現代詩のほとんどが そうであるように
頭によって 書かれた詩
その詩に 心が動かされることはない
心は 心によってしか 動かされはしない
人が 頭で考えたこと
それにどれほどの 真実があるというのだろう
人は 神であるはずもないのに
～～～
現代詩のほとんどが そうであるように
頭によって 書かれた詩
その詩に 心が動かされることはない
心は 心によってしか 動かされはしない
人が 頭で考えたこと
それにどれほどの 真実があるというのだろう
人は 神であるはずもないのに
～～～
自然の中の 不変なるもの
光に 風に 水に 青い空に 雲に 命に
そこに詩が 生まれる
それは 人の心が 求めるもの
永遠なる 調べとなって
～～～～～
詩とは
詩とは 本物の詩とは
こうして生きている 我々の
生きる助けとなり 光となるもの
そこにこそ 詩の存在意義がある
こうして生きている 我々に必要な
～～～
何のために毎日こうして 生きているのだろう
それは
心から 笑うことができるように
心から 泣くことができるように
心から 喜ぶことができるように
心から 悲しむことができるように
心から 感動することができるように
もっと深く 生きることができるように
そして魂にひとつ 色を重ねることができるように
豊かな 色を
～～～
トマトに キュウリに ナスに
それぞれの種子から それぞれの芽が出る
そして それぞれの形になっていく
その不思議さ
その小さな種子の中に それだけの力が 詰まっているのだ
それは 母なる自然の 大いなる神秘
生命の 神秘
同じように我々の命も この大いなる力の中に
生かされているのだ
～～～
家族に おはよう と言えば
おはよう と答える
近所の人々に おはよう と言えば
おはよう と答える
バスの運転手に おはよう と言えば
おはよう と答える
誰にも おはよう と言えば
おはよう と答える
誰もが 笑顔で
～～～
人生を
人生を さもそれらしく
難しい言葉で 語ったところで
それに 何の意味があるというのだろう
泣いて 笑って 怒って 悲しむ そして喜ぶ
人生は それに尽きるのだ
それこそが 信じるに足る
何よりも 確かなことなのだ
～～～
