世界の歌姫のアヴェ・マリアをじっと聞く
マリア・カラスを
そして ウクライナのナターシャ・グジーを
至福の時間の中に
祈りと共に
人類の未来に 希望を感じながら
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この世に生まれた赤子が
何事もなく みるみると
健やかに 育っていく
そこに 人智を超えた
大いなる力が 働いている
そう考えることが
何よりも 自然なことに思える
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世界の歌姫のアヴェ・マリアをじっと聞く
マリア・カラスを
そして ウクライナのナターシャ・グジーを
至福の時間の中に
祈りと共に
人類の未来に 希望を感じながら
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この世に生まれた赤子が
何事もなく みるみると
健やかに 育っていく
そこに 人智を超えた
大いなる力が 働いている
そう考えることが
何よりも 自然なことに思える
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油断をすると 心の中に
魑魅魍魎が巣くう
暗い天井の隅に
蜘蛛が糸を張るように
だから時々 心の中に
風を通し 光をあてる
それでも心の隅に
魑魅魍魎が 巣くっている
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心の外に広がる 宇宙空間
それは 頭によって解明すべき
物理学の世界
心の内に広がる 世界
それは心が 命が 追い求める世界
それは 光と詩の世界
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我が娘が 子を産み 母となる
赤子の笑い声に 泣き声に
一喜一憂しながら
娘は母親の顔に なっていく
父親として 娘と共に
母親の喜びを 苦しみを知る
命の喜びの中に
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ある陶芸家が
粘土をいじりすぎると
そこに我が 業があらわれ
それによって作品が濁ると言った
そうであれば
悠々と流れる大河のように
大我の中に作品をつくればいい
そうできるのであれば
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詩とは
個人にとどまることなく
個人を超え
多くの人々の魂に
響くもの
共に 歌を歌うように
永遠なる歌を
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どんなに頭で
言葉をひねり出したところで
それらしき詩ができるだけだ
心にとどくことのない
それで人生がわかるのであれば
人はこれほどにも人生について
悩み苦しみはしないだろう
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早春の光の中に
蝶が舞う
楽しげに
生きるとは
こういうことに違いない
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たるんだ背筋を
警策でピシッと正す
背筋がたるむたびに
一日に何度も何度も
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頭があるから
常に何かを考える
どうでもいいことを
たるんだ心が
死というものを
その誘惑を
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