本棚に 多くの本が並ぶ
小説に 詩集に 評論に
それらは 人間の聡明な頭脳による産物
しかし今や それらは本棚の中に
埃をかぶり 色あせている
最早 読まれることもなく
詩集さえも
それでも時々 我が手にとられる本がある
それは我が魂に 語りかけてくる本
こうして頼りなく 日々を生きる
我が魂に
~~~
人間の頭脳が
どんなに難しい言葉で
世界を語ったところで
世界はたんたんと たんたんと
過ぎ行くばかりだ
~~~
本棚に 多くの本が並ぶ
小説に 詩集に 評論に
それらは 人間の聡明な頭脳による産物
しかし今や それらは本棚の中に
埃をかぶり 色あせている
最早 読まれることもなく
詩集さえも
それでも時々 我が手にとられる本がある
それは我が魂に 語りかけてくる本
こうして頼りなく 日々を生きる
我が魂に
~~~
人間の頭脳が
どんなに難しい言葉で
世界を語ったところで
世界はたんたんと たんたんと
過ぎ行くばかりだ
~~~
風が吹けば
波がうねるように
心が波打つ
泣いたり 笑ったり 怒ったり
その波の底深く
魂というものが じっとある
魂というもの
それは 桃や杏子やアボカドの種子のように
その中心に じっとある
すべてを内に含み
さんさんと降りそそぐ太陽の光に
生育する果実の種子のように
永遠なる時間の中に
いつの日か
より大きく 豊かな果実を実らせるために
そのために こうして生きている
~~~