コショウ科のフウトウカズラです。
関東地方南部以西の本州から四国、九州に分布する常緑樹です。
つる性で、海岸近くの暖かい林の中で、付近の樹木や岩に付着して登ります。
葉は互生、先のとがった卵形で縁はなめらか、葉脈が5本あります。
春に花がさきますが、雌雄別株、多数の花が集まった黄色でひも状の花がさき雄花は細く、雌花は太いです。
今ごろは紅色の実が葉影に多数集まっているのが見られます。
「コショウ」にそっくりですが、辛味は無く、使えません。
南西諸島では茎や葉を風呂に入れると神経痛や、打撲に薬効があるそうです。