読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

舞い降りた天皇 上・下

2012-11-04 | 時代小説
舞い降りた天皇(上)
加治 将一
祥伝社
『アマテラスとその弟スサノオは、新羅から来て出雲を征服した。ではなぜ出雲は「山陰」とされ、日本の歴史から封殺されたのか。出雲大社に祀られるオオクニヌシが本殿正面を向いていないのはなぜなのか―歴史小説家・望月真司は日本の、いや天皇のルーツを求めて旅立った。「天津神」と「国津神」に大別される日本の神々。その意味することは何か?「スメラ」(神聖な)「ミコト」(御言葉)=「スメロギ」が、なぜ天皇を指すのか?「邪馬台国」は本来「邪馬壹国」だ。誰が何のために「壹」を「台」に書き換えたのか?福岡にある「細石(さざれいし)神社」と「君が代」の関係は?謎に挑む望月の前に「縄文倭人」を名乗る一団が現われて言った。「我々は天皇の故郷を知っている」…。驚天動地の古代史ロマン。 』


舞い降りた天皇(下)
加治 将一
祥伝社
『倭国は卑弥呼の時代から、呪力で国を治めてきた。女王・卑弥呼亡き後、祭祀を握った最高司祭者が初代天皇「X」だ。「X」とは何者なのか―歴史小説家・望月真司の古代史解読が進む。『魏志倭人伝』が距離表示を使い分ける理由、「八咫の鏡」を思わせる銅鏡が出土した北九州の遺跡、天皇の“指名権”を持ち、神武とゆかりの深い宇佐神宮。朝廷をも牛耳った渡来人・秦氏。そして京都と奈良に分祀された皇祖神の源流…。点と点は、朝鮮半島と北九州の間に浮かぶ二つの「島」で結ばれた!日本はいかにして誕生したのか。天皇「X」はどこから来たのか。いま、すべての秘密が明らかになる。 』


望月なる作家が命を狙われたり、サンカが現存してそこここに立ち現われたり、やたらに殺されたりする部分のフィクション性が稚拙で、そこに目くじらを立て始めるととても読み終われないだろう。
古事記や日本書紀の深読み、ひいては魏志倭人伝の深読みの部分はそこそこ面白かったのだが、魏志倭人伝を途中まで金科玉条に読んで行くのに、終わりになって偽の情報を与えたように理解するのは何故なのだろう。
この手の読みからすると、女性天皇を認めようとする動きはどういう勢力のどういう陰謀なのだと判断できるのかしらね。





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