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銀河誕生の謎探れ 130億光年見通す望遠鏡の仕組み

2018-02-20 07:10:29 | 宇宙
東京大学が南米チリのアンデス山中に建設中の東京大学アタカマ天文台(TAO)に設置する大型望遠鏡が完成したでつ。

1月28日に日本で公開。

世界で最も標高が高いところにある同天文台に運び、来年から観測を始めるでつ。
銀河の進化や惑星がどのようにできるかといった研究に活躍すると期待が大きいでつ。

望遠鏡は兵庫県播磨町の工場で組み立てられ、公開されたでつ。

口径は6.5メートル、8.2メートルの「すばる」ほどではないでつが、世界でも有数の大きさ。

この大型望遠鏡は、赤外線を使って宇宙を観測するために使われるでつ。

目的は大きく2つ。
ひとつは宇宙が誕生して間もないころにできた原始的な銀河を詳しく観測すること。
宇宙は膨張を続けているため、およそ130億光年も離れたところにある原始的な銀河は速い速度で地球から遠ざかっているでつ。
ドップラー効果で銀河の出す光は赤外線へ変化してしまうため、赤外線で調べないと姿をとらえることは難しいでつ。

もうひとつは生まれたての恒星の周りで惑星が誕生する過程を詳しく調べること。
生まれたばかりの恒星の周りは惑星のもとになるガスやちりがとりまいているでつが、赤外線や電波を使わないとガスやちりの動きを見ることはできないでつなぁ~

波長が3~50マイクロメートル(100万分の1メートル)の赤外線はこうしたちりを観測するのに適しているでつ。

通常、宇宙から届く赤外線は地球を覆う大気に遮られて弱くなるが、TAOは高さが5640メートルもあるチャナントール山の山頂にあるため、赤外線が弱くなる前に観測できるでつ。
天文台の標高としては世界一で、ギネスブックにも認定されているでつ。

高いだけでなく周囲が砂漠地帯で乾燥しているため、大気中の水蒸気に吸収されるなどして低い場所まで届かない波長が、25マイクロメートルよりも長い赤外線や、2.5マイクロメートルより
短い波長の赤外線をとらえられるでつ。

しかも周囲は砂漠で晴れの日が80%以上と多く、宇宙の観測には地球で最も適した場所のひとつでつなぁ~

チャナントール山頂には、先行して2009年に口径1メートルの望遠鏡が設置されて、観測を開始しているでつ。
これまで地上の望遠鏡では見えなかった波長の赤外線をとらえることができることを実証したでつ。

水蒸気は電波望遠鏡にとっても大敵。
そのため近くには日本や欧米など22カ国が共同で建設した世界最大の電波望遠鏡「ALMA(アルマ)」をはじめ多数の電波望遠鏡も立地。

アルマは電波を使って、130億年以上前の生まれて間もない宇宙の様子を観測したり、太陽系から遠く離れた恒星の周りで地球や木星のような惑星が生まれようとしている様子を
捉えたりするなど、多くの成果を上げているでつ。

アルマが電波で捉えた天体を、TAOが赤外線でさらに詳しく調べることで、電波だけではできないこともわかってくると期待されているでつ。

日本はハワイに世界最大級の望遠鏡「すばる」を建設。
だけど、南半球には大型望遠鏡を持っていないでつ。

欧州は共同でチリに口径8.2メートルの望遠鏡4台をもつ欧州南天天文台(ESO)を設けてて、米国も英国やカナダなどと共同で口径8メートルのジェミニ南望遠鏡をチリで運用するなどしているでつ。

日本は南半球に大型望遠鏡をもたず、南半球からしか見えない星を観測するには、外国の天文台を頼るしかなかったでつ。

TAOが完成すれば、そうした問題も解決できるでつ。

TAOプロジェクトは「アルマとも連携することで、より多くの成果がえられるはずだ」と期待も大きいでつ。

TAOは赤外線での観測に特化しているのも特徴。

すばるやESOなど世界の大型光学望遠鏡は可視光から赤外線まで幅広い観測が可能で、そのぶん様々な目的の観測に使われるでつ。

ひとつの研究のために使える時間は短く、観測時間を確保するにも激しい研究者間の競争があるでつ。

TAOはそうした大型望遠鏡に比べると小さいが、目的を絞ったことで集中的に銀河や惑星の誕生の研究に使うことができるでつ。

チリで新しい望遠鏡が観測をはじめたとき、宇宙の新たな姿が見えるかもしれないでつ。

最近、東京大学の宇宙研究はすごい勢いでつなぁ~

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