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ペーパードリップの備忘録 其の七

2015-04-27 | ◆日記・エッセイ・コラム

【F】 あれこれと・・・

三増酒、これがつい最近までの「日本酒」です。簡単にいうと「アル添」

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%80%8D%E5%A2%97%E9%86%B8%E6%B8%85%E9%85%92

最近まで雑誌で銘酒と大いに宣伝・流布された銘酒の多くは、その後、その作り上げたブランド力を背景に、名を上げた名を成した当時の「本物の酒」ではなく、この上記の三増酒をわざわざ作って、地方の自称「日本酒の通」にセッセと売っておられます。それは、そういう戦略だということです。

商社と広告代理店が組んだ見事な仕事だということ。

これでノウハウを得ましたから、次々に同じ手法で「銘酒」を出して、拡販しています。

大体ですね、三重県に住んでいて「新潟県」の酒を云々抜かすこと自体が見事に踊らされる証拠ですわ・な、これ。

金さえあれば、どんな銘酒でも手でも電話一本で手に入ります。

それは手に入らないように「品薄感」を出している商売なだけなのです。


ハリオV60は「ネル・ドリップの味」なんて、余程の馬鹿でないと言えませんが、それをけなげに律儀に信じてる人もいます。

一度は本物のネルを買って自分で抽出して信じるのならいいですがね。

 

今、自分で検証しないで(たった数種類のドリッパーを) V60だけをけなげに、信じていれば将来も何も検証しないでしょう。それじゃEXPO’70頃開業した当時のことを今もやっってるジジイの喫茶店と同じ未来しか描けません。

 

常にチャレンジしてゆく意志は私は大事だと思います。

「いつかはクラウンに」ってトヨタのCM信じて、年とって本当にクラウン買うような人はV60使い続けて下さい。

 

 

 

同じく、幻の銘酒が手に入ったと喜んでる人はつまり「ラベル」で飲んでいます。舌で飲めよ、っと

「地酒」ってのは「地元の酒」だぜ。

コーヒーも同じでしょう。どうも若いカフェのオーナーは素直に信じてる人が多いです。V60なら期待出来ません。だって、コーヒーを自分で考えてない人ですから、V60パンケーキと来て「こだわりの・・」なんて・・結局アンタ、何一つも考えてないじゃないの~~~。

 スーパーマーケットに行ったら、18円の「こだわり豆腐」と180円の普通の豆腐が売ってました。あなたは「こだわり派」だから18円の豆腐を買いますか?

さ~~て、これ以上書くと怒られますからな、最後に・・・。

情報っていうのは、常に操作されてます。常に発信者に都合の良い情報しか流れません。

日経新聞は、株が上がるという未来予想しか書きません。

赤旗は共産党の悪口は書きません。

読売はジャイアンツ優勝を夢見ます。

自動車雑誌は車の悪口は絶対に書きません。パッケージングに優れたファミリー向けの車と書きます。

どんな情報でも、自分で確認して見るが肝心ですね。

ドリッパーは数種類、紙も数種類だけです。全部買って試せば良いのです。

ポットを買っても、たった数個です。全部で3万円もしません。

趣味とは多大な無駄使いで御座います。

「粋」とは、やせ我慢でもあります。

毎回淹れ方を変えても、半日仕事です。不要なものは誰かにあげる。

お水はどうします?これも簡単です。

それで結果があなたがV60が一番美味しいと思えばそれでいいです。よ~~。

そしてコーヒーが美味しいから、必ずCAFEが忙しくなる約束はできません。

当店のように、砂糖なし、ミルク無し、モーニングなし、笑顔なし、水、おしぼり無し、だと相当ヤバイです。8割は入らずに帰られます。入り口に狛犬賽銭箱でも置いて宗教法人にしようかなと思ってますが・・・

そんなことはさえおき。若い方々は是非、自家焙煎で頑張って下さい。

まあ、思いつくままにペーパードリップについて書きました。PDは柔軟に対応出来る、その利点がV60では注ぎに集中しなければならず、残念ながら自在には操れません。私には・・

だから同時に2台、3台抽出と出来ないのは商売向きでないと判断してます。

沸騰したサイフォンでは時間を切り詰めることでしか対応できず、薄いコーヒーで逃げるパターンでも、PDなら、同じ豆でも濃く、そのポテンシャルを出すことが出来ます。私は92度あたりまで上ける場合もあります。

パーコレーターって道具もありました。が、美味しければ使われ続けます。

最後になりますが、PDも誰でも出来る作業です。こんなものは技術ではありません。ガキの自転車の補助輪外しと同じ、一度、上手くいけば、一生上手く行きます。ただの作業です。

 

日本茶と同じです。誰でも出来ます。

珈琲なんて実は奥はごく浅いのです。深いと思わせたい人々がいるのです。

今でも紙を濡らして使えなんていう教え方もあるそうです。お気の毒です。


 


■上の2個のポットの違いわかりますか?上は銅製で私、40年使ってます。首元が太いですね、日本の急須と同じ形状と理屈です。ここがミソです。

下のステンレスのポットは首が単純な管ですね。(断然、製造コストが違います)

またステンレスは硬いので口が変形出来ませんが、銅は自在です。

基本はそれだけです。何処何処のポットは良いの悪いのなんてネットのアホ情報に惑わされたらダメです。

笑ってしまいますがこの手のモノは全て製造元は同じ会社一つです。(絶対にナイショですよ。秘密です)

 

■私の焙煎機2台は、決して逆風に影響されませんから、日々の気温など諸々の条件に影響されることはありません。かなり綿密なデータを取ってますが、その日の湿度で焙煎が変わるなんてありません。あり得ないのです。

 

焙煎機は直火、半熱風それぞれです。豆を投入して一旦温度がV字に落ちますが、その谷(ボトム温度)は投入量の関係なく常に同じ時間、温度でございます。安定した条件なら変わらないのです。

R103は丁度3分R101は丁度1分です

私はサイドカー3台を所有してますが、キャブ車ですが、その日の湿度でエンジンの調子が変わることもないです。(意味のない付け足しでございます。)

ただし高性能車は冬に300出ても夏は280キロってことはあるようです。ガソリン品質もタンク車の上から透き通るものも、見えないものもそれぞれです。安いものには裏があります。

どうか、狭い狭い珈琲焙煎道に入らないようにお気を付け下さいませ。

そんなものは世界中に無いのです。 日本だけなのです。

日本のコーヒーはやっと始まったばかりなのに、

 

 チョー不思議

チョー不思議。 

 


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