クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

浄智寺・秋の見どころ~クリン鎌倉五山紀行・3

2014-10-19 | クリン源氏物語

 えんがくじ(円覚寺)から、せんろ(線路)をはさんで 

反対がわにある、

じょうちじ(浄智寺)は

「鎌倉五山・第四位

お寺です。

 かまくらばくふ(鎌倉幕府)の 5代しっけん(執権・北条時頼)の

息子が 亡くなって

たてられた

このお寺。

 古色そうぜん(蒼然)、とした おもむきが

さい(最)大の見どころ

ですが、

 けいだい(境内)の 奥にすすむと、

 お堂のうらてに、

 コウヤマキの巨木や、

 やぐら、

 竹の小路などがあり、

 実に、かまくら・らしい ふうけい(風景)が 広がっています

 ここで!ダイジなことは、

じゅんろ(順路)の 

さいしゅう(最終)地点にいる、

 ほていさま(布袋様)の ところまで行き、

おなかを

ナデナデすること

 「鎌倉七福神」の このお方を、

おろそかにしたばっかりに、

 たましいを抜かれ、

 中・空どう(洞) になってしまった、タヌキさんを

クリンたち、

見かけました

 (お~、あぶなかった~・・)


 


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もののあはれの向こう側~クリン源氏物語・完

2014-06-15 | クリン源氏物語

「源氏物語・本編と、「宇治十帖

に 

とうじょう(登場)する 女性たちを、

花にたとえて 3週間。

おわりが 近づいて来たころ、

クリン、

ふと・思ったことがあります。

054 若いころ、「花のように美しい

たたえられた、彼女たち

(あれから、ずっと、

 その花を 咲かせつづけることが

 できたのだろうか・・?)

と。

053 家のチットの話では、

彼女たちの中には、

その後の しょうそく(消息)が

かいま見える人も、いるそうです

その・くらしぶりは

さまざまで、

038 品よく・年をとっている人が いれば

子や孫の世話に 忙しい人もいるし

俗世と、えん(縁)を切って

あっちの世界の住人もあり

一方

こっちの世界で

思わぬ苦労を、している人もいる

・・・・・

それは、読者として、

なかなか、

かんがい・深いものが あるらしい。

023 「花の命は みじかくて、苦しきことのみ 多かりき。」

物語の 女人たちも、

後半生において

やはり

そんな じっかん(実感)を

もったのでしょうか・・?

010 花より・長い、人の命。

乙女の時間を すぎてからも、

できるだけ・長く咲き、

花も実もある 

人生にする

そして、

枯れるべき時を

自らが、決定する

410 これこそ しん(真)の「女子力」

・・・・・

なのではないか

クリンは 考えました

(※クリン源氏物語・完)

 

 

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浮舟を花にたとえると・・~クリン宇治十帖・3

2014-06-13 | クリン源氏物語

「高品質貴公子・薫」が 

 あいした、大君

「稀代のモテ男・匂宮」が 

 あいした、中の君

ですが、

この美人姉妹には、

はなれて 育った、もう一人の 妹がいました

Img_5077_2 うきふね(かんじ:浮舟)娘です。(イメージ:雪柳)

うきふねは、

父・八の宮

にんち(認知)されなかったため

田舎で 育ちました。

美人だけど、

都の文化を 知らない

この 妹姫が、

父の死後に あらわれて

「波乱」を おこします

Img_7065 大君亡き後、たいそう・かなしんでいた中の君ですが、

彼女には

あいする・匂宮がいたので、

まだ 平気でした。

心配なのは、

大君を おもって いつまでも 立ち直れない

かおるです。

Img_6281 そこで、中の君は、

ぽっと出の 妹、「浮舟」を

かおるに

紹介してみました。

・・・・・

 おっとりと、物静かな風情が、大君に似ている。。)

つかの間、よろこぶ

かおる

しかし、

それは、

きょうよう(教養)のなさから来る、

物おじであるとわかり、

がっかりします

Img_2064 けれど、あいした・大君の 形代としては

そこそこなので、

かおる

うきふねの せんれん(洗練)を、

まつことに しました

ところが

そんな、ゆう(悠)長な ことを

してる間に、

匂宮

きふねに 手をつけてしまいます

041 ぐうぜん、「妻・中の君」に似た、うら若き美女見つけた、

匂宮

それが、「薫の隠し女」と

知るや!

うきふねに しゅうちゃく(執着)

(ちょっとくらい、不調法でも、女は可愛いほうがいい

という 

考えの 匂宮は、

Img_5077_2_2 うきふねの もとに、せっせと通い

彼女の心を、

自分に向けさせよう、と

やっき(躍起)に なりました

295 かおるの世話になりながら、匂宮

ふたまた・・・。

どちらも ステキな男性だけど、

どちらも

自分のことを 

かるく見ている。

・・・・・・

うきふねは なやみました

かおるは、

その 物思いを見て、

(女として、成熟したのかも・・)

かんちがいして よろこびますが、

まもなく、

匂宮との一件を知り、

ショックをうけます

Img_3052 二人の貴公子に うばいあわれ、

ただ、

ながされるだけの 

うきふね

この 状況が イヤになり、

自分のことも イヤになり、

二人のことも 手にあまり、

行きづまって

川に 身を投げてしまいます

161 さいわい、うきふねは 一命を とりとめますが、

たすけてくれた お坊さんのもとで、

「心身の救済」をもとめて、

出家してしまうのでした

(※次回、グランド・フィナーレです)

 

 

 

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中の君を花にたとえると・・~クリン宇治十帖・2

2014-06-12 | クリン源氏物語

しっかり者で 

けんきょ(謙虚)な姉、

「大君」が、

あいする「薫」に

めあわせようとしたのが、

Img_6887 妹の「中の君」です。

(※イメージ:芍薬)

しかし、

かおる

大君に ホレちゃっているので、

妹には ホレません

Img_6885 大君が、(自分の代わりに、中の君を・・)

と 

考えているのを知ると、

かおる

先手を打ち、

(中の君を、親友の匂宮と くっつけよう!)

うごきます

290 当代きっての 美男子として、

宮廷の 話だいをさらう

2人は、

仲良しだけど

ライバル・かんけい

モテモテなのに

くそまじめな 「薫」に、

美男でチャラい 「匂宮」は、

何かと はりあいます

そして、

「堅物の薫が 恋をして、女のもとへ通っている

と きけば

(・・・これは、

 相当の美女がいるに違いない

さっし、

匂宮は 自分も 宇治に おもむきます

007 そこで 出会ったのが、中の君

あそび人の 匂宮をして、

どうもく(瞠目)するほど

かわいくて、

はなやかな 美女でした

しかも、

姉ほどの

「怜悧さ」や「気強さ」はなく、

そういった点も、

匂宮には りそう的

Img_6862 はじめて であった、ドンピシャ・彼女「中の君」をむかえるため、

匂宮

ガラにもなく、

かなり・がんばります

Img_2874 うわきぐせがある、匂宮なので、

けっこん(結婚)後も

しんぱいは ありましたが、

とりあえず

ものすごく 大切にされ

宇治の三姫のうち、

ゆいいつ

Img_6865 しあわせな人生を 送れたのが、中の君でした

(※次回、浮舟です)

 

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大君を花にたとえると・・~クリン宇治十帖・1

2014-06-11 | クリン源氏物語

昔、

宇治の山荘に、

「八の宮」という 

しんのう(親王)

261 ひっそり・住んでいました。

八の宮には、

たいへん美しい 2人の娘、

大君と、中の君

いました。

Img_1704 姉、おおいぎみ(大君)は、知的で おちついた性格

(イメージ:あじさい)

Img_6887 妹、なかのきみ(中の君)は、すなおで かれんな性格

(イメージ:芍薬)

どっちも、

超・美人

286 さて、この2つの花たちを 見出したのが、

貴公子・「薫」です

かおるは、

光ゲンジの子として

育てられますが、

(実父はどうやら違う

ということに なやんだ、

ビボウ(美貌)の 青年です

284 「仏道に励む 高潔な人物」と、うわさされる・八の宮なら、

この モヤモヤ

払ってくれるかも・・・

と 思い、

宇治にやってきました

そこで、

Img_7072 一目ボレ しちゃった相手が、おおいぎみ(大君)

おくゆかしく、

しっとりした 

大君を見て

(こんな女性に、

 自分の気持ちを話せたら・・)

かおるは ねがいました

Img_1699 ですが、大君は、

父の言いつけで

(一生・この宇治で

 かたい・人生を送ろう )

心に決めていて、

かおるが 

いくら、アプローチしても

ふりむいて・くれません

Img_1697 しまいには、かおるを、妹・「中の君」と くっつけようとします

この

かたくなさは、

大君が 病気がち・・

ってことも 原因していて、

じっさい 大君は、

まもなく 亡くなってしまうのですが、

Img_1684 人生で、はじめて出会った、「美貌の好青年

に、

おもいを 

よせていなかった はずはなく、

大君

かおるに、

心をささげて 死んでいきます

(※次回は、中の君です)

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クリン宇治十帖

2014-06-10 | クリン源氏物語

さて、

「源氏物語」には

光ゲンジの 子孫をえがいた、

ぞくへん(続編)が

あります

002 「うじ・じゅうじょう(かんじ:宇治十帖)」です

主人公は、

光ゲンジの孫・「におうのみや(匂宮)」

光ゲンジの子・「かおる(薫)」

実は女三宮が産んだ「柏木」の子

222 この、二大・美男子 の、ダブルキャスト

かれらが、

京都・郊外の 

うじ(宇治)に住む・三姉妹

「恋物語」を くり広げる、

スピンオフです。

238 クリン、この三姉妹についても、

お似合いの花を

考えてみたい

と おもいます。

名づけて!

「クリン・宇治十帖」

(※次回、三姉妹・長女の、「大君」から スタートします)

 

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ラストを飾る花~クリン源氏物語・19

2014-06-08 | クリン源氏物語

「女三宮との結婚」

という 

大失敗により、

くらい・晩年に なってしまった

光ゲンジ

055 とくに、むらさきの上の 信らい(頼)を うらぎったことは、

ふくすい・ボンに 

かえらない

あやまちなのでした・・

305 (思えば、自分は 何かにつけて、初恋の人・藤壺の宮に

かわる女性を探し、

幻を 追い続けてしまった。。

紫の上は、

彼女自身の輝き

私を魅了したのに・・

220 光ゲンジ、かいこん(悔恨)のアラシ

むらさきの上が

ストレスで たおれてしまってからは、

もう

三宮のことなんか

見向きもしないで 病床にはりつき、

かんびょう(看病)

あけくれます。

004 周囲の人々は、ゲンジが 出家をキボウする・むらさきの上を、

泣いてとめるのを

見るにつけ

(やはり、紫の上様は 別格・・・)

思い知らされるのでした。

276 少しずつ よわって、

さいご、

つゆのように

はかなく い(逝)った

むらさきの上

「源氏物語」の ラストシーンは、

さいあい(最愛)の女性の

死後、

ボウゼンと 日々を送る

光ゲンジ

出家までが、

点々と

えがかれます。

001 (・・・ラストはやっぱ、ハス(蓮)でしょうか。)

(※クリン源氏物語・了)

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サブキャラたちを花にたとえると・・~クリン源氏物語・18

2014-06-07 | クリン源氏物語

「光源氏」と かかわった

主な女性たちを、

2週にわたって 花にたとえてきた、

「クリン・源氏物語」

ラストシーンを前に、

サブキャラにあたる・「女性登場人物

お花にたとえてみたい、と 思います

016_2 <源の典侍(60歳近いのに、2大イケメンを翻弄した、女官):ドライフラワー>

Img_1243 <弘徽殿の女御(頭中将の娘で、冷泉帝の妃):花菖蒲>

Img_7698 <近江の君(頭中将の、不調法なご落胤):ひまわり>

Img_4801 <雲居の雁(子だくさんの、夕霧の正妻):乙女椿>

110429_1211431 <藤典侍(惟光の娘で、夕霧の側室):デイジー>

007 <真木柱(髯黒の右大将の娘で、玉鬘の義理娘):忘れな草>

009 <軒端荻(空蝉の義理の娘):菜の花>

288 <明石の尼君(明石の御方の母):シャガ>

303 <王命婦(藤壺の宮の侍女で、秘密を知る人物):てっせん

でした

(※次回は、本編ラストシーンのお花です)

 

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女二宮を花にたとえると・・~クリン源氏物語・17

2014-06-06 | クリン源氏物語

女三宮を、

ダブルふりん(不倫)に 引きずりこんだ

間男、

かしわぎ(かんじ:柏木衛門督)は、

名門の、未来ある

美男子でした。

009_2 きこん(既婚)者でしたが、

けっこん前から

三宮のことが好きで、

思い余って

ふぎ・みっつう(不義密通)

その後、

003 つみ(罪)のおもさに たえかねて、

病床につき、

若くして 死んでしまいました

その、柏木

生前、

ほとんど かえりみなかった・つま(妻)が

女二宮です

Img_9169 (おんな・にのみや:菊のイメージ)

女二宮は

なんと、

女三宮の お姉ちゃん

三宮のことしか 見えていない夫から、

「つまらない女だ。

 『落ち葉の宮』だ。」

かげ口を たたかれていた

女二宮

418 おちばのように、そのまま・朽ちていくのか、

思いきや

夫の死後、

夫の友人・「夕霧」に 恋されて、

なんやかんやの末、いっしょに なります

159 三宮みたいな、愛らしさはない、姫だったけど、

しずかな おもむきのあった

二宮

その おもむきを、

ゆうぎり(夕霧)

あいしました

「女二宮の結婚」を 考えた時、

やはり

人の好みは 「千差万別」で

(好みの人と くっつかないと、

 幸せに なれないんだなあ。。)

って

わかります

(※次回は、本編サブキャラたちです)

 

 

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女三宮を花にたとえると・・~クリン源氏物語・16

2014-06-05 | クリン源氏物語

「玉鬘」との関わり方

を 見ても、

だいぶ 中年の ネチネチかん(感)が 

出てきた、「光源氏」。

位人臣を きわめ

全てを手にした、彼がおかした、

「人生最大のミス

晩年の

「女三宮との結婚」でした。

Img_4937 (・・・・むらさきの上がいるのに、なぜ?)

 

ことの ホッタン(発端)は、

光ゲンジの兄、

「朱雀院」の 

なやみから はじまります。

出家が決まり、

娘の 女三宮の行く末が心配になった、

すざく院

Img_5128 (・・・誰か、安心して任せられる男は いないものか

考えた末、

宮廷を しょうあく(掌握)する弟、

「光源氏」に 目をつけました

ゲンジ、このとき、

age・40。

(・・・これから、若い妻をもらう?)

ありえない申し出に、

こんわく(困惑)します

Img_4572_2

・兄院の不遇な過去、

・兄院の女(朧月夜)をうばった負い目、

を 思うと、

むげに ことわれず、

また

女三宮が、「藤壺の宮の血縁」ということも わかり、

思わず

OKして しまったのです

237 しかし、ふってわいた、この「結婚話」は、

さいあい(最愛)の女性、

むらさきの上

ふかく きずつけます

「光源氏の一の人

と、

自他共に みとめてきたのに、

若い宮さまが、

「正妻待遇」で来る・・。

人生の おとし穴を 

目の前に、

立ちすくむ・むらさきの上

一方、

光ゲンジも、

むらさきの上の「絶望の微笑」を 

見るにつけ、

自分のおろかしさに、

めまいを おぼえるほどでした

005 ですが・・・ じっさい、女三宮を むかえてから、

ゲンジは もっと

こうかい(後悔)します。。

ももの花のごとき

かわいらしい、女三宮は、

「精神年齢」も

話にならないほど ひくい、

ただの

お人形でした

002 しかも、スキだらけで、

わけのわかんない・うちに、

間男に

にんしん(妊娠)させられてしまう

ボーっとした、

お姫さま

(まだ、ガキだな。)と 

なめていたら、うらをかかれ、

がく然とする 光ゲンジ

ですが、

すべては

後の祭り・・

001 身分・高く、見捨てることのできない、女三宮の産んだ

ふぎ(不義)の子を、

自分の子として

育てることに、

なってしまったのでした

(※次回は、女二宮です)

 

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玉鬘を花にたとえると・・~クリン源氏物語・15

2014-06-04 | クリン源氏物語

「光源氏」の近くに 

いながらにして、

ゲンジの女に ならなかった

美女の一人に、

たまかずら(かんじ:玉鬘) も いました。

Img_1180 <イメージ:八重山吹>

玉かずらは、

ふとした めぐり合わせで

ゲンジの「養女」になった

若き女子ですが、

本当は

ゲンジの親友・「頭中将」の 娘です

(お母さんは、あの「夕顔」

289 父に似て、はなやかな ビボウをもち、

母よりも

そうめい(聡明)だった

玉かずら。

ゲンジのもとで 大切にされ、

大々的に売り出されたため

貴公子たちに モテモテで、

大人気に なりました

346 まじめな本人は、この状況を

(ちょっと わずらわしい・・)

思っているのですが、

玉かずらに こがれる男たちは

「庇護者・光源氏」に

とりいります

すでに、35さいになっていた

光ゲンジは、

若い貴公子の

ソワソワっぷりが

おもしろくて・たまらず、

008 「兵部卿の宮」に、玉かずらの姿を

ホタルの光で

垣間見せたり

帝に

ちょっとだけ・会わせたり

手のこんだ えん(演)出をして

エツ(悦)に入って・いました

Img_2881 しかし 玉かずらは、

求こん(婚)者の一人によって、

強引に

うばわれて・しまいます

玉かずらに 

恋狂いしたのは、

ぶこつ(武骨)な 子もちオヤジ、

「髯黒の右大将」

この人は、

思い余って 邸に忍び込み、

てごめに してしまう という

「既成事実婚・作戦」

打って出たのです

(・・・しまった

くやしがる、

光ゲンジ。。

297_2 いちばん・ショックをうけたのは、もちろん 玉かずらでしたが、

苦労人で

芯がつよい 彼女は、

「ひげ黒の妻」としての うんめいを 受け入れ、

みずから

ひげ黒の子どもの めんどう(面倒)を見、

自分も 

いっぱい 子を産んで

「髯黒家」 を

もり立てて いくのでした

(※次回は、女三宮です)

 

 

 

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朝顔の斎院を花にたとえると・・~クリン源氏物語・14

2014-06-03 | クリン源氏物語

押しも・押されもせぬ

けん(権)力者に

返り咲いた、

「光源氏

どんな女も 思いのままに

なりそうですが、

意外に こばまれたりも しています

Img_8460 その いい例が、いとこの 「朝顔の斎院」

あさがおの・さいいんは、

秋好中宮 といっしょで、

「嫉妬に苦しむ・母

を見て 育ちました。

(・・・源氏のことは好きだけど、

 母が味わった 生き地獄に入るのは、 絶対イヤ

そう、むねに きざんで

一生

ゲンジを 「文通相手」に

とどめました

Img_2958 この時代の「朝顔」は、ムクゲ(槿)のことだとも

言われますが、

はかなげな ムクゲより

彼女には

Img_2996 こちらのほうが、合ってるような 気がします。

なにせ、

17年間

ことわられつづけても・なお!

光ゲンジが 

チョッカイを 出しつづけた

彼女の みりょく(魅力)は、

「朝露を浴びる、朝顔の花のような・・

しんせん(新鮮)さ

に あったのでしょうから

(※次回は、玉鬘です)

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秋好中宮を花にたとえると・・~クリン源氏物語・13

2014-06-02 | クリン源氏物語

都にもどった後、

「光源氏」は

失われた せい(勢)力の 回ふくに

つとめました

155 ちょうど、帝の交代もあり、「政敵」から けん(権)力を うばい返すことに

成功

かんぱつ・入れず

宮廷での 布石として

「新帝の後宮」に

送り込んだのが、

Akikonomu_2 あきこのむ(秋好)中宮です。(イメージ:桔梗)

 

秋好中宮は、

インネンの恋人・「六条御息所」が

産んだ姫

みやすどころが

死のまぎわ、

光ゲンジに 娘の後見を

たのんだのでした。

Img_1993_2 そのさい、「・・・本当の父親の気持ちで接してね。

もし、

私の娘に手を出すようなことがあったら

ゆるさない

釘をさしたので、

ゲンジは 後見役に てっしました。

Img_3702_2 そんな、じょうねん(情念)むき出しの 母にくらべ、

娘のほうは

おさえのきく やさしい女性で、

一生、苦労しらずに すごします

「源氏物語」の女人たちは、

よく

春の花に たとえられますが、

Img_3302 秋好中宮は、秋の草花の 

ささやかな ふぜい(風情)を

あいする、

さわやかな き(貴)人でした

(※次回は、朝顔の斎院です)

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明石の姫君を花にたとえると・・~クリン源氏物語・12

2014-06-01 | クリン源氏物語

「光源氏」と

「明石の御方」との

間に生まれた 女の子は、

Img_4797 「明石の姫君」と よばれ、

ゲンジ

都にかえった後、

母子・ともども 上京しました

都の貴人も ため息をつくほどの

「明石の御方」ですが、

(・・・身分が低い自分が一緒では、

 姫の出世にさわる。。)

考え、

泣く泣く 姫君を

「光源氏の一の人、紫の上」に

あずけました

Photo <明石の姫君:イメージ(幼少期・すずらん、成長後・胡蝶蘭)>

明石の姫君は、

光ゲンジの ただ一人の娘として、

この上なく良い・かんきょうで育ち、

やがて

帝の お妃になります

Img_4796 自分の娘を、非の打ち所のない・女性にそだててくれた

むらさきの上に、

明石のおん方は かんどうし

むらさきの上もまた、

たくされた

この あいらしい姫君

心をこめて、よう(養)育することで

「本物のマドンナ」に なれたのでした

(※次回は、秋好中宮です)

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明石の御方を花にたとえると・・~クリン源氏物語・11

2014-05-31 | クリン源氏物語

政争に 敗れた「光源氏」は、

すま(須磨)に しりぞきました

002_2 わずかな供を つれただけの、さびしい 浜辺ぐらし

都に のこしてきた、

おさな妻・「紫の上」を 

おもいながら、

ゲンジは 

一年半、女っ気・なしで すごします。

しかし、

ここに 来てから

何かと世話を やいてくれる、

「明石の入道」の 引き合わせにより、

その娘と 出会った 

ゲンジは、

「滞在中におきた、いくつかの事象」を

かんがみて

Akasi 宿命的な、めぐり合わせを かんじるのでした。

その娘、

あかしのおんかた(かんじ:明石の御方)は、

田舎育ちながら、

白百合のごとき

気品に みちていました

幼いころより

父の入道に、

「お前には、

 貴種の子をなす お告げが出ている

と 言われ、

けんさん(研鑽)に はげんできました

351 ゲンジも いっしゅん・気圧されるほど、「高雅な美しさ

を 身につけた

彼女は、

まもなく ゲンジと恋仲になり

子どもを 身ごもります

(※次回は、明石の姫君です)

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