ものをうる部署にいると、何かを買うとき、そのからくりが知りたくなる。
「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」は前に読んだ。
あ、そういうことだったのか。と、思った。
そこまで深いからくりじゃないけど、つれづれと・・・。
★めがねやさんの利益率★
地球儀くんに紹介され、とあるめがね屋さんを訪れた。
裸眼で0.03から0.05くらいのド近眼のMEGUmama、通常はコンタクト
で過ごすも、最近のコンタクト着用が長時間過ぎて結膜炎になった。
MEGUmamaのめがね、壮を出産するとき用に購入したもの。
当時4万円、しかも薄くするお金をけちってこの価格。
かけると頭痛のするめがね。だめだ・・・。買い換えようと思いつつ、
時間がたってしまった。
紹介されためがね屋さんは、ビジネス街の大通りに沿った店構え。
割引券をもらい、いくらになるか計算してもらうと、13,000円。まあ。
なんとういうことでしょう・・・・。やすっ。
レンズを薄くする料金込。
店主のおじさんに、聞いた。
「なんでそんなに、安いの?」「もうかるの?そんなんで!」
「前のめがね、4万円したよ。」
店主「4万円のうち、3万円が、めがね屋さんの利益になってるの。」
「うちは、とにかく、利益をけずってる。一度作ったお客さんで、神戸に
引っ越した人から、メーカーと型番を指定して、ネットで申し込みして
きた人もいる。」「それでも安いんだもんね」
「そのかわり、一ヶ月で100個売ってます!」
MEGUmama「ひゃっこ・・・、なるほどー。1個で平均1万の利益で月100万。
きっと単価平均はもう少し低いか、でもな、テナント料結構すると思うけど。」
そのほか、季節変動があるかも聞いてみた。
7月12月が売れるって。ボーナス時期だから。
なるほどー。
乱視が入ってるとはじめていわれた~。
でも程度の軽い乱視は、通常の近視用レンズと同額。
めがね屋さんで「乱視なので +プラス何円、という加算方式」は、単なる
めがねやさんの利益になっているにすぎない。
「弐万円堂で買っても、4万円した、四万円堂だっつうの」
とは、我が義母しーちゃんのネタであるが・・・。
へぇ。
ずいぶん今までぼったくられてきた感じ。
コンタクトだって、あんなもん、5万もするはずがない。
使い捨てレンズの価格+αで作れるはずだもんね。
いろんな経費が、くっついてんだろう。
★車屋さんの営業ノルマ★1年半前の話。
とあるディーラの営業マン(Mさん)が営業にやってきた。
MEGUmama「うちの車、リースアップまでまだ2年なので結構です。」
繰り返すこと10回(?)ほど
1年経過
「そろそろ新車、考え始めるか~、まあ話でもききましょう」(家へ案内)
↑
ここでもう「売れること決定」なのだそうな(Mさん後日談)
リース会社の下取り査定、30万。
Mさん「今売るなら、50万で買い取る」
MEGUmama「ひゃー。まだ何ヶ月かリース残。でもね、割ひいてもお得だな」
何ヶ月かかけてじっくり検討しようと思っていたのにぃ。
営業マンにとっては「楽勝の客」である。
車種でもめた。パパと。
MEGUmama「でさ、Mさんはどっちを売りたいわけ?」
Mさん「どっちでも。利益率ではなく、売った台数が成績になるので」
一人月3台のノルマだそうな。
うーん、大変そう。
★メディアmix★
メディアミックス(意味はリンク参照)
ポケモンのメディアミックス(少々古い言葉だが)に驚かされた。
去年、ポケモンにはまった壮を、映画に連れて行くべく、前売り券をかった。
映画鑑賞券の他に、「引換券」なるものがついている。「なんだこれ」
どういうことか調べてみると、この「引換券」と、ゲームボーイアドバンス本体と、ポケモンの
ゲームソフトを大型ショッピングセンターに持ってゆくと、なんと、通常ソフトを買っただけでは手に
入らないキャラクター(映画の主人公となるキャラ)をインストールしてくれて、そのキャラが
ゲームにでてくる、という仕組み。「へえ」
もちろん今年は、DSとDSソフト。
・映画前売り券購入率があがる(上映期間をのがして見そびれるユーザを逃さない)
・ゲームソフトの売り上げ増
・ゲーム機本体の購入きっかけになる(夏休みだしぃ)
・大型ショッピングセンターの宣伝および売り上げ増
少子化が叫ばれる中、おもちゃ業界は、一人あたりの単価をあげることに必死。
これは効果あるんじゃない?
でも、ポケモンファン層ってかなり年齢ひくいから、親がかくしてる「潜在ユーザ」も多いはず。
私ならもう一歩すすみ、大型ショッピングセンターで、引き替えに来たお客さんしかつか
えない割引カードを配布して、そのお客の「層」と、購入履歴でマーケティング情報にする
なあ、とか考えたりして。仕組み作るコスト>マーケティング情報の価値 でNGかな。
こういう企画考えるのっておもしろそ。
そして不要な「引換券」はオークションで売られ、取引されている。
オークション会社儲ける。
前売り券購入ユーザは、映画を(前売り金額-オークション落札金額)で観ることができる。
ぐるぐる回ってる~。
オークションってすごいシステムだと思う。
オークションシステム会社は儲かるし、いろんな価値は産み出している。有効利用にもなる。
でも見方を変えると、このシステムが、今まで常識であった「購入する」という流れにおける
登場人物をがらりと変えてしまった。日本の高度成長期には考えられない、ゆがんだ構造
が、日本経済停滞の全てではけしてないが一部を担ってきたと思う。・・というと大げさかな。
あったまいい出品者っているよねー。
あー、ながくなっちゃった!
なんか「オイシイ」ことないかな~。