだ見ていないなぁ。
近いうちに見ようっと。





コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お気に入りその614~竹鶴政孝パート201

2012-01-13 12:25:01 | 竹鶴
今回のお気に入りは竹鶴政孝パート201、オールドボトルです。

さて今回は、久しぶりに入手したオールドボトルのことを書きます。

本当に久しぶりにニッカのオールドボトルをネットオークションで
落札しました。
ただし今回はウイスキーではなくブランデーのボトル。
奥山儀八郎が「竹鶴政孝先生」を描いた原画をラベルにしたガラス瓶
です。
その原画は、現在も「ニッカブランデーX・O"白"」のラベルで
使われていますが、現在のものは絵柄が簡略化されていて、まるで
イラストのようになっています。
せっかく作家が描いてくれた創始者の原画があるのですから、
大切に使い続けてもらいたかったものです。
もしかしたら使用権の問題などで続けられない事情でもあったので
しょうか?

さて今回入手した旧ボトルは、竹鶴威相談役の「ニッカウヰスキーと私」
第42話で紹介されています。
ボトルの紹介箇所をちょっと引用します。

--------------------------------

昭和15年から発売された、当時の「ニッカブランデー」。
りんごを原料としたブランデーならではの華やかで優雅な香りがする。
現在発売されている「ニッカブランデーX・O"白"」は当時の
ラベルを踏襲したデザインになっている。

--------------------------------
(引用ここまで)

"華やかで優雅な香り"については、リンゴはバラ科のためブドウよりも
香りが高いのだと聞いたことがあります。

また「ニッカウヰスキーと私」の本文には、ニッカブランデーについての
エピソードがふたつ添えられていました。

 ・リタおふくろはこのブランデーを使ってクリスマスプディングを
  作ってくれた。

 ・政孝親父はこのブランデーで晩酌をしていた時期があった。

昭和15年にニッカ1号ウヰスキーと同時に発売された1号ブランデー。
それとほぼ同じこのボトルを眺めながら、余市工場に山積みされた
リンゴや、馬車に積んで出荷するウイスキーやブランデーを社員が
見送ったというニッカ創業時のエピソードを思い描きつつ、今夜も
美味しい一杯を味わうことにします。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お気に入りその613~竹鶴政孝パート200

2012-01-11 12:10:38 | 竹鶴
今回のお気に入りは竹鶴政孝パート200、「口コミランキング」です。

ニッカファンにとってとてもうれしいニュースが飛び込んできました。
それは1月10日の北海道新聞に掲載された記事です。

何とニッカウヰスキー北海道工場が、旅の口コミランキングサイトで
全国4位に輝いたという記事です。

インターネットの旅行口コミランキングサイト「トリップアドバイザー」が、
「行ってよかった無料お出かけスポット トップ20」と題し、最近
1年間に投稿された3万件以上の口コミを分析した結果だそうです。

記事によると、ウイスキーなどの無料試飲に加え、文化庁の有形文化財に
登録された建造物の雰囲気が評価されたとのこと。

さらに「まるでヨーロッパの古城にいるよう」と賞賛する意見も
目立ったと書かれていますが、それだけでしょうか?

蒸留棟で巨大なポットスチルを石炭焚きしている職人の姿や、
貯蔵棟で眠りにつく樽たちから発する甘い香り、そして何といっても
竹鶴政孝とリタの物語が高い評価を得た原因ではないでしょうか?

いずれにしても、ニッカファン、ウイスキーファンの聖地が、
一般の観光客からもこれほど高い評価をいただいたことは、本当に
うれしいニュースです。

ちなみに北海道からは他にサッポロビール博物館(札幌、8位)と
ファーム富田(富良野、9位)がランクインしたそうです。

北海道観光を予定しているみなさん、小樽観光をするのであれば
もうちょっとだけ足を伸ばして、隣町、余市のニッカウヰスキー
北海道工場を見学されることを強く強くお薦めします。
後悔はさせません。

スコットランドのウイスキー蒸留所を再現した石造りの建物群と、
日本のウイスキー誕生の波乱のドラマをぜひご堪能ください。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お気に入りその612~竹鶴政孝パート199

2012-01-07 12:10:41 | 竹鶴
今回のお気に入りは竹鶴政孝パート199、「竹鶴17年の?」です。

今回は「初めて見る」竹鶴17年ボトルの?について書きます。

竹鶴17年は、晩酌の主役として長ーくお付き合いしてきました。

先日、ネットオークションに竹鶴17年が2本組みで出品されて
いるのを見かけました。
その内の一本がどうも気になり、落札しました。
そのボトル、実際に手に取るとやっぱり今までのものと違いました。

写真をご覧ください。
キャップのビニールカバーが金色、ラベルの外枠も金色。
さらにボトルの側面が底面近くでくびれています。

アニバーサリーボトルでしょうか?
どのような経緯で販売されたものか、ご存知の方がいらっしゃい
ましたらお教えいただければ助かります。

ニッカファン、しかも晩酌の主役が竹鶴17年である私にとって
是非とも知りたい大切な情報なのです。

どうかよろしくお願い致します。

・・・と、ここまで書いて先ほどブログを更新しましたが、
念のため「竹鶴17年」をキーワードにしたGoogle画像検索を
試みたところ、何と答えが出ました。
複数の酒屋さんのサイトでニューボトルとして紹介されている
ではありませんか!

・・・知りませんでした。
もしかしたら竹鶴12年がニューボトルになった時期と一緒?

そんな訳でアニバーサリーボトルでないことがわかりました。
お騒がせ致しました・・・。

それにしても今度のボトル、良いデザインですね。
スクリューキャップからコルク栓に戻していただければなお良い
のですが。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする