父母が亡くなり 葬式を行う
四十九日までは 家にお骨を安置し
毎日線香をあげ 手をあわせる
そのあと 墓に埋葬する
そして毎朝 仏壇に線香をあげ
亡き父母と語らう
盆と彼岸には 墓参りをする
我々の日常の生活の中に
亡き父母は 生きつづける
我々はこのように
先祖の心と生活を 受けつぎながら
たんたんと 人間の日々を生きている
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己のためにではなく
他人のために 心から流した
涙の量に比例して
心が豊かになるように思う
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父母が亡くなり 葬式を行う
四十九日までは 家にお骨を安置し
毎日線香をあげ 手をあわせる
そのあと 墓に埋葬する
そして毎朝 仏壇に線香をあげ
亡き父母と語らう
盆と彼岸には 墓参りをする
我々の日常の生活の中に
亡き父母は 生きつづける
我々はこのように
先祖の心と生活を 受けつぎながら
たんたんと 人間の日々を生きている
~~~
己のためにではなく
他人のために 心から流した
涙の量に比例して
心が豊かになるように思う
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ひとつひとつ 石を
積み重ねるように
詩をつくる
心の土台と なるように
そして 心が
豊かになるように
そう願いながら
そうあってほしいと
ひとつひとつ 詩をつくる
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人間の歴史の中に
残されてきた
詩や 文学作品
絶えることなく
我々の心の中に
心の奥深くに
生きつづけながら
そこに詩や 文学作品の
存在意義がある
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心に響くことのない 頭によって生れた詩
さもそれらしい 小むずかしい言葉をならべて
それによって 人生の真実に行きつくことができるのだろうか
頭はそれほど 信用できるものだろうか
人は 神であるはずもないのに
野に咲く花を 美しいと思う
近しい人の死を 悲しいと思う
心から 素直に
そこにこそ 嘘偽りのない詩が生まれる
この世に生きる人間にとって
本当に 必要な
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人はなぜ 山に惹かれるのか
上へ上へと 天に向かって登っていく
森林限界を越え まだまだ高く
青い青い空へ とけ込むように
そこにきっと 神聖なるものがある
人が生きて 求めるものが
そう信じて 登っていくのだ
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例えば 芸術というものが
光を放つ 方向
それは 人をより高みへ
導いてくれるものだろうか
それともそれは あらゆる方向に向かって
光を放っているのだろうか
線香花火のように
人はなぜ 芸術というものに
心惹かれるのだろう
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人間の歴史の中に 生きる
綿々と 積み重ねてきた
政治に 経済に 人間社会
こうして 現代の
服を身につけ 家に住み
電気の明かりの中に 書を読む
現代の 思想の中に
川の流れの中に 身を置くように
人間社会の 一員として
より良い歌を 求めながら
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