心のままに

おもいを言葉に

増えつづける

2021-05-28 21:34:56 | 日記

 

  増えつづける 世界の人口

  とどまることのない 経済成長

  日々大量に生産される 工業製品

  そして 兵器

  止むことのない 自然破壊

  環境汚染に 大気汚染

  プラスチック製品が 自然に同化することなく

  微小の異物となって 生物の体内に入り込む

  そして最早 常態化しつつある異常気象

  そして 天変地異

  増えつづける世界の人口に 不足しつつある食料

  そして 常に新たなる脅威となって

  世界に蔓延する ウイルス

  足るを知ることのない 人類社会

  その行き着く先は どこなのだろう

  人類に安住の地は あるのだろうか

 

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心のせまい

2021-05-25 08:28:45 | 日記

 

  心のせまい 人と人の間に 波が立つ

  心の中が にごって よどむ

  水の流れが とどこおるように

  だから 心のよどみが なくなるように

  水が 流れるように

  心の中の 風通しがよくなるように

  心が 広くなるように

  そう願いながら 日々を生きる

  老いて なお

 

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山間の

2021-05-17 18:28:59 | 日記

 

  山間の 五月の新緑の中に

  田の代を 掻く

  母なる 自然の中に

  他に 何も考えることなく

  向こうに 老農夫が一人

  畑仕事を している

  その輪郭が 五月の陽光の中に

  とけている

  すべては 母なる自然の中に

  あるがままに あるばかり

  命の 鼓動と共に

 

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春の朝

2021-05-10 00:32:26 | 日記

 

   春の朝(あした)     ロバート・ブラウニング

                上田敏 訳

  時は春、

  日は朝、

  朝は七時、

  片岡に露みちて、

  揚雲雀なのりいで、

  蝸牛枝に這ひ、

  神、そらに知ろしめす。

  すべて世は事も無し。

 

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  春の陽光が 自然のすみずみに 光り輝く

  この母なる自然の 美しさ

  その背後に あるもの

  それは 神なるもの

  それが このロバート・ブラウニングの「春の朝」

 

  非キリスト教世界に生きる

  我々にとって 我々の魂にとって

  この神は 無縁なるもの

 

  そうではあるけれど 宗教の如何にかかわらず

  私は 母なる自然の背後に

  大いなる意志を 感じずにはいられない

  それが 神であるかどうかは わからぬけれど

  こうして生きている 命の鼓動が

  素直に そう感じるのだ

 

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身を削るようにして

2021-05-07 08:43:33 | 日記

 

  身を削るようにして 詩を書く

  そこに 生まれるもの

  それはどれほど 信じるに足るものだろう

  人はそれほど 大したものではありはしない

  詩の根源となるもの

  それは 己の周囲に

  母なる自然の中に そのすべてがある

 

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  どんなに 日々の生活が荒れ

  心が 揺れ動いても

  心の奥深くから 湧いてくるものがある

  詩の心ともいうべきものが

  それが頼りない私を 支えてくれる

 

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  晴れ渡った 自然

  そして 心

  そこから 詩が生まれる

  言葉となって

 

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