心のままに

おもいを言葉に

草食動物を

2019-08-29 21:54:39 | 日記

 

  草食動物を捕食して生きる トラやライオン

  これは彼等が生きていくための 自然の摂理 

  良いも 悪いもなく

  それは 人も同じこと

  我々は自ら手を下すことなく 牛肉や豚肉を食べて生きる

  そうではあるが 我々の心は ライオンに捕食される草食動物を 痛ましいと感じる

  このように 我々の心と行いは 互いに相反しながら 自然の摂理の中にある

  この自然の摂理の先に 草原に悠然と寝そべるライオンの視線の先に 

  我々の思い至らぬ 魂の幸福があるのだろうか

  田の畦の雑草を刈る時 一面に咲くタンポポも一緒に 刈り取られる

  しかし 可憐な一輪の花は 刈り残される 

  我々の 魂の幸福のために

  ここに この世に生きる人間の かすかな希望を感じるのだ

 

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大海の波に

2019-08-21 22:19:38 | 日記

 

  大海の波に ひとり漂う

  くらげのように たよりなく

  夜には 星に祈りながら

  そうして 遥か孤島の 浜辺に打ち上げられる

  光さす浜辺に 力つきて

  誰の目にも とまることなく

  誰にも 知られることなく

  それでもそれは 宇宙の記憶の中に 残されていくのだろうか

  光さす 記憶となって

 

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  寄せては返す 波が

  我が身を 洗う

  水の流れが 

  木の木目を あらわにするように

  余分なものを そぎ落としながら

  ありのままに

  ただ正直に

  命のままに

 

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人より

2019-08-17 08:06:36 | 日記

 

  人より優れているとか 頭が良いとか 偉いとか 強いとか

  そんな風に 他人と比較しながら 人生を生きる

  人生の 勝ち負けを意識しながら

  それは 何とつまらぬ 狭く小さい 人生であることか

  そうではなく より大きなものに 目を向けて生きる

  港を出港する船が 大海原に 目を向けるように

  そこに より豊かな人生が 広がっている

 

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  ものごとを 耳ではなく 心で聞く

  心の中に ひびいてくるものがある

  それが人の心を 豊かに育んでくれる

 

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  数字を あれこれ並べ

  頭で 方程式を解くように

  言葉を あれこれ並べても

  そこには何も 生まれはしない

  魂を ゆさぶるほどの

  

  ただ心を 深く見つめる

  そこから 生まれ出るもの

  それが 言葉のかたちとなり

  そして 詩となる

  魂を ゆさぶるほどの

 

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たとえば

2019-08-12 08:44:48 | 日記

 

  たとえば 人間の能力を遥かに超えた 宇宙人が存在するとする

  人類は その宇宙人と 友好的な関係を結び 

  宇宙人が手にする高みに 一気に到達することができたとする

  しかしそこに どんな栄光があるというのだろう

  自らの足で 一歩一歩 高みを獲得していく

  自らの能力に見合った 高みを

  誰にも恥じ入ることのない 高みを

  それこそが 自らの血となり 肉となるのだ

  それこそが 人がこの世に 生きるということなのだ

  もし宇宙人に 教えてもらうことがあるとすれば

  それは 人類が進むべき方向を 指し示してもらうことだ

  光さす方向へ 向かって

 

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炎天の

2019-08-10 22:11:14 | 日記

 

  炎天の 木陰の

  小川のほとりに 休めば

  吹く風の 涼しく

  せせらぎの音の 心地よく

  水の音の 心に流れ来れば

  夏の暑さも 心も洗われていく

 

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