ブナ科のコナラです。
北海道から本州、四国、九州、朝鮮半島、中国に分布する落葉広葉樹です。
高さは10m位で、雑木林でみられます。「ミズナラ」より小さいので「コナラ」と名前がついたそうです。
房のようにたれさがった花はおばなです。
枝の先で、葉の付け根から小さな玉のようなものが見えるのがめばなです。
めばなは秋にどんぐりがつきます。
房総半島にはこの木がたくさんあったんだけど、第二次世界大戦のあと、大量の炭やマキが必要になり、成長の速いマテバシイが植林されました。
今、房総の山はマテバシイの山になってしまい、多量のどんぐりが食料となって有害獣をふやしているのです。