Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

アメリカ流風刺 アメリカ流ユーモア!

2017-11-16 01:32:44 | アメリカ
最近泣いた映画と言ったらなにかしら、、、、、
実はけっこう泣き虫メイおばさんです。

そんなことを考えていたら
もう随分前に大泣きした映画の場面が浮かんできました。

日本でも公開になったでしょうか。
日本でも話題になったでしょうか。

アメリカでは2014年のクリスマスに特別限定公開されて
翌年の1月9日に一般公開された「SELMA」です。


マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の
「非暴力の戦い」についての映画でした。

キング牧師自身も黒人です。
とうの昔に奴隷制度が廃止されたにもかかわらず
実際にはまだまだ差別を受けていた黒人たちのために立ち上がった
キング牧師についての映画でした。

様々な暴力で黒人たちを押さえつけようとする権力に対して
キング牧師が戦いのために選んだ武器は
「武器を持たずに歩くだけの兵士」となることでした。

それが、1965年3月
アラバマ州セルマから州都モンゴメリーへと向かう行進(マーチ)でした。

非暴力の歩く黒人たちを橋の向こう側で待っていたのは
武器を持った白人の警察官たちでした。
中には馬に乗って武装した者たちもいます。
彼らが棍棒や催眠ガスを使って
自由を求めて歩き続けてきた無防備の黒人たちに襲いかかる場面は
忘れることができません。
それが「Bloody Sundy(血の日曜日)」と呼ばれる事件です。

キング牧師が遊説中に撃たれて亡くなってから
早50年近くがたちます。

私は白人でも黒人でもありませんが
キング牧師の残した数々の言葉は
いつも胸の一番大事な所にあります。

今日、そんな言葉の一つにとある所で出会って
再び心がひたひたと哀しく潤っています。
「哀しい」と「潤う」なんて
全くあり得ない組み合わせだとはわかっていますが
それでもひたひたと哀しく潤っています。

なんて美しい言葉
なんて素敵なメッセージなのでしょう!!


“In the End, we will remember not the words of our enemies,
But the silence of our friends.”

(最後に私たちの心に残るのは、私たちの敵が放った言葉ではなく
 私たちの仲間の沈黙なのだ。)

最後に、この映画がアメリカで公開された時に
新聞に書かれていた言葉をご紹介します。
とある映画評論家の方のものでした。

メイおばさんは白人でも、黒人でもありませんが
それでも涙を抑えることができませんでした。

「私はこの美しくも残忍な映画を『White eyes』(白人の目)で見ていた。観客の大半である黒人たちは『Black eyes』(黒人の目)で見ていた。けれども、映画が終わる時には、私たちはみな『American eyes』(アメリカ人の目)あるいは『colorless eyes』(色のない目)で見ていた。そして白かろうが黒かろうが、色がなかろうが、涙を浮かべていた。」

ところでこれ、今朝、FBで見つけました。
まさにアメリカの倫理、まさにアメリカのユーモア(笑)!


キング牧師は左の上から2番目です。
ほかにもごぞんじの人がたくさんいらっしゃるでしょう?

アメリカの歴史の中で尊敬をされている人たちです。
けれどもちょっと見てくださいな。
真ん中の御仁だけは、「NOT YOU」
「あんたは違うよ!」ですって(笑)。

これもまたアメリカ流風刺
アメリカ流ユーモア!


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早い春を喜びたいけれど、、、

2017-04-01 12:12:22 | アメリカ

これはちょうど一か月前の3月1日、水曜日の「The Seattle Times」の記事です。

「春が例年以上に早くやってくる」


シアトルのあるワシントン州ではなんと記録的な早さだとか。

桜ばかりではありません。
クロッカスもチューリップも。

ワシントン州だけではありません。
アリゾナからニュージャージー、フロリダまでも。

花々だけではありません。
キツツキもムクドリも今年は早く姿を見せるとか。

けれども
これほど早い春の訪れを
単純に喜んでばかりはいられないのがつらいところです。

インディアナポリスやピッツバーグなどでは
春はこの30年で一番早くやってきて
これまで一番早いとされていた2012年の記録であった
20日前を上回ったと報道されています。

地球温暖化が進めば春が来るのも早くなります。
それでも今年の春は特別で
なんと専門家が計算していた「2100年の春」だそうですし

早い春の訪れは私たちにとっては喜ばしいことでも
専門家たちにとっては「disconcerting」(まごつかせるような)春だそうです。

現実にこんなこ困ったことも起きています。

「Here in Georgia peach buds have been robbed of necessary ‘chill hours’ this winter.」
(ここジョージアでは、桃の蕾が結実に必要な冬の寒さを与えらないまま春になってしまった。)

さてさて明日は
そんな早い春に華やかに開花したワシントンの桜のことを
少しばかりおしゃべりしますね。


    
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トランプ版英語のテスト

2017-02-11 10:29:52 | アメリカ


突然ですが、英語のテストです(笑)。

どちらか正しい方に○をつけてください。

問題1 攻撃する人
(  )attacker
(  )attaker

問題2 デンマーク
(  )Denmakr
(  )Denmark

問題3 オバマ前大統領の名前
(  )Barack Obama
(  )Barrack Obama

問題4 バスケットボールのスター選手の名前
(  )Bobby Night
(  )Bobby Knight

問題5 馬鹿ばかしい
(  )rediculous
(  )ridiculous

問題6 フェニックス
(  )Phoenix
(  )Phoneix

正解は
Attacker, Denmark, Barack Obama, Bobby Night, ridiculous, Phoenix

そしてこれらはトランプ大統領のツイッター上でのミススペル。

手厳しいクリティックス(評論家たち)は
早速こんなコメントを出しています。

*要するに教育の問題だ。
*つまり頭がそれほど良くないということだ。
*知性の問題というよりは常習的に「いいかげん」で、「無軌道」だということだ。

「トランプ劇場」まだまだ佳境です(笑)。


(追記;昨日はうっかりと間違った答えを書いてしまいました。オバマさんはBarrack Obamaではなくて
Barack Obamaです。Barrackはトランプ大統領が書いていた方でした。ごめんなさい!)

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I miss you!! オバマさん

2017-01-26 16:15:01 | アメリカ
閉じこもってばかりいた後に
ふらりと表に出たら
小さな店の入り口に「ご自由にどうぞ」とこんな雑誌。


つい手に取って持ち帰ってみれば
表紙と中味は全然関係なかったけれど

まるで別れた恋人を切なく思い出すように
突然あなたが恋しくなった。
まだたった1週間しかたっていないのに。


I miss you!

メキシコとの国境に壁を作るなど
また言い出しているあなたの後釜に
あなたは今どんな気持ちでいるのでしょう。


I miss you!


愛は持って生まれたもの。
憎しみは後から学ぶもの。


なんかせつない、、、、、


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猫耳帽をかぶった女たち

2017-01-24 03:33:23 | アメリカ
トランプ新大統領が正式に就任する前日
シアトルの日刊新聞「The Seattle Times」のほぼ全面に
こんな記事が載りました。

「POLITICAL ACTION BECOMES A PRIORITY」

記事は次のページにも続き
これまで政治的なことには何の関心もなかった「普通の」女性たちが
人生で初めて何かをしなければいけないと思い始めたことが
何人かの人たちを通して語られています。

たとえば、、、、

ショーンテルの場合
「シアトルのインターナショナルスクールで働く3人の息子の母、33歳です。これまでただの一度も政治になんて興味を持ったことがなかったけれど、今回ばかりは何かが違う。子供たちの世代のためにも何かをしなければいけないと思っています。」

ジェイラの場合
「16歳です。シアトルの高校でチアリーダーをしています。何かをしなければいけない、何かを言わなければいけない、それが私たちに課されたことだ、そんなことを初めて強く思っています」。

パッティの場合
「テキスタイルアーティストです。72歳の私にできることは、リサイクルのカシミアを使って土曜日のマーチに参加する人たちのためにできるだけたくさんの『Pussy Hat』を編むことです。」

キングの場合
「私はこれまで政治に関心なんか全くなかったのに、今回ばかりは違う。黙ってはいられない。何もせずにはいられない。こんな思いは初めてのことです。」

カランドレットの場合
「11歳の長男がこんなことを言ったの。『ママ、僕たちはカナダに引っ越ししなければいけなくなるの?』。それを聞いた時に、このまま無関心でいてはいけないと思いました。たぶん私だって誰かを変えることができる。たぶん私だって誰かに語りかけることができるはず。」

クラハラの場合
「トランプがイスラム教徒についての暴言を吐き始めた時、私はすぐに思い出しました。日本人であるというだけで父と家族たちが抑留された第二次世界大戦時代のことを。単に見た目が違うというだけで人々をグループ分けするなどあってはならぬことでした。けれどもそんな愚行がまた今起きようとしているのです。」

こうした女性たちの言葉がまだまだ続きます。

ところで、「Pussy Hat」とは何でしょう。
実に意味深なネーミングです。
だって、プッシーには「可愛い子猫ちゃん」という本来の意味のほかに
「女性器」という意味があるんですもの。

「金があれば女はどうにでもなる。プッシーをつかんだり」

そんなトランプ大統領の度重なる女性蔑視発言に対し
可愛い子猫ちゃんたちが猛烈に立ち上がりました。
彼女らはなんと、21日の「Women’s March」のために
せっせとピンクの猫耳帽を編み始めたのです。


新聞には編み物が初めての人たちのために
写真付きで丁寧な作り方が掲載されました。

たくさんの編み物が得意な女性たちが
せっせと他の人たちのためにたくさんの猫耳帽を編み始めました。


今でもそんなピンクの猫耳帽をかぶっている人たちを見るたびに
良くも悪くも、このアメリカの歴史が変わる時に
この国に居合わせたことを
そしてその空気を直接肌で感じられたことを
とても幸運に思います。

と同時に、思わぬ左腕の怪我から
猫耳帽も編めず
歴史に残るマーチにも参加できなかったことを
とても残念に思います。



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ヒラリーとレディー・ガガ

2016-11-16 22:42:45 | アメリカ

ノンポリなメイおばさんが、
と書いてふと気づきましたよ。

「ノンポリ」と聞いてすぐに意味がわかる方は
若い世代にはおいでにならないかもしれませんね。

メイおばさんが大学生をやっていた頃には
「学生運動」という言葉、そして現象がありました。

そして学生たちが二つのカテゴリーに分かれていました。
政治に関心を持ってそれを行動にまで持っていく「ポリティカル」か、
あまり、あるいはほとんど、あるいはまったく関心のない「ノンポリティカル」です。

メイおばさんは他に大きな関心ごとがあったものですから
どちらかと言えばノンポリでした。

それがいまだに続いているような所もありますが
さすがに今回のヒラリーvsトランプからは目が離せませんでしたし
まさかの結果にも、とてもがっかりしています。
つまり今回ばかりはノンポリ然としてはいられなかったわけです(笑)。

ところで
最終的な結果が出た後のヒラリーの「敗北演説」に
心を揺り動かされた人は多いでしょうが、
メイおばさんも、もちろんそのひとりでした。

日本の新聞に掲載された日本語訳がとても素晴らしく
何か所かで涙腺がかなり緩みましたよ。
演説というよりは、次世代の人たちへのメッセージです。

「自分が正しいと思うことのために戦う価値を、どうか信じ続けてほしい。それは、本当に素晴らしいことなのですから。」

「私たちはいまだ、最も高く、硬いガラスの天井を破ることができていません。でもいつか、誰かが成し遂げてくれるでしょう。私たちが思うより早く、そんな日が来てほしい。」

「そしてこの戦いを見ている小さな女の子たちにも伝えたい。あなたの価値と力を、そして世界には追い求めるに値するチャンスと、叶えるべき夢があることを疑わないで。」

メイおばさんは、もはや「小さな女の子」ではありませんが、もしもまだ許されるならば、自分の価値とチャンスと夢を信じていたい。

ヒラリーが言うように、うんざりさせたり、傷つけたりする以外に
私たちがやるべきことについて考え続けたい。

もうひとつのレディー・ガガの言葉「LOVE TRUMPS HATE」の日本語への誤訳騒動については、もういろいろな所で取り上げられていますから、メイおばさんが書くまでもありませんけれど、ちょっと、いえ、かなり恥ずかしいレベルです。

「トランプ大嫌い」ではガガさんの粋なウイットが丸つぶれ。

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11月15日:ピザに胸キュン
11月14日:12の小さな瓶の中身は?

見えなかったスーパームーンの翌朝に

2016-11-15 12:07:39 | アメリカ

限られた日本暮らしの中でしかできない
メイおばさんのささやかな贅沢のひとつは
起きてすぐに郵便受けに朝刊を取りに行き
小さな庭に面したガラス窓のこちら側にぺたりと座って
時間をかけて紙面を読むことです。

もちろんアメリカにはアメリカの新聞がありますが
いくら慣れたつもりでいても
日本語のようにはすらすらと、早く深くは読めません。

東京では雲に隠れて見えなかったスーパームーンが
こんなに美しく見えた所もあったことを報じる今朝の新聞もまた
トランプ、トランプ、またトランプ。


週刊誌の広告もまた
トランプ、トランプ、またトランプ。


アメリカの友人たちからアメリカの将来を憂いながら届くメールも
トランプ、トランプ、またトランプ。

そんな中でも今朝開いたシアトルからのメールには
メイおばさんの心もとりわけ憂いに覆われました。

これからの世界を、これからの未来を担っていく若い人たちが
故国を離れてアメリカという国で理想を抱いて学ぶ若い人たちが
こんなに落胆しているのです。

I have got a bit emotional since Trump got elected. Here in Seattle, people are frustrated, angry, and weeping over his winning the election. I also distanced at least one friend because of their vocal support for Trump. I finally got to feel what is like to live in a deeply divisive society.

10年も前に一人っ子政策の中国を離れ、親元を離れ
頑張って、頑張ってアメリカの大学院で勉学を続けている
とても優秀な若者です。

彼女の夢は、アメリカの永住権を取って
二つの国の架け橋、そして世界の平和のために働くこと。
けれども今、理想に燃えていたはずの
メイおばさんのように小柄な彼女が、こんなことを書いてくるのです。

さくっと言えば

「シアトルでは今、たくさんの人たちがトランプの勝利に対し、怒り、嘆き、フラストレーションを抱えています。私自身もトランプを支持していた友人との間がぎくしゃくしています。深く分断された社会に住むということがどういうことなのかがやっとわかるようになりました。」

日本への飛行機に乗る私を朝早く迎えに来てくれて
空港までの車の中で未来を語る彼女の目の輝きを想いながら
メイおばさんは今、せつなくてたまりません。

そんな中でのヒラリーの敗北演説には心を揺さぶられます。
そして、レディー・ガガが発した言葉「LOVE TRUMPS HATE」の意味を
あきれるほどに取り違えた日本の一部のマスコミには
深い失望をしています。

ヒラリーとレディー・ガガのメッセージについてはまた次回!

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11月13日:キッチンワークの三種の神器
11月12日:レストランの感謝祭メニュー


国境の南 国境の北

2016-11-13 22:55:19 | アメリカ
日本から他の国々へ車に乗って陸路で行くなんて
ちょっと考えられません。
何しろ、私たちの国は良くも悪くも島国ですから。

けれども、ごぞんじアメリカでは
「トランプ大統領」がメキシコとの間に壁を作る!などと豪語したように
陸続きの国境があります。

メイおばさん、「South of the border」(国境の南)という
オールディーズのアメリカンソングが好きでしたよ。
フランク・シナトラやナット・キング・コールが歌っていました。

あの時代の曲らしく、単純なメロディーで
同じフレーズが何度もリフレインされます。

「South of the border
 Down Mexico way」

数えてみたら5回も!

「国境の南で恋に落ちた」
という、とてもエキゾチックで、ロマンチックな歌だったのに
今やアメリカとメキシコの国境が壁で封鎖されようとしています。

まさかとは思うものの、そうした考えが大きな声で世界中の人々に
届けられてしまったのですから
それだけだってとても悲しいことです。

ロマンチックでさえあった国境が
刑務所の檻のようなイメージになってしまいました。

メイおばさんのところには
この数日、たくさんの友達からアメリカの将来を案じるメールが
届いています。

たとえば、、、

「We have the impression that "President Trump" is a joke.
We feel like we will wake up soon and discover that it was just a nightmare.
Don’t you think so??
No one knows what to expect. It is like Brexit. 」

(『プレジデント・トランプ』はジョークのようです。早く目を覚まして、それが単に悪夢にすぎなかったのだと思いたい。
そうは思わない?
誰もこれから起きることの予想がつかない。まるで『Brexit』です。)

なんか気分が暗澹としてきます。
「Brexit」とはもちろんイギリスのEU離脱問題のこと。

ところで、アメリカにはもう一つ別の国との間に国境があります。
トランプ率いる母国に愛想をつかした人たちが
国境を越えてあちら側の人になるための情報を求めて
ネットでのアクセスが殺到しているとか。

メキシコが「国境の南」なら、こちらは「国境の北」です。
どこかと言えばカナダです。

シアトルの町なかには、こんなバスの停留所があります。


カナダのバンクーバー行きです。


メイおばさん、買い物に出かけた折などに
このバスを見ると、とっさに飛び乗りたくなるぐらい
バンクーバーは大好きな町です。

バンクーバーに暮らす友は、自分の車で南へと下がり
国境を越えてシアトルの我が家に泊まりに来ては
市場の美味しいパン屋さんで、パンをたくさん買って帰ったりします。
行きも帰りも3時間の快適なドライビングだそうです。

あちらからこちらへ来る時も
こちらからあちらへ戻る時も
とても幸せな気分になるそうです。

「国境」とは本来、そうあるべきものではないでしょうか。

ところで明日はスーパームーン。
満月としては68年ぶりの近さで、次に同じような距離の満月が見られるのは
なんと18年後の2034年頃だそうです。
どうか曇ったり雨になったりしませんように。

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「アメリカ」だった日

2016-11-10 00:08:12 | アメリカ

なんだか一日「アメリカ」だったみたいな日。
ヒラリーとトランプの刻々変わる状況には目が離せないし

結果は気になったけれども
選挙戦をフォローするのにも疲れてきて
ふらりと映画を見に行くことにしたのです。

とても気になっていた映画
どうしても見なければいけないような気になっていた「追憶」です。

「1944年、海岸線は血に染まり、1万を超える命を奪い去った。
 南太平洋パラオ諸島に浮かぶ美しき小さな島、ペリリュー島。
 忘却の彼方に浮かぶペリリュー島の記憶が、
 平和への思いを紡ぎ出す---------」

そんな紹介の、太平洋戦争のドキュメンタリー映画です。
ペリリューは南北9キロ、東西3キロの小島。
映画の紹介文にある「南太平洋」というのは間違いで
実際は北半球にあります。

この小さな南洋の島で
日米両軍の激戦が繰り広げられたのです。
約1万人の日本軍守備隊はほぼ全滅し
対するアメリカ側も1600人が戦死しました。

この島とメイおばさんとの繋がりについては
いずれ書くこともあると思いますが
今日のメイおばさんは映画を見ながらもまた
アメリカと対峙していました。

思いを整理できたらまた書くつもりですが
とにかく今日は「アメリカの日」でした。

片足の先っちょぐらいはすでにアメリカに突っ込んでいて
いえ、3分の1ぐらいはアメリカ人かもしれないのに
それなのに、いえだからこそ?
トランプ新大統領のアメリカにも
70年も前の日本とアメリカの戦いにも
心がちくちく痛むのです。

困ったもんです。


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2017年のカレンダーがまた素敵!@Paper Source

2016-09-13 23:24:57 | アメリカ
まだ9月も半ばだというのに
スーパーの店先にはもうカボチャが積まれています。


一歩中へ入ったコーナーもカボチャです。


ドラッグストアの棚もこんなグッズが占めています。


ハロウィンはまだ1月半以上も先だというのに、、、、

けれども、気の早さと言ったらこれには叶いません。
毎年、楽しみにしている「Paper Source」のカレンダーです。


2017年版がもうずいぶん前から並んでいます。


そしてメイおばさん、今年もまた日本の娘のためにひとつ購入しました。


このカレンダーの優れたところは
まず第一にそのイラストのセンスの良さ。


そして第二に、月が終わればそのページを切り取って
いろいろな物ができるように作られていること。
しおり、封筒、箱、タグ、ファイルフォルダー、、、、、、、


お値段は29ドル95セント(約3千円)となかなかの強気ですけれど
3千円で1年間も楽しめる上に
終わった後にただ破り捨てるのではなく
楽しい工作が12回もできるんですから
その価値は十分にあると思います。

メイおばさん、毎年、「う~ん、来年のベスト5はどれかなあ~」
とばかりに図柄を楽しみます。

ちなみに2017年の私的ベストファイブは

1.2月のイルカ


2.表紙にもなっている1月のオレンジ


3.7月の貝


4.3月のオウム


5.8月のフラミンゴ


かしら、、、、、

もう少し乙女らしくなればいいものを
なぜかいつも動物系が幅を利かせます(笑)。

とはいえ、2017年のカレンダーなんて
ねえ、ちょっと焦りませんか?

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