Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

小池龍之介と金子みすず

2017-09-26 21:18:32 | 言葉
いいわねえ、メイはいつも幸せそうで、、、、とか
いつもニコニコしてるねえ、、、、とか
悩みなんてないんじゃない?とか、、、、

よくそんなことを言われます。
けれども現実は決してそんな能天気ではありません。
ただ表に出ないだけで、あるいは出さないだけで
悩みも心配も不安も
とぎれることのない心の痛みだって
人並みにあるのです。

この何年かの移動生活の
行く先々に置いてあるのはこの2冊です。


右にあるのは、小池龍之介さんの「苦しまない練習」です。
随分いろいろな個所にこんな線が引かれていたり
頁の角が織り込まれたりしています。


かたや左は金子みすゞさんの詩集です。

どちらも行き詰ってきたり
気持ちが落ち込んできたりした時に
気まぐれにページを開きます。

そこに書かれた言葉やメッセージが
メイおばさんにとっての一種のおみくじ(笑)。

今ちょっとばかり心が痛いので早速右をやってみましたら

「相手がいて本当に良かったなぁとしみじみ感じるのは、自分がくじけそうになった時に、相手がいてくれることで救われたり、反対に苦しんでいる相手のために自分が頑張らなきゃと思えたり、この人がいるから自分はまだやれる、と思う時ではないでしょうか。」

ですって。
メイおばさん、身に沁みます。

占い方式ではなくて読書方式で
1ページずつ読んでは、これだ!という箇所につけられた
過去のマークもあります。

たとえばここ。

「よくよく考えてみますと、まわりがいったい何をしようとも、何を言おうとも、それに対してこちらが心を動かされない限り、攻め手は一切中に入ってこられないのです。」

有り余る才能と感性を持ちながら26歳で自らの命を絶った
金子みすゞさんの詩集の中には
簡単な言葉で心をつかむ詩がたくさんあります。
そのどれもがなにかを暗示しています。


「蜂はお花のなかに、
お花は庭のなかに、
お庭は土塀のなかに、
土塀は町のなかに、
町は日本のなかに、
日本は世界のなかに、
世界は神さまのなかに。

そうして、そうして、神さまは
小ちゃな蜂のなかに。」

一二の三で開いてみたら今日はこんなメッセージ。


「こッつん こッつん
 打たれる土は
 良い畠になって
 よい麦生むよ。

 朝から晩まで
 踏まれる土は
 よい路になって
 車を通すよ。

 打たれぬ土は
 踏まれぬ土は
 要らない土か。

 いえいえそれは
 名のない草の
 お宿をするよ。」

悲しみもあれば、心配もあれば、後悔もある。
それでも、今日もまたいい一日でした。
ありがとう。

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