猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

今年映画館で観た映画

2018-12-28 22:37:53 | 日記
今年映画館で観た映画、おもしろかった順に。

1) 目撃者 闇の中の瞳(台湾)
2) 欲望の翼(香港)
3) 1987、ある闘いの真実(韓国)
4) 聖なる鹿殺し(イギリス・アイルランド)
5) 希望のかなた(フィンランド)
6) 告白小説、その結末(フランス・ベルギー・ポーランド)
7) 追想(フランス)
8) ウインド・リバー(アメリカ)
9) 孤狼の血(日本)
10) 銀魂2(日本)
11) 修道士は沈黙する(イタリア・フランス)
12) 寝ても覚めても(日本)
13) 散り椿(日本)
14) 響(日本)

こんな感じかな。来年もいい映画に巡り合えますように。
では皆様、良いお年を。




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ノエルが来て1年

2018-12-24 20:17:28 | 日記
今日はクリスマス・イブ。我が家にノエルがやってきて1年経った。早いものだ。
イブの日に来たのでノエルと名付けた。去年はななとちゃぴが虹の橋を渡ってし
まい、私はひどく悲しみに沈んでいた。そんな時ノエルを引き取って、家が賑や
かになった。もちろんだからと言って2匹を亡くした辛さが癒えるわけではなか
ったけれど。













ノエルはすぐにうちに溶け込めたのではなかった。ベルがノエルを受け入れず、
攻撃するので、しばらくは別々の部屋で過ごさせなければならなかった。そし
て少しずつ顔を合わせる時間を増やしていき、なんとか同じ部屋にノエルを開
放できるようになるまで5ヵ月くらいかかった。ようやくベルがノエルを受け
入れてくれて、ひと安心だった。



今でも完全に仲良くなったわけではなく、しょっちゅう小競り合いをしている
が、もう以前のようにベルがノエルを攻撃することはなく、2匹とも自由に家
の中を動き回っている。
仲良くなる日が来るのかはわからないが、とりあえず良かった。できれば仲良
くなってね、ベル、ノエル。






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スノーマン 雪闇の殺人鬼

2018-12-22 18:48:22 | 日記
2017年のアメリカ・イギリス・スウェーデン合作映画「スノーマン 雪闇の殺人鬼」。

オスロに初雪が降った日、1人の女性が姿を消し、彼女のスカーフを首に巻いた雪だる
まが発見された。捜査を開始したハリー・ホーレ刑事(マイケル・ファスベンダー)は、
過去10年間で女性が失踪した未解決事件が多すぎることに気づく。女性たちに共通して
いるのは、「既婚で、子供がいて、雪の日に失踪」ということだった。やがてハリーの
元に「雪だるま」という署名の入った謎の手紙が届く。

ノルウェーを舞台にしたサイコ・サスペンス映画。うーん、期待していたのだけど、そ
れほどおもしろくはなかった。前半は人間関係がわかりにくい。後半、事件が動いてか
らは少しおもしろくなるのだけど、それでもよくあるサイコもので、捻りがないと言う
か。犯人は雪に触発されて事件を起こしているのだが、その理由もありきたりな感じ。
次々と姿を消す女性たち。彼女たちに共通しているのは、既婚で子供がいるということ。
それがどういう意味を持っているのか、次第にわかってくる後半はまあおもしろかった。
女性の切断された首が雪だるまの上に乗せられていたりと、ショッキングなシーンもあ
るが、そのものを見せている訳ではないのでそんなにグロテスクではない。
キャストがマイケル・ファスベンダー、レベッカ・ファーガソン、シャルロット・ゲン
ズブール、ヴァル・キルマーと豪華なのに、もうちょっとおもしろくならなかったのか
なあ、と思う。終盤はそれなりにハラハラするのだけれど。ヴァル・キルマー年を取っ
たなあ。最初誰だかわからなかった。
まあ観て損をするというほどの出来ではなく、それなりに観られるのだけれど、もう少
しどうにかなっていたら結構おもしろい映画だったのに、惜しい、という感じ。ノルウ
ェーの雪景色は壮大で美しかった。その点は良かった。




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クイルズ

2018-12-19 02:40:45 | 日記
2000年のアメリカ映画「クイルズ」。

18世紀末のフランス。卑猥文書の罪でナポレオン体制下の警察に逮捕されたサド侯爵
(ジェフリー・ラッシュ)は、シャラントンの精神病院に送られる。金の力で特別待遇
を受ける彼は、広い部屋で執筆の自由を与えられていた。これは理事長を務める若き
理想家ド・クルミエ神父(ホアキン・フェニックス)が、サドの治療になると信じて与
えた特権であった。だが小間使いのマドレーヌ(ケイト・ウィンスレット)を通して彼
の文章は世に渡り闇出版されており、その事実を知った神父はただちに筆記具を没収。
するとサドの猛烈な反逆が始まり、あらゆる手段を使って小説を書こうとする。

サディズムという言葉の語源になったサド侯爵の晩年の物語。サドは長きに渡って刑
務所や精神病院に収容されていたようだが、それでも小説の執筆をやめなかった。そ
してそれは好奇心旺盛な小間使いの手によってこっそりと世に出回っていた。病院の
理事長である神父は、サドを患者としてだけでなく友人とも見ていた。サドの矯正に
なるならと執筆の自由を与えていたのだ。ところがそれが世間で出版されていたと知
ると神父は激怒し、紙とペンとインクを取り上げてしまう。更に新しく院長になった
博士によって拷問も行われる。しかしサドはそれでも執筆をやめなかった。
この博士というのが、もう年なのに16歳くらいの尼僧院育ちの孤児の娘と結婚するよ
うな俗物で、胸が悪くなる。サドの執念とも言うべき執筆欲はどこから来ていたのだ
ろう。彼は規律も常識も宗教も無視した卑猥な小説を書くことに一生を捧げた。これ
は犯罪というより精神異常なのだろうか?私にはわからない。いずれにしても彼の文
章が世間の人々の興味を捉えたのは事実である。筆記具を没収されたらワインでシー
ツに文章を書いたりと、あらゆる手段を用いて書いていたのだ。
サドを演じたジェフリー・ラッシュの演技がすごい。とりつかれたようにサドを演じ
ていると思った。彼は「シャイン」での演技も素晴らしかった。ホアキン・フェニッ
クスやケイト・ウィンスレットもとても良かった。特にホアキンが演じた神父は、マ
ドレーヌへの恋心と神職との間で苦悩する様子がとてもリアルだった。サドが世に問
いたかったものは何だったのだろう、と思った。そんな気持ちはなく、単に猥褻な小
説を書きたいという欲だけだったのか。鬼気迫るサドの執念を感じさせられる、おも
しろい映画だった。




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ディープ・ブルー

2018-12-15 23:04:52 | 日記
1999年のアメリカ映画「ディープ・ブルー」。

太平洋上に建造された巨大な海洋医学研究施設アクアティカでは、凶暴なサメの
脳組織からアルツハイマー病の薬を製造する研究が進められていた。だが研究を
急ぐあまり、責任者であるスーザン博士(サフロン・バロウズ)はDNAを操作、そ
の結果サメは巨大化しただけでなく高度な知能までも手に入れてしまった。やが
て太平洋に猛烈な嵐が襲来、トラブルが重なって施設内に殺戮マシーンと化した
サメが侵入してしまい、カーター(トーマス・ジェーン)ら所員たちはサメと立ち
向かうことになる。

サメのパニック・サスペンス映画。「ジョーズ」以来サメの映画はいくつも作ら
れたけれど、そのほとんどがB級、C級映画だったと思う。けれどもこの映画はか
なりよく作られていて、「ジョーズ」の次くらいにおもしろいのではないだろう
か。サメの脳組織からアルツハイマー病の新薬を製造する研究をしていたり、責
任者の博士が研究を急ぐあまりにサメのDNAを操作し、サメが人間並みの知能に
なってしまう辺り、アイデアがおもしろい。凶暴なサメが人間の知能を持ってし
まったのだから恐ろしい。
登場人物たちも個性豊かで、サメにやられる方法も様々。大物俳優があっさり殺
されたりしてちょっと驚いた。サメを殺そうとしたカーターを止め、逃がしてし
まうスーザンに皆は激怒するが、スーザンにはどうしても薬を完成させたい理由
があったのだ。
私が好きなキャラクターはコック(LL・クール・J)。いつもペットのオウムを肩
に乗せているが(オウムの名前はバードというのがいい)オウムもサメに食べられ
てしまう。アルコール依存症だったらしく、今は禁酒をしている敬虔なキリスト
教徒である。彼がちょこちょこジョークや皮肉を言うのがおもしろい。もちろん
カーターの頑張りようもすごかったし、サメがとてもリアルで、ハラハラしてな
かなか見応えのある映画だった。




ベルのベッドで寝るノエル。














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