梅雨の晴れ間
田の水面の稲の苗が
風にそよぐ
畑のまわりには 雑草が生い茂り
その畑に芽を出した 瓜のまわりの雑草を
手でむしる
目まといが うっとうしく
顔にまとわりつく
林の奥から
ホトトギスの声が 聞こえてくる
深く 豊かに
自然の声が 聞こえてくる
我が魂の 奥深くまで
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ロシア文学
トルストイに ドストエフスキーに
チェーホフに ツルゲーネフに ゴーゴリ
彼らは 人類の宝ともいうべき 作家たち
ロシアの人々の心の中に
彼らは今もなお 生きているに違いない
それなのに ウクライナに侵攻する
ロシアの政治とは いったいどういうものなのか
政治と文学は まったくの別物なのか
どんなに 精神が豊かになっても
そんなこととは無関係に 政治はあるのだろうか
人間とは 人間の集団とは一筋縄ではいかない
かくも 厄介なものであるのだろうか
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