Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

「ラビリンス」(迷宮)を歩きたい

2017-02-13 07:11:59 | メイの教訓
初めて「ラビリンス」を歩いたのは
そして最後に「ラビリンス」を歩いたのも
八重桜の間から教会の尖塔が見える去年の春でした。


「メイ、明日の夕方、あなたの家のすぐ近くの教会で『ラビリンス』があるのだけれど、一緒にどう?」


と、シアトルのアメリカ人友が声をかけてくれたのです。

「ラビリンス」と言ってすぐに浮かぶのは、クレタ島クノッソス宮殿のミノタウロスが閉じ込められた迷宮です。

アリアドネ―の糸と、それに続く悲恋の物語はギリシャ神話の中でもとりわけ美しく悲しい話です。

友が誘ってくれた教会の「ラビリンス」は
もちろん迷宮でもありませんし、悲恋体験でもありません。

説明書きによれば
歩くことによって内なる魂の声を聞き
瞑想の中で神を感じ、心の静寂を得るという
中世ヨーロッパに端を発するもののようですが
とにかくこんなサークルの上を無言で静かに歩くだけ。


中心に到達したら好きなだけそこで休んでもいいし
腰を下ろして瞑想に耽ってもいいのです。
帰りはは来た道を逆に辿って出発点に戻ります。

つまり
帰り道は、出発点が目的地になるのです。

初めての体験したけれど
なあんだ退屈!と思いながら、あれやこれやと考えながら歩いていたのが
気づいてみれば、何にも考えずに
歩いて行った先が本当に終点なのかすらも考えずに
静かなミサ曲だけが聞こえる中を歩いていました。

「先が見えなくたって道の上を歩いていれば着けますよ~。」
という教えなのでしょうか。

行って戻って一時間の
最初は退屈、雑念ばかり、最後は心が空っぽになる
良い経験でした。

病は気からの反対で
気が病から来て、鬱々としているメイおばさん
今日は起きた時からなぜかしばらく忘れていた
ラビリンスを歩くことばかり考えていました。

たしかどこかに書いたはずと
去年の手帳をパラパラめくってみたらメモが見つかりました。

「ラビリンスは毎年10月から4月までの第二日曜日 16時~17時半」

ああ、なんていう偶然! なんてラッキー!
今は2月の第二日曜日の午後の2時、余裕で間に合います。

歩きます、黙々と。

朝方は霧に覆われて何にも見えませんでしたが

今では家の中にまで差し込んだ光が
外の世界を明るく輝かせています。


なんかちょっとメイおばさんの心に似てる(笑)。

どうぞ良い一日をお過ごしくださいね。
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2月12日:クミンを買いにスパイスバーヘ
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