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日本人奴隷化の真実 本澤二郎

2016-05-04 16:34:56 | 歴史
日本人奴隷化の真実 <本澤二郎の「日本の風景」(2344) 2016年05月04日
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52136939.html






<明治に確立した暗い明治>

 岩波文庫「近代日本思想案内」(鹿野政直著)を開くと、日本人の奴隷化政策が、不幸にして明治に確立したことを教えている。武器弾薬には兆速の進歩を遂げたが、文化面では徳川の江戸幕府の方が、はるかに優れていることがわかる。明治の欧化政策で注目させた学問的成果は、欧米の近代思想の翻訳である。中国の留学生は、日本で民主主義やマルクス主義を学んでいるほどだ。日本はしかし、明るい明治づくりに失敗して、侵略戦争に突入して、その挙句、原爆投下とソ連参戦によって、手ひどい仕打ちを受けてしまった。自業自得である。明治の失敗を教訓にしないと、日本の未来はないだろう。



<国家神道・教育勅語・大日本帝国憲法>

 欧化政策は、明るい日本を約束するはずだったかもしれないが、時の薩長藩閥政府は、欧米の悪しき侵略路線を選択した。それが大日本帝国憲法と教育勅語である。


 鹿野本の指摘だが、もう一つ重大な事実を忘れていた。それは宗教政策である。廃仏毀釈による国家神道の確立である。

 数世代の強要によって、多くの日本人は、神社信仰の、恐怖で強いられたカルト教であることをすっかりと忘却している。マルクスが「宗教はアヘン」と決めつけた理由がわかる。神社の祭礼には、違和感を抱くことなく、参加する市民は現在もいる。特に右翼議員の祭礼参加は、靖国参拝に比例している。家の中心に飾った神棚と、近隣にある無数の神社、そして本山である靖国神社・明治神宮・伊勢神宮・出雲大社を、不思議とありがたがる風習は、現在も変わっていないかのようだ。

 明治期に確立した日本人の奴隷化の根源は、宗教と教育と憲法である。この3本の矢を撃ち込まれて、人々は健全な思考と抵抗心を完璧に失って、奴隷化されてしまった。問題は、そのことさえ理解する能力を喪失してしまった点にある。



<駆逐された自由民権運動>

 明治の欧化政策の評価される学術成果は、民主主義を学ぶ機会を手にしたことである。これが自由民権運動として、政治的な運動体として開花した。

 これが主流となれば、日本の近代史は大きく塗り替えることが出来たろう。不幸にして、地方侍による明治政府は、天皇制国家主義へと突っ走って、自由民権運動を駆逐してしまった。

 民主的な議会の開設や天賦人権論は、天皇主権・天皇神格化の前に封じ込められてしまった。ここに日本とアジアの不幸が生まれた。教育勅語と国家神道による神社参拝が、幼児期の日本人頭脳を改造してしまった原動力である。

 「天皇のために死ぬことが誇り」という想定できない奴隷人間を作り出してしまった。これに似た政権は地球上に存在しない。明治官僚の悪辣さを象徴して余りあろう。背後に、日本を代理戦争に狩りたてた欧米の列強も控えていたことも重要である。



<治安維持法による恐怖政治>

 むろん、この政治的カラクリを見抜いた民権派・自由主義者・共産主義者・リベラルな宗教者は少なく無かった。これら抵抗勢力を屈服させることが、時の政府の主要な仕事になった。

 その手段・方法が治安維持法である。体制に抵抗する団体・個人を、片端から獄につないでいく。恐怖政治である。天皇批判に重罰を加える体制の確立である。これを徹底した。天皇に従順な日本人奴隷を徹底化させることが、軍国主義化と侵略戦争を可能にしてゆく。


<財閥のための天皇制国家主義>

 この天皇制国家主義の最大の悪用・利用者は、政商から財閥となった巨大資本である。その莫大な資金を悪用することで、財閥は軍閥から官閥・政閥をコントロールしてゆく。むろん、言論界も、である。

 天皇制国家主義は、財閥のためだった。植民地支配・侵略戦争によっての暴利を、財閥は独り占めにした。そこを日米戦争の相手国・ワシントンは、正しく認識していた。ポツダム宣言は、日本の侵略政治の背後を見抜いていたものだった。占領軍は、真っ先に財閥と軍閥を「解体」(「」は引用者)した。

 いま現在、同じく財閥が牙を抜いて、アジア・世界に挑戦しようとしている!安倍・日本会議の黒幕である。



<被害者はアジア諸国民>

 日本人の奴隷化でもって、多くの被害を受けたのも、奴隷化した日本人だったが、近隣のアジア諸国民のそれが、はるかに、はるかに上回った。(引用注:日本が暴れすぎて、欧州勢は退却という成果もあったのだが)

 日本の悪しき近代化は、周辺国に向かった。それもこれも、宗教と教育と天皇神格の憲法によって、国粋主義化した天皇制国家主義の行き着く先だった。その被害を受けた隣国が、防衛のために軍事化を急ぐ理由ともなっている。

 日本の新たな軍拡が、戦争の火種となることに国民は、昨年の戦争法強行で気付き始めた。



「日本人を大勢殺してくれてありがとう。これからもよろしくお願い」




<歴史の逆転にかける安倍・日本会議>

 昨日の5月3日に東京・江東区では、5万人前後の巨大集会が開かれた。「安倍退陣」「戦争法廃止」を訴えるプラカードが、天に向かって泳いでいた。他方、その前日に中曽根康弘や民進党の右翼・松下政経塾の松原、公明党の斎藤ら改憲派が奇声を挙げた。

 後者は、日本会議・神社本庁が仕掛けたものだろう。会場としては明治神宮がぴったりだろうが、露骨すぎて使用しなかったらしい。歴史の逆転にかける右翼の面々、天皇制国家主義者らの集いであるが、国民は戦争体制に反対である。中国や北朝鮮の脅威論でもって、国民を欺こうとしても無理なことだ。






<引きずられる公明党創価学会>



 問題は宗教である。思考停止の教団を軽視してはならない。彼らは理屈では理解しない。上層部の指令で動く軍隊と同じである。



 北海道5区の補選は、不正選挙と創価学会の支援もあって、自民の弔い合戦候補に軍配を上げた。





 それまで、平和を高らかに歌っていた公明党創価学会である。突然、日本が危ないと信じ込まされて、戦争体制の先頭を走らされている。そのことに気付かない会員が少なく無いという。

 宗教も、信者を奴隷化する手段として効果的なのであろう。(で、タックスヘイブンでつか)

ふーーん


http://satehate.exblog.jp/14253946/




<歴史を後戻りさせない!>

 残念ながら3日の朝日新聞社説を読んでいない。「朝日デジタル」で見出しだけである。「歴史を後戻りさせない」とあった。正論に戻った朝日新聞に安堵した。むろんのことで、朝日世論調査は「9条改憲反対」が68%。世論調査に自信をもったものであろう。

 自民党の改憲案は大日本帝国憲法に回帰している、教育勅語もカルトの国家神道も願い下げだ。





朝日が元気を出せば、国民も勇気が出てくる。29年前の5月3日は、阪神支局襲撃事件が起きている。極右の犯行に相違ない。



 朝日の無念を理解できる日本人は、奴隷化に屈しない自立人間であろう。懸念してきた「朝日のナベツネ化」はないと軌道修正したい。ならば「パナマ文書」やTPPの甘利喚問、少し古い腐敗事件の「徳洲会疑獄」にも健筆をふるってもらいたい。北海道5区補選の千歳開票区の点検も忘れてほしくない。

 歴史の逆転は、日本人の奴隷化にほかならない。



2016年5月4日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)



不正選挙疑惑の千歳には米軍基地があり、普段使っていないが、熊本地震のために使用中だった velvetmorning blog 2016/05/03 20:24
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2016/05/03/8082832


NHKの「憲法記念日」報道がヒドすぎる!「改憲反対」が増加した世論を無視し改憲派の盛り上がりだけを強調 リテラ 2016.05.04
http://lite-ra.com/2016/05/post-2215.html



亡くなった元ゼロ戦パイロット原田要氏は生前、安倍首相を痛烈批判していた!「戦前の指導者に似ている」と リテラ 2016.05.04
http://lite-ra.com/2016/05/post-2214.html


神社に初詣行ったら「憲法改正しよう」とあってうんざり… 何なのコレ。
http://togetter.com/li/920653

【IWJブログ】境内に櫻井よしこ氏の改憲ポスターが!全国各地の神社で起きている「異変」 ~日本会議・神社本庁・安倍政権が一体となって「政教分離」を定めた憲法に違反する、改憲署名を推進!  記事公開日:2016.1.5
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/281360

・・「『美しい日本の憲法をつくる国民の会』さんが、1000万人の(改憲推進の)拡大運動を進めており、神社本庁をはじめ、東京都神社庁も、会の活動に協力をしている。全国の神社での署名運動はその一貫で行っている。この署名用紙も、国民の会が作っているものです」

 「美しい日本の憲法をつくる国民の会」とは、櫻井よしこ氏や日本会議(※)会長の田久保忠衛・杏林大学名誉教授、日本会議名誉会長の三好達・元最高裁判所長官が共同代表を務め、事務局長を日本会議事務局長の椛島有三氏が務めるなど、実質的には日本会議主導の団体だ。

・・ そして同会の代表発起人には、神社本庁総長である田中恆清(たなかつねきよ)氏が名を連ね、神社本庁を母体とする政治団体「神道政治連盟」の幹事長である打田文博氏が、事務総長を務めている。

 そして同会は、2015年11月10日、「今こそ憲法改正を!武道館一万人大会」を開催。超党派の「改憲派」国会議員が出席し、安倍総理もビデオメッセージを寄せ、「『21世紀にふさわしい憲法を自らの手で作り上げる』その精神を日本全体に広めていくために、今後とも、ご尽力をいただきたいと存じます。憲法改正に向けてともに着実に歩を進めて参りましょう」などと、露骨に支援を呼びかけている。



神社本庁による日本国憲法へのあからさまな挑戦、信仰心の悪用は「宗教の面汚し」

 神社本庁が、極右組織と一体となり、あからさまな安倍政権支援の政治運動を行うなど、許されるのだろうか。憲法第20条・89条の「政教分離」に抵触するのではないか。

 そもそも日本国憲法におけるこの条項は、戦前、国民(当時は臣民)を天皇制国家に従属させ、戦争に駆り立ててゆく洗脳装置として機能する国家神道を復活させないための条項だったはずである、そうした忌まわしい過去をもつ神社界が、公然と改憲の運動に加担している。これは現行憲法に対する挑戦以外の何ものでもないだろう。

 安倍政権の憲法改正に強く警鐘を鳴らしている、弁護士の猪野亨(いのとおる)氏はIWJの電話取材に応じ、「神社本庁が目指しているのは、天皇を中心とした統治体制への『王政復古』だ」と厳しく指摘した。

 「政教分離が日本で規定された一番の歴史的背景は、大日本帝国が神道を『国家神道』として国教化し、それが軍国主義と結びついて日本を破滅させたという反省です今回の署名設置は、そもそも政教分離が何のためにできたのかという憲法の根本趣旨からすると大問題。世俗的な団体であるという信頼を悪用し、騙すようなかたちで本性を現したという意味でも、宗教の面汚しとも言われかねない事態です」・・



改憲署名 賛成派700万筆集める 氏子を動員 毎日新聞2016年5月4日 09時00分(最終更新 5月5日 02時28分)
http://mainichi.jp/articles/20160504/k00/00m/040/133000c

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タックスヘイブンで火遊びですか?


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