こうして生きている私とは 何ものであるのか
背骨のように芯となる
変わることのない 心を持ちつづける
変わることのない 私でありつづける
しかし 老いた今
そのような心が 私が おぼろになり
母なる自然の中に ゆっくりと融和していく
私はもはや 私である必要はなく
大いなるものの中へ
永遠なるものの中へ とけこんでいく
そのように老い行く日々を 生きている
何事もなく あるがままに
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本物の 魂の歌を聴くと
胸にひびくのです
心臓のあたりに
切ないほどに
それがなぜか
ほとんど 女声の歌なのです
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この世に人として 生きている限り
心が魂が 追い求めるものがある
おそらく誰にも
そういうものを 言葉にあらわす
そこに 詩が生まれる
しかし 本当に追い求めるものは
言葉の向こうにある
言葉をこえた 向こうに
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