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温度を制御することの意味

2017-03-22 | ◆正法焙煎眼蔵

 

 https://www.compoclub.com/products/knowledge/jidou_seigyo/jidou_seigyo4.html

 

■上記のサイトは「エスプレッソマシン」のPID制御を知る上での基礎知識を含め、温度調節について非常に判り易く説明されてます。参考にして下さい。

珈琲焙煎機は、加熱調理器具です。特別なものは何もない。ありますか?

いかに上手く焙煎するかは、如何に上手に温度調節をするかである。エアーフローで調節(排気ダンパーで調節)などトンデモないことであることはアホでもわかる。

実は、これも当り前だが、自動制御を単純に使うよりは、人間の感覚で操作する方が上手であります。

昨日も、焙煎講座でした、都合13焙煎を、受講者さん自身が行いましたが、全ての焙煎、1ハゼ、2ハゼは同じ温度でした。

焙煎する銘柄はバラバラです。その中には、受講者さん持参の豆もありました。

上の図をご覧下さい。実は自動制御はブレています。(マシンと制御の精度の差にもよりますが)、操作盤でキレイな直線で表わされた設定だから真っ直ぐ、その線のままに制御されているようですが、実は違います。

自動車のスピードメーターは、ただ人間の感覚に合うように表示されてるに過ぎません。つまり1キロ/H 単位です。本当は80.12㌔かも80.4㌔もしれませんが、メーターでは80キロと表示されてます。

PID制御を、あるサイトでは自動車の運転に上手く例えてました。つまり、人間が0発進から80キロで定速運行に至る制御は、PID制御で、大きくアクセルを踏み込みから、定速度の微調整まで、積分、微分制御の例えとすれば、とても理解しやすいですし。

実際、コーヒー焙煎を含めて、単純な制御だから、人の方が優れています。人は自然に確実にフィードバック制御をしています。

 

 http://www.fa.omron.co.jp/guide/technicalguide/53/103/

 

 ■実際に、日本でエスプレッソマシンを製作して部品を日本製にするならOMRONのこういう部品を使えば上記のコントローラーで、しかも温度保償があれば良いわけです。イタリアならばGICARですね。

 

■自動車の運転でも良いですが、加速の途中で、ブレーキで制御するがごとく。焙煎中に、「排気ダンパー」を変更するなど愚の骨頂であり、 ガス圧を一定でダンパー操作なら、アクセル一杯で速度はブレーキで調節するようなものです。

馬鹿な先生は「ニュートラルは空気の流れが自然な位置です。ここが最適なのです。」と言うそうですが、その位置の名前を誰かが勝手に「ニュートラル」と読んだだけで、実は意味は一切ない。

そんなものは配管径により、送風能力により、どんな位置にでも変わりますし、

第一、メインファンで強制的に吸入している時点で、つまり最初から最後まで「自然な(ニュートラル)流れ」なんて何処にも有りません。アホちゃう(笑)

送風能力がない「薪ストーブ」で自然な上昇気流でだけで排煙する話ではありません。

吸入されている閉鎖系の途中で径を絞ればそこで内圧が高くなり、その横に大気圧の窓を開ければ、当然、放出される。窓が閉じていれば流速が早くなるが、通過量は変わらない。だから、焙煎機でダンパー閉じても逆流しない。(全閉にもなりません)

強いて言うならば、ソレは「送風能力」をただの目安です。また、どれほど詰まってるか?(同じ意味ですね)

焙煎機の「排気ダンパー」のニュートラルとは、何に対してニュートラルなのか?大笑いです。

唯一「ニュートラルな位置」と呼ばれるのは、ガス圧で、釜温度が上昇も下降もしない位置、つまり、入力と出力(加熱と放熱)が釣り合ってるガス圧の位置のことである。当り前だよね、上昇と下降の中間だからニュートラルです。

■私は一連の作業工程の中で、排気ダンパーを動かします、が焙煎工程では不変です。それはプロ焙煎の時に動かします。

焙煎とは全く違う工程で、その目的も意味も違います。(在るものを有効に使います。)

 

■デタラメな先生は実は沢山いるよ!だから世の中は楽しいね。だけど

私は、

①テストスプーンはピーク時は一回転ごとに見ます。

②排気ダンパーを弄りません。(ニュートラルもなんて操作も一切しない。分かってると思いますが、R-101では全く意味がないですね。

③2ハゼを1発聞いて出し、2ハゼ直前だ。なんてのは最低のアホだと思ってます。

④プロファイル焙煎が可能です。つまり、焙煎前に全ての時間がわかってます。昨日は1ハゼまで8分20秒、取出しが12分45秒前後でした。つまり。そういうプロファイルで焙煎をしました。

 

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■どんな先生に習うのかは自由ですが。

テストスプーンをあまり見るなという人は、もう焙煎しないのと同じ。大変お気の毒です。南無阿弥陀仏。

 

 


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