心のままに

おもいを言葉に

老いて 今

2023-12-20 16:09:17 | 日記

 

  老いて 今

  遺書を書くおもいで

  一篇一篇 詩を書く

  急くことなく ゆっくりと

 

  ~~~

 

  冬の夜空に 星がまたたく

  広大な宇宙に浮かぶ 地球の上に

  頼りなく生きる 我々の上に

  それは本当に 奇跡的なことであると

  心底から思うのだ

 

  ~~~

 

  魂というものの 本来の姿

  人は 人生の歩みと共に

  様々な業を背負い

  その本来の姿を 見失っていく

 

  そうして あらゆる欲から離れ

  老いた 今

  その本来の姿が 見えてくる

  広々と広がる 懐かしく豊かな世界が

  誰もが帰るべき 魂のふるさとが

 

  ~~~

 

  何千年という歴史の中に

  イスラエルの民は イスラエル人でありつづける

  パレスチナの民は パレスチナ人でありつづける

  そして日本民族は 日本人でありつづける

  この狭い地球の上に 融合することなく 

  同じ人間として 人類として

  この地上に 何事もなく

  共に生きることは できないものだろうか

  人にとって 民族というものの壁は

  それほどに 高いものであるのだろうか

 

  ~~~

 

  人は 頭によって

  魂が 満たされることはない

  どんなに難しい言葉を 積み重ねたところで

  ただ心によってのみ 魂は満たされる

  そして 豊かさと深みを増していく

 

  ~~~

  

 


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