2010年9月19日~20日
奈良田~笹山ダイレクト尾根~白河内岳手前ビバーク~大籠岳~広河内岳~大門沢~奈良田温泉
テーマ:白峰南嶺、テント泊縦走、ビバーク、山梨百名山、笹山ダイレクト
天候: 高曇り時々ぱらっと雨
(Written by moko)
9月の三連休、かねてから狙っていた南アルプス中部
白峰南嶺の一部(黒河内岳(笹山)~広河内岳)を歩いてきました!
一日目は白河内岳手前でビバークし、本日は農鳥方面へ向かって南嶺を北上します。
>>一日目詳細はこちら>>
◆ 基本情報
・ルート一日目:奈良田~笹山尾根~黒河内岳(笹山)~白河内岳手前ビバーク
・ルート二日目:白河内岳~大籠岳~広河内岳~大門沢下降点~大門沢小屋~奈良田
・総距離: 14.35km (2日目)
・標高差: +461m / -2,359m(2日目、累積)
*クリック拡大
*PICASAのマップビューをトライしてみました。
◆ 二日目詳細
4時15分頃起床。
空にはまだ星が。
朝食後5時過ぎに、テントの外に出ると、目の前に富士山。
空がだんだん明るく。
ピンク色の天を貫く富士。
羽を広げる蝙蝠と荒川・赤石。
塩見岳。
今日の日の出はなんとも言えない色味です。
笹山の向こうに浮いて見えるのは笊ヶ岳辺りでしょうか?
今度行ってみたいです。
南アルプス南部の素晴らしい展望。
気がつけば、赤い塩見。
荒川・赤石もほんのりと。
出発しようと思ったら、突然ぱらぱらっと雨。
でも1分くらいで止みました。
変なお天気です。
まずは白河内へ向けて6時過ぎ出発。
今朝はちょっと寒いです。
いつの間にか、稜線はすっかり秋ですね。
ケルンを追いかけて歩きます。
ひろーい頭の白河内岳に到着。
奥にちっくと北岳が。
仙塩尾根の向こうに、中央アルプスも頭出してました。
*同じ頃工場長さんがこの仙塩尾根を歩かれてました。
ばったりならず、残念でした!
そんなに高い気はしませんが、白河内岳2,813mあります。
今日は雲が厚そうですね。
広い尾根です。
少しずつ雲が高くなってきました。
お天気、もってくれ~。
今のうちに、富士山と。
あつーいお座布団にちょこっと座っているような富士様。
なんだか、すっかり山の秋の空、ですね。
2年前の空木の空を思い出しました。
塩見の角度、だいぶ変わってきました。
引き続き、大籠岳へむかいます。
また富士山。
今度はウラシマツツジと。
ちいさい秋、真っ赤です。
とても写真では言い表せませんが、
とにかく、空間が、広いんです!
大籠岳に到着。
周囲の山が高すぎて実感ありませんが、
こちらの頂も2750m越え。
南アルプス、偉大です。
農鳥岳、だいぶ近づきましたね。
北岳の頭もたくさん見えてきました。
鳳凰と、はるか遠くに赤岳も。
そういえば、最近八ヶ岳、ご無沙汰です。
また八の季節がやってきますね、そろそろ。
広河内へ向けて、最後の登り。
8時半、広河内岳到着。
またもや東海パルプさんが主権を主張しております。
農鳥方面からピストンの方が数名いらしてました。
歩いてきた尾根。
ほんとに静かないい稜線で、大満足でした!
*今日歩いたルートに藪はありませんでした。
今日はずぅーとご一緒、ありがとうございました。
しつこいですが、最後にまたアップ。
熊ノ平と仙塩尾根。
昨年秋の終わりに三峰岳まで歩きましたが、
続きはまだ歩いていないので、いつか必ず歩かねば。
塩見さんも、近い将来また行きますからね。
いやいや、一泊だけだったとはいえ、大満足の南嶺体験でした。
次回はもっとじっくり歩くことを決意。
またぱらぱらっと雨もきたので、
もったいないですが、下ります。
ごめんなさい、農鳥岳は今回はパスで。
大門沢下降点まではあっという間。
あーあ、終わってしまった。
とはいえ、まだまだ長いので行きますか。
あとは一気に。
もくもくと下ります。
やっぱり、こちらのルートを登りに使わないでよかったと
胸をなで下ろしながら。
(笹山も結構きつかったですけど。)
11時、大門沢下降点より1時間半で、大門沢小屋に到着。
わりといいペースでした。
おっかない丸太の橋を何度も渡り、
吊り橋も渡って、
最後はながーい林道を歩いて、14時過ぎようやく奈良田に到着。
いやはや、疲れました~。
*帰宅後知りましたが、まきchin隊と2時間違いでニアミス!
またもやばったり機会を逃してしまいました。
大好きな奈良田の里温泉で汗を流し、帰路につきました。
(時間規制に捕まり、4時半まで待たされました。
皆様も奈良田に行かれる際にはお気をつけて。)
********************************
笹山ダイレクト尾根の登りは大変でしたが、ひとたび白峰南嶺に出れば、
そんな苦労も忘れるほど、素晴らしい世界が待っていてくれました。
改めて、南アルプスの奥深さに魅了されてしまったので、
今度は熊ノ平~蝙蝠岳などじっくり時間をかけて歩きたいと思います!
とりあえず、またまた筋肉痛覚悟ですが、できればこの秋中に
笊ヶ岳に行ってみたくなりました!!
---
*2010年山行記録一覧はこちら
↓清き一票を。 ↓清き一票を。
奈良田~笹山ダイレクト尾根~白河内岳手前ビバーク~大籠岳~広河内岳~大門沢~奈良田温泉
テーマ:白峰南嶺、テント泊縦走、ビバーク、山梨百名山、笹山ダイレクト
天候: 高曇り時々ぱらっと雨
(Written by moko)
9月の三連休、かねてから狙っていた南アルプス中部
白峰南嶺の一部(黒河内岳(笹山)~広河内岳)を歩いてきました!
一日目は白河内岳手前でビバークし、本日は農鳥方面へ向かって南嶺を北上します。
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◆ 基本情報
・ルート一日目:奈良田~笹山尾根~黒河内岳(笹山)~白河内岳手前ビバーク
・ルート二日目:白河内岳~大籠岳~広河内岳~大門沢下降点~大門沢小屋~奈良田
・総距離: 14.35km (2日目)
・標高差: +461m / -2,359m(2日目、累積)
*クリック拡大
*PICASAのマップビューをトライしてみました。
◆ 二日目詳細
4時15分頃起床。
空にはまだ星が。
朝食後5時過ぎに、テントの外に出ると、目の前に富士山。
空がだんだん明るく。
ピンク色の天を貫く富士。
羽を広げる蝙蝠と荒川・赤石。
塩見岳。
今日の日の出はなんとも言えない色味です。
笹山の向こうに浮いて見えるのは笊ヶ岳辺りでしょうか?
今度行ってみたいです。
南アルプス南部の素晴らしい展望。
気がつけば、赤い塩見。
荒川・赤石もほんのりと。
出発しようと思ったら、突然ぱらぱらっと雨。
でも1分くらいで止みました。
変なお天気です。
まずは白河内へ向けて6時過ぎ出発。
今朝はちょっと寒いです。
いつの間にか、稜線はすっかり秋ですね。
ケルンを追いかけて歩きます。
ひろーい頭の白河内岳に到着。
奥にちっくと北岳が。
仙塩尾根の向こうに、中央アルプスも頭出してました。
*同じ頃工場長さんがこの仙塩尾根を歩かれてました。
ばったりならず、残念でした!
そんなに高い気はしませんが、白河内岳2,813mあります。
今日は雲が厚そうですね。
広い尾根です。
少しずつ雲が高くなってきました。
お天気、もってくれ~。
今のうちに、富士山と。
あつーいお座布団にちょこっと座っているような富士様。
なんだか、すっかり山の秋の空、ですね。
2年前の空木の空を思い出しました。
塩見の角度、だいぶ変わってきました。
引き続き、大籠岳へむかいます。
また富士山。
今度はウラシマツツジと。
ちいさい秋、真っ赤です。
とても写真では言い表せませんが、
とにかく、空間が、広いんです!
大籠岳に到着。
周囲の山が高すぎて実感ありませんが、
こちらの頂も2750m越え。
南アルプス、偉大です。
農鳥岳、だいぶ近づきましたね。
北岳の頭もたくさん見えてきました。
鳳凰と、はるか遠くに赤岳も。
そういえば、最近八ヶ岳、ご無沙汰です。
また八の季節がやってきますね、そろそろ。
広河内へ向けて、最後の登り。
8時半、広河内岳到着。
またもや東海パルプさんが主権を主張しております。
農鳥方面からピストンの方が数名いらしてました。
歩いてきた尾根。
ほんとに静かないい稜線で、大満足でした!
*今日歩いたルートに藪はありませんでした。
今日はずぅーとご一緒、ありがとうございました。
しつこいですが、最後にまたアップ。
熊ノ平と仙塩尾根。
昨年秋の終わりに三峰岳まで歩きましたが、
続きはまだ歩いていないので、いつか必ず歩かねば。
塩見さんも、近い将来また行きますからね。
いやいや、一泊だけだったとはいえ、大満足の南嶺体験でした。
次回はもっとじっくり歩くことを決意。
またぱらぱらっと雨もきたので、
もったいないですが、下ります。
ごめんなさい、農鳥岳は今回はパスで。
大門沢下降点まではあっという間。
あーあ、終わってしまった。
とはいえ、まだまだ長いので行きますか。
あとは一気に。
もくもくと下ります。
やっぱり、こちらのルートを登りに使わないでよかったと
胸をなで下ろしながら。
(笹山も結構きつかったですけど。)
11時、大門沢下降点より1時間半で、大門沢小屋に到着。
わりといいペースでした。
おっかない丸太の橋を何度も渡り、
吊り橋も渡って、
最後はながーい林道を歩いて、14時過ぎようやく奈良田に到着。
いやはや、疲れました~。
*帰宅後知りましたが、まきchin隊と2時間違いでニアミス!
またもやばったり機会を逃してしまいました。
大好きな奈良田の里温泉で汗を流し、帰路につきました。
(時間規制に捕まり、4時半まで待たされました。
皆様も奈良田に行かれる際にはお気をつけて。)
********************************
笹山ダイレクト尾根の登りは大変でしたが、ひとたび白峰南嶺に出れば、
そんな苦労も忘れるほど、素晴らしい世界が待っていてくれました。
改めて、南アルプスの奥深さに魅了されてしまったので、
今度は熊ノ平~蝙蝠岳などじっくり時間をかけて歩きたいと思います!
とりあえず、またまた筋肉痛覚悟ですが、できればこの秋中に
笊ヶ岳に行ってみたくなりました!!
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*2010年山行記録一覧はこちら
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やっぱり南アは天気当たりでしたね。
素晴らしい山行!行きたくなった!!!
急遽ハセツネに出る事になったので10月連休までトレイルランナーになりますが、終わったら行こうと思います☆
僕もGPS使ってPicasaのマップビューに写真貼ってます。面白いし便利ですよねー
ええ、ええ、南アは天気なんとか当たりでしたよ。人のいない稜線、ほんといいです。今年はちょいとメジャーどこばかり行き過ぎてましたので、久々感動しました。
やっぱりハセツネですか?!来年かと思いきや、やっぱり!!怪我だけはしないように、がんばってくださいね~。
今回のコースは大変でしたが、その分満足度が非常に高かったです。きつい尾根とお水の確保だけが問題ですが、それ以上の感動が待っていると思います。ぜひぜひ行ってみてください。
おっしゃるとおり、富士山に登るよりもこちらのほうがいいですよ~。富士と、槍穂は基本的に見る山と思っています。
人のいない静かな尾根ですので、他の人の多い山よりもずっとずっと山を堪能することができました。南アルプス南部はもっともっと深く知りたい山域ですね。
でも山ラバー達はちゃんとしってるんですね!!
とっておきの奥深さですね。
前に白峰三山のぼったときに奈良田下降点から伸びる稜線気になってはいたけど、こんなに素敵なところが広がっていたとは。
1900mの登りはきついけど・・(汗
しぶい、よね~。まさにとっておきの奥深さ。やっぱり人の多いメジャーどこより、満足感大きかったです。
一泊で南嶺の一番おいしいところを歩けてしまうなんて、山の諸先輩方にとってはちょいと複雑な心境なのかもしれませんが、あれだけのフリーダムな空間を存分に堪能できたので、笹山尾根を整備して頂いた地元の山岳会の皆さんには非常に感謝です。
もちろん、私一人ではこんな渋いルートは攻められないので、隊長にも感謝感謝です。
ダイレクト尾根からのアタックだったんですね!! すごい急登ですね~(><)
それにしても、稜線の空間の広さと大展望ときたら。
ますます憧れが募ります。
静かな稜線、最高ですね!!ああ、いいなあ。
・・・そして今回もニアミス。残念。。。
通行規制をかいくぐりたくて、広河内岳にもよらずにサックリ下山してしまってたのですが。
寄り道してたら、お会いしてたかもですね。。
いつものまきchinさんたちだったら、絶対広河内までは来てそうですが、そうでしたか、奈良田の通行止めも考慮して早くおりちゃってたんですね!!残念!!
なぜかなんの根拠もないのにばったり予感してたんですよねー、私。笑
白峰南嶺は自由な空間が本当に素敵でした!!やっぱり二軒小屋からの大縦走なんかはロマンがありますよね~。
季節としては水の問題が大きいですので、真夏は避けるのが無難かと思います。
最近忘れかけてましたが、やっぱり人のいないとこはいいもんです。しばらくはこういうルートを狙いたいものです。